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初診料と再診料も変更?令和元年10月から消費税増税で改定

この記事は約 10 分で読めます。

初診料と再診料の点数

 

医療事務の勉強を始められているあなたなら、診療報酬点数といえばお分かりになると思います。

 

診察代の計算や保険請求をするときに算定する点数。

日本全国で統一されている診療行為の点数です。

 

通常は2年に1回、改定があり4月からの変更となります。

医療事務の資格を取ろうと学習していると、常に最新の点数を意識していくことになるでしょう。

 

途中で変わったことがあると、厚生労働省のホームページで確認できますが、けっこう細かいです。

 

私のように個人病院で勤めていて感じるのですが、次の改定までそんなに点数が変わるというのはありません。

2年に1度、改定前に説明会で聞いてくるくらいです。

 

ところが、今日、通達により初診料と再診料の点数が変更ということを知りました。

次の診療報酬点数の改定年度は、令和2年4月からのはずが・・。

 

これは、令和元年10月からの増税の影響でしょうね。

 

ということで、本日は、小さな医院で働く医療事務にも影響のある点数について、もう少しだけ詳しく書いてみます。

 

 

 

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消費税増税は、医療業界にも関係する?

 

先月8月のミーティングで、令和元年10月からの消費税についての話しがありました。

自由診療にあたる自費の金額には、消費税があがって値段を変更するのか?ということについてです。

 

たとえば、診断書料というものは病院によって金額が違います。

うちでは、2000円の消費税8%で、2160円。

 

これを10月より、10%の消費税で2200円に訂正するのかという確認です。

もちろん、これは当然そうなるでしょうとのことでした。

 

では、インフルエンザのようなワクチンについて。

これは、もともとのワクチンの値段が10月から変わるのか?

 

そもそも、薬剤の値段である薬価も変更になるか?という疑問がありました。

 

なぜなら、診療報酬点数や薬価基準点数は、2年に1回の改訂。

いつも2年おきの4月から、大きく変わっていくものだったからです。

 

で、そのときは薬価は令和2年の4月からの変更だろうなんて、勝手に思っていました(^▽^;)

 

10月からしてみれば、来年の4月は半年後で、あっという間に又、改定の時期になるしね。

 

まだ、何の通達もないし、きっと変更はないのでは?と・・。

 

ところが、2週間ほど前に、薬の卸会社の担当者に聞くと、薬価改正あります!という返事。

 

えぇっー Σ(・ω・ノ)ノ!

こんなギリギリに、何の通達もなしに?と、少々びっくりしました。

 

ひょっとしたら、次の来年4月には薬価改正がないのでは?という噂までも・・。

これは定かではありませんが・・(^^;)

 

消費税が上がるというのは、仕入れ価格が上がるということ。

でも、薬価が改定で下がると、消費税が2%上がっても、今とトントンの金額になるかも・・という想像もできます。

 

まぁ、うちの医院は院外処方なので、薬価に関してはそう影響はなさそうですが・・。

 

これが、診療報酬点数となると話しは違ってきます。

 

 

初診料と再診料が変更?10月なのに・・

 

先日、調剤薬局で「10月から薬価改正があるようで、薬局さんも大変ですね~」と話したとき。

 

「今度、調剤基本料も変更になるのですよ~」と言われました。

 

んん??

これ、ひょっとして、うちも何かしら診療報酬点数が変更になるかも・・って。

感じちゃいましたねー。

 

でも、言ってももう9月半ば。

何の通達もないし、薬価改正と薬局に関することだけかも・・と。

 

なので、診療報酬点数の改定も今回はないのだろうと考えていました。

 

 

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ところが、本日、保険医協会の新聞を院長が持ってこられたのです。

 

あっちゃ~~(>_<)

初診料と再診料の改定があるではないですかぁ~~。

 

なんという遅い通達、お知らせ事項。

もうちょっと早く知らせて欲しいですよねー。

 

なんて思いながら、よくよく考えたらこういった細かい改定事項は、厚生労働省のホームページに書かれてあるのですよね(^▽^;)

 

もう、すでに何らかの改定があると8月12日に決まっていたようでした。

 

それなら、もっと大々的に声を上げてよ~、通知してよ~と思った私(;´∀`)

 

エッ!私が知らなかっただけ?

情報収集の不足?

 

増税なんて他人事のように思っていたから?

厚生労働省のホームページを見なさい!!ということですよね(^^;)

 

まぁ、何にしても、本日、当医院にもお知らせがありました。

 

初診料は、現在の282点から288点。

再診料は、72点から73点。

 

ベット数200床以上の大きな病院の再診料である、外来診療料73点から74点。

 

他にも、医学管理・在宅医療・入院の関する点など、の改定があります。

歯科や調剤薬局でも、少し変更ありです。

 

うちは個人の小さい病院なので、初診料と再診料の部分だけとなっています。

 

初診料+6点、再診料+1点。

時間外や夜間・早朝加算などの加算点は変更がないので、それぞれ6点・1点といった点数が増えた感じです。

 

例で挙げると、夕方6時半に初診で来られた患者さんは、初診料288点+夜間・早朝加算50点で338点となります。

 

ちなみに、現在では282点+50点で332点です。

単純に初診料は6点増え、再診料は1点増えたと覚えておきましょう。

 

患者さんからも、金額がいつもと違う?と聞かれるかもしれませんからね。

 

あとは、薬局で支払う金額も変わるでしょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

医療事務をめざされているあなたも、私のように現役の事務員さんにも、参考になりましたでしょうか。

 

速報と言いたいところでしたが、厚生労働省のホームページでは8月の中旬あたりから書かれてあった情報でした(/ω\)

 

前回の5%から8%への増税のときは、ちょうど4月。

当たり前のように診療報酬点数の2年ごとの改定がありました。

なんの迷いもなく、点数の変更に対応。

 

今回、令和元年10月では、令和2年の4月まで変更なしで据え置きなんて思っていて、リサーチもしていなかったりでした(;´д`)

 

通達の方も遅いような気もしますが、診療報酬点数の改定はあります。

 

今回は、うちの医院に関係する初診料と再診料についてだけ、点数を書きました。

 

大きな病院に関しては、入院に関する点数の変更にも気を付けましょう。

 

初診料288点、再診料73点。

薬価点数も変更があり、調剤薬局での点数も少し改定されています。

 

初診料+6点、再診料+1点。

医療事務の資格取得に向けて、頑張っておられるあなたも覚えておいてください。

 

最新の点数はチェックですよ。

令和元年10月からは、消費税引き上げに伴う診療報酬点数の改定が一部あります。

 

患者さんからのお問い合わせには、きっちり対応していきましょうね。

 

なお、次の診療報酬点数の改定は令和2年4月です。