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・医療事務に興味を持たれたあなた
・医療事務として働いてみたいとお考えのあなた
医療機関で働く事務員を見て、きっと給料も高いんだろうな~と思っておられませんか。
勉強して資格も取得し、頑張って医療事務となったあかつきには・・。
将来、安定した収入で生活ができるのかも・・なんて想像したりね。
医療系と聞くと、なんとなく難しそうで、お給料はけっこうもらっているよね~という高収入のイメージを持たれているかもしれません。
事務といえども、一般の事務より専門的だし。
医療についての仕事なんだから高給でしょ?
そんな声も聞こえてきそうですね。
今日は、そんな医療事務が高収入は望めるの?ということについてお話しします。
実際、医療事務歴20年の私の年収は上がっていってるの?
そんなこともちょっぴり暴露しちゃったり(笑)
気になる医療事務の給料について、あなたの参考にしてくださいね。
医療事務は高収入だよね?と思うあなたへ
はい!
結論から言いますと・・、医療事務は人気の職業ともいわれる割りには、高収入ではありません。
看護師や薬剤師のように国家資格でもないですから(^▽^;)
病院などで働く医療系の職業は、けっこうな給料がもらえていると思われがち。
それでも、将来的には高収入につながるのが医療事務ではないの?っと思っておられませんか。
勤め始めた頃は安い給料でも、長年キャリアを積むと明るい未来があると・・。
資格があるから給料が良い?
先ほども書きましたが、医療事務は国家資格ではありません。
専門的な業務ではありますが、資格がなくても働くことはできます。
もっというと、昔、高校生がアルバイトで受付窓口を担当していたとか。
窓口業務だけを、バイトで募集していた小さな医院を私は知っています。
本来の医療事務という専門的な仕事ではないでしょうけどね。
レセプト(診療報酬明細書)作成や点検というのが、医療事務の要の仕事ですから。
そんな聞いたこともないレセプトに関する仕事なら、国家資格でなくても高給なんでしょう?と思われるかもしれません。
私も以前「お給料、たくさんもらっているんでしょう」と、近所の年上のおばさんから言われたことがあります。
病院で働いているというだけで、高収入だと思われているみたいです(笑)
きっと医療の知識が豊富で凄い!と勘違いされているだけでしょう。
働く場所での違い
求人広告などで見ても分かると思いますが、実際のところ月収15万~20万円ぐらいですよ。
これって高収入でしょうか(^▽^;)
初任給も最終学歴が高校卒か大学卒かによって違うし、男性か女性かの違いでも年収は変わってきます。
勤務先の医療機関によっても、待遇は違います。
・大きな総合病院
・開業医などの小さな医院
・歯科医院
・調剤薬局
・介護施設
大学病院などのように大きな医療機関では、正社員ともなると年々昇給もあるでしょうし、ボーナスもきっちりあります。
学生を卒業して正社員で大きな病院に勤めた場合、安定した月収で、能力や年齢とともに年収も上がっていくでしょう。
でも、この大病院の正社員。
最近では求人も少なく、ほぼ募集は派遣社員です。
長年勤めて、管理職や事務長クラスになるとそこそこの年収にはなるでしょうが・・。
女性が結婚・出産を経て、再就職をするのに医療事務を選んだ場合、なかなか高収入とまではいかないと思います。
大病院では派遣が多く、私のような小さな医院で働くと、そもそも昇給なんてわずかです。
下手すると、昇給どころかボーナスがないというクリニックもあります。
年収にすると、大きな病院では約250万円~350万円といったところでしょう。
長く勤務していくと、徐々に年収も増えていきます。
でも、小さな医院は年収250万~300万円ほど。
何年経っても、年収はそう増えていかないという気がします。
貯金ができるくらいの年収?
私も、小さい医院で20年も働いていますが、高収入には程遠いです。
年収アップなんて、ほとんどありません。
日々の生活だけでキツキツ(笑)
貯金ができるほどの収入とはいえないのです。
大学病院で20年も働いていたら、それなりの年収になっていたのかな~なんて思うことがあります(^▽^;)
まぁ、高卒の私は大学病院には勤められませんでしたが・・。
30代で再就職しようものなら、ほぼ派遣の求人なので安定した高収入ではないです(^^;)
あなたが正社員希望なら、個人の医院になるでしょう。
やっぱり、医療事務は高収入というわけにはいかないようです。
よっぽど節約でもして切り詰めて、コツコツ貯金をしていかなくてはならないわけ。
もちろん、私のように贅沢もせず質素に過ごせば、一人暮らしはできます。
医療事務の一人暮らしにご興味のあるあなたは
「医療事務で一人暮らしはできる?安い給料だといわれる手取り」
をお読みくださいね。
悲しいかな・・(T_T)、医療事務では余裕をもって貯金ができるほどの高収入とはいえません。
一般企業のように、大病院なら主任から課長・部長と年収はあがっていきますが、医療事務は500万円~600万円ぐらいではないでしょうか。
医師とはくらべものにはなりませんよね。
当たり前ですが(笑)
個人の医院の給料については、先生のさじ加減で決まります。
あなたが、もし開業医の小さなクリニックに勤めた場合、昇給や賞与があるのかは確認された方が良いですよ。
医療事務だからといって、全国どこで働いても同じぐらいの年収ではありません。
地域の差というのもあるでしょう。
個人的には、東京の方が給料の相場は高いと思っています。
基本給でいうと2~3万円ぐらい多いのではないでしょうか。
それでも高収入とはいえませんよね(^^;)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
将来、医療事務が高収入を望めるのか、なんとなくおわかりいただけましたか。
医療事務の給料は低いといわれています。
レセプト(診療報酬明細書)の作成という、医療界だけの専門的な知識が必要なのに、なかなか高収入だとはいえません。
それなのに、医療事務として働いてみたいな~と思われる方も多く、人気があるともいわれています。
収入面だけではない医療事務になるメリットが、きっとあるからでしょう。
このあたりは、また別の記事で書くことにしますね。
医師や看護師とは違って、医療事務は高収入ではないのです。
貯金も思うようにはできていません。
将来の老後が心配なわけでもあります。
それでも、私は医療事務の仕事が好きだし誇りに思っています。
もちろん、高収入だと嬉しいですが(^^;)
もっと貯金したいしね~~。
高収入を期待されているのでしたら、医療事務はオススメしません。
残念ですが・・。
まず、あなたが本当にやりたい職業なのかをよく考えてみてください。
年収の面だけで医療事務を考えるのではなく・・ネッ。
医療機関で働いてみたいという強いお気持ちのあなたを、私は応援していきます(*^^*)