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ジェネリックやオーソライズドって何?医療事務は覚えるの?

この記事は約 9 分で読めます。

ジェネリックとオーソライズドジェネリック

 

最近テレビのコマーシャルでもよく見かける「ジェネリック医薬品」。

 

あなたが加入している保険組合の団体からも、時々お知らせがきていませんか。

ジェネリックに変更したら・・みたいな感じで。

 

患者さんからも「ジェネリックでお願いします」という声があったりもします。

 

何のことだかわからなくても、なんとなく薬代が安くなるという感じですもんね。

 

私も、患者として医療機関にかかるとき、ジェネリック医薬品で良いかなーと思うときはあります。

 

変更してもらうように言ったり、ジェネリック医薬品ではない方が良いということもあるので、私はいろいろです。

 

でも、これ、患者さんから質問されたり聞かれたりしたら、どうしましょう(笑)

 

少なくとも、ジェネリックとオーソライズドの違いやどういう意味なのかぐらいは理解しておいた方が良いでしょうね(^▽^;)

 

医師や薬剤師でもないのだから、薬自体の説明やオススメはできませんが、医療の現場にいるのですから知っておいて損はないです。

 

 

今日は、ジェネリックとオーソライズドについて、これくらいは覚えておいた方が良いと、私が思うことを書いてみます。

 

 

 

 

 

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ジェネリックとオーソライズドの意味とは

 

医療事務として働いて20年以上もの間。

 

ジェネリックなんて言葉、広く浸透してきたのってそんな昔ではありませんよね。

つい最近って感じ(^^;)

 

医療事務になりたての頃は、全然、知らなかったですから・・。

 

 

ジェネリック医薬品

 

そもそも、ジェネリックとはどういう意味なのでしょう。

 

英語でいうと「一般的な」とか「普及した」とかいう意味。

ジェネリック医薬品とは、後発医薬品といわれるものです。

 

後発品があるのだから、その逆の先発医薬品もあるはず。

 

はい!

もちろんありますよ。

 

先に開発されて販売されている薬。

新薬が先発医薬品です。

 

新しい薬が開発されるのって、研究している頃から長い年月をかけて、すごい費用もかかって作られているって、なんとなく分かりますよね。

 

新薬を作るのは大変!って、簡単に解釈している私ですが(笑)

その新薬を開発した会社は、特許というもので守られています。

 

ちょっと・・これは息子から聞いた話しなのですが・・。

薬の特許には「物質特許」「用途特許」「製剤特許」「製法特許」とあるらしいです。

 

莫大な金額と年月がかかっているのですから、真似されたらたまったもんじゃないですよね~。

 

ですが、この「物質特許」が切れると、他のメーカーは同じ有効成分でお安いジェネリック医薬品を発売できます。

 

それぞれのこの守られている特許期間が終了すると、有効成分や製法は真似できるようになるのです。

 

厚生労働省の承認があれば、同じような薬を製造して販売しても良いわけ。

新薬から作ることを考えると、コストもかからないですもんね。

 

この安価な薬がジェネリック医薬品(後発品)。

 

私も、患者さんに話すときに「有効な成分は同じで、いつもの先発品より値段が安くなりますよ」と言っています。

 

新薬と違って、莫大な費用を投資して長年かけて作った薬ではない分、ジェネリックの方が安くなるのはおわかりですね。

 

 

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オーソライズドジェネリック?

 

では、オーソライズドとはいったい何のことでしょうか。

 

これも、実はジェネリック医薬品のこと。

オーソライズドジェネリックといい、先ほどのジェネリック医薬品とは区別されています。

 

なぜなら、ジェネリック医薬品と言われても先発品と同じだからです。

「物質特許」だけではなく全ての特許を保持したままの薬剤なのですから・・。

 

簡単にいえば、先発品のパッケージを変えて後発品にしたようなもの。

後発品と呼ばれる部類の薬といっても、もう先発品そのものですから。

 

ただ、ジェネリック医薬品になると随分安くなるというほどの金額にはならないようです。

そこまで安くはなりませんが、先発品と比べると充分な差だと思います。

 

 

うちのスタッフは、AGと言ってます。

患者さんにしてみれば、後発品なのに先発品と一緒なら、それが良いよね~といった感じ。

 

でも、全ての薬にAGがあるわけではないので、医師や薬剤師に聞いてみましょう。

 

私もオーソライズドがあるときは、AGにして下さいと言ってます(^^)

抗生剤で「クラビット」や「メイアクト」などもAGで。

 

 

以前、唇にヘルペスができたとき、治療薬が高いと知っていたのですが、AGがあると知って安かったのを覚えています。

 

「バルトレックス」という薬剤のAG。

思ったより、薬代は節約できました。

 

アッ!

決して、私はジェネリックをオススメしているわけでありませんよ(^^;)

一つの選択肢として考えてください。

 

 

ジェネリックとオーソライズドジェネリックの違い

 

まとめ

 

ジェネリック医薬品とオーソライズドの違い、お分かりいただけましたでしょうか。

 

医薬品には、一般用医薬品といわれる薬局で売られるものと、医療用医薬品という医療機関で医師が処方する薬があります。

 

その医療用医薬品の中に、先発と後発があるのです。

 

後発医薬品がジェネリック医薬品と呼ばれているもの。

先発品の特許期間が終了して、同じ有効成分で低価格で手に入る薬です。

 

同じジェネリック医薬品の中でも、有効成分だけではなく添加物や製造方法まで、先発品と同じといえるものがオーソライズド。

値段も後発医薬品なみに近く安いです。

 

どの薬にしても、あなたに合うか合わないか、副作用がないか、見極めなくてはいけませんよね。

 

患者さんによっては、ジェネリックが合わなくて、先発品に戻してくださいといわれる人もいます。

 

医療事務として、ジェネリックとオーソライズドの違いくらいは知っておいた方が良いでしょう。

 

薬の効能を覚える必要はないと思いますが・・(^^;)

実は、ジェネリック医薬品の薬名は長ったらしくて、覚えきれない私です(^▽^;)

 

調剤薬局の医療事務だったら、もっとしっかり勉強しているでしょうけど・・。