医療事務が点数を重要視するわけとは?診療報酬の概要と解釈

医療事務と点数、、、点数って何?

医療事務員本人が査定された点数?

医療事務に何点くらい適応しているか採点?(笑)

そんなわけないですよね(^^;)

 

では、点数とはいったい何なのでしょう。

・医療事務をめざそうかなと思われているあなた
・医療事務に興味を持たれたあなた

そんなあなたへ、点数との関わり・解釈、どんな関係があるのかなど、点数にまつわる情報を下記の別ページにまとめてみました。

 

 

そもそも、医療事務の窓口業務って、患者さんの受付と診察代の清算が主な仕事だと思っておられませんか。

ある意味、接客に近い業務だと・・。

 

たしかに患者さんの応対は、接遇が重視されるようにサービス業に近い部分もあります。

医療機関の顔ともいわれる窓口の医療事務員の対応は、その病院の第一印象として残るものだからです。

 

ただ、医療事務の仕事は窓口業務だけではありません。

アッ!

医療事務の仕事内容が気になるあなたは、別のカテゴリーで業務についても書いていますので、そちらをご覧下さいね。

 

すみません(^^;)

元にもどりますよ。

 

医療事務は患者さんへの応対だけではなく、医療費の計算という重要な仕事があるのです。

医療機関の収入、この計算・請求業務に点数が関わってくるというわけ!

 

点数と一言でいってますが、実はこれ『診療点数』や『診療報酬点数』、『薬価基準点数』のことです。

まぁ仕事中、普段も「点数」と略していっていますが・・。

 

診療点数や診療報酬点数は、医療機関でのすべての医療行為に対する点数。

薬価基準点数では、薬や注射の値段が決まっていて、それを点数に換算します。

 

医科・歯科・調剤と点数は3種類にわかれていて、それぞれに診療報酬点数表というものが存在。

医科の診療報酬点数表は、どの医療機関にもあるでしょうが、これけっこう分厚くて重いのです。

そりゃそうですよね。

どれだけの医療行為があるのか・・ってことですもんね(^▽^;)

 

全国どこの医療機関でも、診察代はこの診療報酬点数表によって料金化されています。

 

医療事務の勉強を始めようかな~、資格でも取ろうかな~と思われているあなたにも、この診療報酬点数表は必須の本です。

この点数が、患者さんからもらう診察代や医療機関の収入となる医療費を計算する時に必要なのですから。

 

とはいえ、大きな声では言えませんが、この診療報酬点数表見にくいのですよね~(笑)

・いろいろと細かすぎるから
・医療用語や文章が難しいから
・一つの医療行為項目に対して注釈が長いから

どの理由からか、詳しく書かれてある診療報酬点数表を読み込むことは簡単ではありません。

 

普段は、勤務地での通常業務で考えられる医療行為はだいたい一定しています。

特に個人の医院では、入院して手術などということもないですから。

 

医療行為に対する項目の点数を料金化するだけ。

ただ突然聞いたこともない検査や処置なんかが出てくると慌てます(^^;)

 

まぁ、現在ではほとんどの医療機関が、電子カルテやレセプトコンピューターを使っていると思うので、点数自体はわりとすぐにわかりますが・・。

 

それなら、診療報酬点数表は必要ないのでは?なんて思いましたか。

たしかに、点数自体はコンピューターに項目を入力すれば分かるかもしれません。

 

ですが、どの医療行為の項目をインプットするのか、その検査は全て点数として取れるのか、細かいルールがあるのですね。

何でもかんでも入力して料金化するわけではないのです。

 

点数には同時に入力してはいけないという項目があります。

そこで、診療報酬点数表の登場です。

 

医療事務がよく読んで判断し、取れる点数・取ってはいけない点数を考えなければなりません。

点数をしっかり把握しておかないと、患者さんへの請求金額も変わります。

診療報酬明細書(レセプト)という請求書も戻ってきます。

 

医療事務と点数との関係は、一般事務にはない深いものです。

点数とは、診察・診療をお金にかえる時に必要なものといえるでしょう。

 

初めて行った医療機関が大きな病院か、入院設備のない小さいクリニックかによっても変わる項目。

細かいルールのある点数。

 

このあたりも、下記の記事一覧で点数の概要として書いています。

気になる点数の取り方、診察代の計算方法、料金についてもわかるように・・。

あなたの知りたい点数に関わることを探してくださいね。

 

なにせ、2年に1度の改正で変更されることもある診療報酬点数。

現役であったとしてもチェックしなくてはいけません。

 

・医療事務かけ出しのあなた
・私のようにもう何十年も医療事務員として勤務しているあなた

そんなあなたにとっても、変更された項目で分からないことや新設された点数など、いろいろ情報は欲しいものです。

 

実は、私もけっこうインターネット上の医療事務員さんのブログなどで「なるほど~~」と思うことがあります。

 

いち早く情報を書いて下さっている方に対しては、ほんと有難いものです。

 

このサイト「ハーティジム」でも、点数の概要・変更点の情報など、あなたに役立つよう点数にまつわることを更新していきますね。

 

医療事務の点数の取り方について

臨時的取り扱いのその79。250・147点についての更新

臨時的取り扱いのその79が発出されて、コロナ疑い患者外来加算250点と陽性患者への電話再診料147点が延長になっています。算定期限が10月いっぱいまででしたが、それぞれ変更となっています。臨時的取り扱いのその79はちょっとややこしいので解説します。
医療事務の点数の取り方について

マイナ保険証の加算を見直し。患者負担が増えたことに批判?

マイナ保険証の加算を見直しをすると厚生労働省が発表しました。令和4年の診療報酬点数改定で、今までの保険証でもカードでも患者さんの負担が増えるという批判もあったでしょう。そりゃマイナ保険証の加算の見直しを希望しますよね。どのような変更なのでしょうか。
医療事務の点数の取り方について

オンライン資格確認の加算はどんな時にする?算定要件の確認

オンライン資格確認の加算が令和4年の診療報酬点数改定により算定できます。導入している医療機関への受診では、患者さんの立場からすると疑問に思うことがあるはず。取り入れていないとしても、オンライン資格確認の加算のしくみを医療事務も理解しておきましょう。
医療事務の点数の取り方について

外来感染対策向上加算を診療所で算定する?令和4年の新点数

外来感染対策向上加算を診療所で算定するのかしないのか?な~んて考える医療事務の私。算定要件についてもハードルが高そうだし、外来感染対策向上加算を診療所で取るには届出も必要です。令和4年の診療報酬点数改定による新設の項目なので考えてみたいと思います。
医療事務の点数の取り方について

二類感染症患者入院診療加算の算定要件。臨時的取扱いとは?

二類感染症患者入院診療加算の算定要件がわかりづらかったのでまとめてみます。先日、救急医療管理加算について記事にしたのですが、またもや診療所でも取れそうな点数を取りこぼしていました。二類感染症患者入院診療加算の算定要件とは?臨時的取扱いを書きます。
医療事務の点数の取り方について

コロナ特例の救急医療管理加算。診療所でも算定できる点数?

コロナ特例の救急医療管理加算って知っていますか。昨年からあったのですが、病院などの入院設備のある場合だけだと思っていました。うちのような病床のない診療所でもコロナ特例の救急医療管理加算が算定できるとわかったので、どのような点数なのか書いてみます。
医療事務の点数の取り方について

外来迅速検体検査加算はどういう時に取れる?算定漏れに注意

外来迅速検体検査加算はどういう時に取れるのか、悩むことはありませんか。小さな医院でも、院内に機器があって当日に結果を患者さんへ伝えることができれば可能です。外来迅速検体検査加算はどういう時に算定できるのか、請求漏れにならないよう詳しくみていきます。
医療事務の点数の取り方について

在宅自己注射指導管理料の回数の考え方。月末から始めたとき

在宅自己注射指導管理料の回数の考え方についてみていきます。当たり前のように算定していますが、現役の医療事務でも点数本の通知だけでは理解していないかもしれません。在宅自己注射指導管理料の回数の考え方は、医師が使用指示した実施頻度により決まっています。
医療事務の点数の取り方について

在宅酸素の管理料について。診療報酬点数による費用としくみ

在宅酸素の管理料について、医療事務が算定する診療報酬点数をみていこうと思います。初めての導入のとき、患者さんから費用についても質問されるかもしれません。在宅酸素の管理料は保険適用なのか、病名やレセプトのコメント、そのしくみに関しても書いてみます。
医療事務の点数の取り方について

腫瘍マーカーの算定について。ミスしやすい保険請求の注意点

腫瘍マーカーの算定はミスしやすい項目の一つです。医療事務の資格取得のために学習を始めた頃には、難しい問題だと思います。現役でも間違いやすい腫瘍マーカーの算定方法。うっかりすると、レセプトの査定対象にもなります。今回は保険請求の注意点をみていきます。