医療事務って聞くと、医療機関で働いている事務員を連想しませんか。
私が一番身近に感じていたのが、町のお医者さんともいわれる地域に根付いた小さな医院の受付事務員さん。
私の場合は、入院設備の整っている大きな病院へ、あまり行ったことがなかったということもあるからですが・・(^▽^;)
医療事務とは、まぁ病院の受付のお姉さんというイメージでした。
あ~、すみません・・うちの医院では受付のおばちゃんといった方が良いです(笑)
ですが、医療事務とは病院で働く人ばかりのことをいうわけではありません。
大きい病院、入院施設を持たない小さな医院、歯科医院、調剤薬局、介護施設。
ここでは詳しい説明は省きますが、審査支払機関・企業の社会健康保険組合や自治体の国民健康保険組合・レセプト(診療報酬明細書)請求の請負業者など。
さまざまな場所で、医療事務が活躍できるのですね。
医療保険や介護保険の制度がある中で、その請求業務に携わる事務を「医療事務」とまとめて呼んでいると、私は解釈しています。
医療事務とは?というと、医療機関で働いている人といわれますが、私はもっと広い意味で、調剤薬局事務も介護事務も含めて、その総称だと思っているのです。
なので、この『ハーティジム』サイトでは、調剤薬局事務や介護事務についても書いていますよ。
ここ「医療事務と調剤薬局事務について」というカテゴリーでは、主に調剤薬局事務について、下記の記事一覧でまとめてみました。
病院などで働く医療事務と調剤薬局で仕事をする事務との違いが、きっとご理解できるはずです。
調剤薬局で働きたいなぁ~と思われるあなたは、ぜひ参考にして下さい。
それにしても、最近は至るところに薬局ってあるなぁ~と思いませんか。
ドラッグストアは同じ医薬品などを売っているお店ではあるのですが、調剤薬局とは違います。
中には、ドラッグストア内に、一部調剤薬局を設けているところもありますが・・。
ちなみに、薬を販売している店ってたくさんありますが、医師の処方箋を薬剤師が調剤する店舗には「薬局」と名称がついています。
「薬店」や「ドラッグストア」という店舗には、薬剤師はいないかもしれませんね。
そもそも処方箋を受け取る窓口がないでしょう。
調剤薬局とは、医療機関が発行した処方箋に従って薬を出すところ。
調剤薬局の医療事務は、患者さんから処方箋を受け取り、入力・会計をします。
薬を作ったり出したりするのは、薬剤師です。
調剤薬局事務は、薬剤師のサポート役。
私は小さい医院に勤めている医療事務なので、医師のサポート役といえます。
調剤薬局は、医薬分業といわれるシステムが行われるようになった昔からあるのですが、なかなか浸透しなかったのです。
医薬分業とは、先ほどの話しとも重複しますが、患者さんを診察した医師が薬の処方箋を発行し、別の場所で薬剤師が処方箋に基づいた薬を調剤すること。
50年以上も前からのしくみだということですが、私の中では20年ぐらい前からチラホラ見かけたような気がしています。
うちの医院が院外処方箋になったのも、15年ぐらい前からだったという記憶・・(^^;)
勤め始めた頃は院内処方で、受付の奥の方には薬がたくさんあったものです。
ということは、私は医院の医療事務と調剤薬局事務を兼ねていたということになるのかも。
なんて・・(^▽^;)
そんなことはないです~。
このあたりは医療機関と調剤薬局の精算の仕方、請求書の作り方などが違ってくるからです。
・薬を調剤して精算するという作業自体は同じ
・薬の値段が日本全国どこでも同じ
それでも、私達が病気になって診察を受けた時。
処方された薬を、病院内でもらうのと調剤薬局に処方箋を出してもらうのでは、支払う金額が違うことからもわかります。
例えば、同じ血圧の薬を院内と院外で、どちらも初診という設定でもらったとします。
①診察後の診療代、院内の窓口で薬をもらった全金額。
②診察後の診療代と、院外処方箋を持って調剤薬局で支払った薬代の合計額。
①と②は同じではありません。
②の方が高いのです。
このように、院内で薬を出してもらう方がお得ともいえます。
でも、これにはメリットやデメリットもあるのです。
このあたりのことも含めて、下記の別ページでは調剤薬局事務について書いています。
調剤薬局では調剤だけを算定するという業務になるということ。
ドラッグストアのように店舗である調剤薬局は、接客業務が多くなるということ。
医院の医療事務との仕事内容の違いなど、それぞれ下記の記事でまとめてみました。
私は、医院の医療事務一筋で、調剤薬局事務の経験はありません。
ですが、近くの調剤薬局の薬剤師と親しくさせてもらっています。
お互い、情報交換しながら相談し合い、行き来している仲です。
患者さんのために・・という思いは同じですから。
調剤薬局事務についても分かることがあります。
調剤薬局事務に興味があるな~と思われているあなたの、何かひとつでも参考になれば嬉しいです(*^^*)