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医療事務に関心を持たれたあなたは、きっと受付窓口で働いている事務員さんをイメージされると思います。
内科であろうが外科であろうが、皮膚科であろうとも・・。
どの医療機関にも、医療事務がいないところはありません。
20年以上も前、私が医療事務に興味を持った頃。
資格取得のための講座が、新聞広告に載ってあったのです。
その欄には、医療事務資格(医科・歯科)と書いてありました。
私は、すぐに勉強して資格を取ってみたいと思い、資料を請求。
当然、自分は医療事務の医科・歯科という資格を取得するために学習するのだと思っていました。
なぜなら、資格名が「医療事務(医科・歯科)」だったから・・。
ですが、受講しようと思ったとき。
医科か歯科を選択するようになっていたのです。
そう・・、医療事務資格は医科と歯科にわかれていたのでした。
歯科医院で働くときと、それ以外の医療機関に勤める場合とでは資格が違っていたのですね。
私は、てっきり医療事務という大きなくくりの資格で、どこででも勤務できると思っていました。
医療事務になりたいなぁ~と思われたあなたが、もし歯科医院に興味をお持ちなら、資格は間違えずに取られた方が良いですよ。
本日は、そんな歯科医院にも関心があるあなたのために・・。
医療事務資格の歯科について、まとめてみます。
もちろん、歯科医院に興味がないあなたでも、医療事務の医科と歯科の違いを知っておいても良いのではないでしょうか。
今後、転職をお考えになるかもしれないし、何かの参考にしてください。
私が持っている技能証明書は医科の方です。
初めて医療事務資格を取ってみようと思われたあなたは、結局のところ、どちらを取得したら良いのか迷いますよね。
勉強するなら、どっちかというと簡単な方が良かったりするかも・・(^^;)アハハ
悩みますね。
では、医療事務資格・医科があれば歯科医院にも勤められるのでしょうか。
逆に、歯科の資格で内科の医院で働けるのか疑問に思われませんか。
医療事務の資格は、この「ハーティジム」サイトでいつもお伝えするのですが、絶対に必要ではありません。
資格を持っていなくても働けます。
国家資格でもないですから。
とはいっても、医療業界の専門的なことは覚えていかなくてなりません。
もちろん、日々の業務で学んでいくことも可能です。
ですが、私は、あらかじめ知識を身につけておくことをオススメしています。
学生の頃の予習と同じような感じです。
勉強して覚えたことが、授業で前もってなんとなく知っているときと、全くチンプンカンプンのときとではやる気が違うと思いませんか。
予習していなくても、一生懸命先生の話しに耳を傾ける生徒もいますが・・。
なんとなく先に知っていると、自信にもなり、手をあげて発言すらできることも。
意欲の問題かもしれませんが、対するのは患者さん。
命にもかかわってくる医療の現場なので、余裕をもって仕事ができる方が良いと考えています。
なので、医療事務資格に関心があるあなたには、予習をして欲しいと・・。
というわけで、少し脱線してしまいましたが、医科と歯科の資格の違い。
まだ、歯科医院に絶対勤めたい、歯医者さんの受付事務がしたいと決めておられないのなら、まずは医科の資格を取りましょう。
私もそうでした。
どの医療機関で働くのか、働きたいのか、最初からわからなかったですから。
大は小を兼ねるということで、学ぶことが多い医科の方から受講しました。
ちなみに、少し書いてみると・・。
医科でも歯科でも学ぶことは、医療保険制度のことやレセプト・会計関連。
患者さんへの接遇など、基礎知識は勉強するでしょう。
大きな違いは、歯科でしか学ばないこと。
・歯冠修復
・初期う蝕
・歯髄炎
・感染根管
・歯周疾患・口腔粘膜など
・欠損補綴
・再装着と修理・未装着請求
こんなふうに、歯科の専門用語で私にもよくわかりません(^▽^;)
この学びは、医科では一切使わないですから・・。
歯科専用です。
当たり前ですが、うちの医院にも全く関係のない項目。
その点、医科では歯科よりも数の多い投薬・画像診断・検査・麻酔と学んでいきます。
他にも注射・処置・手術・リハビリなどなど。
歯科では学習しない項目が多数あるわけです。
なので、医科でたくさんのことを勉強してから、歯科の学習に入ると良いと思います。
私は医科の資格しか取りませんでしたが・・
なぜなら、私の場合、もう一つ理由が・・。
歯科の受付事務の人が、診察室で歯科助手のような仕事をしているのを見たからです。
もちろん、歯科衛生士さんが受付事務を兼任されていたのかもしれません。
医療事務が歯科助手をするなんてことはないのかもしれません。
でも、私は誰かの口の中を見る・見えるということに抵抗があったのです。
だから、きっと歯科医院では働かないだろうな~とも思っていました。
私みたいな理由で、医科か歯科かを選んでも良いと思いますよ(^^;)
ただ、医科の勉強をすると、歯科以外の科は全て共通なので、多くの医療機関が就職先として選べます。
歯科を学ぶと、勤務先は歯科医院。
いまでは、コンビニエンスストアと同じくらい歯科医院も多いといわれているので、けっこうな数はありますが・・。
こんなふうに、医療事務の医科・歯科の資格だけを考えると・・。
歯科を取得したら、歯科医院でしか働けないの?と思いますよね。
そうではありません。
資格がなくても、歯科医院以外の医療事務として働けます。
でも、さすがに履歴書に「歯科」と書いた資格が有利になるかというと・・、そうはならないでしょう。
歯科医院でも、歯科の医療事務技能が必須というわけではないのです。
あなたの心意気で取得する資格ですから。
いかがでしたか。
医療事務の歯科と医科の違い、なんとなくおわかり頂けましたか。
何度もいいますが、医療事務は資格がなくても勤められます。
歯科の資格がないと、歯医者さんの受付事務にはなれないなんてことはありません。
ですが、私は医療機関で働く前に、あらかじめ知識を身につけておいた方が良いと思っています。
そのために、医療事務の資格を取ろうと講座を受講したり、学校へ通ったり・・。
せっかくですので、ぜひ技能を身につけて終了証をゲットしてください。
何の意味もない!なんて言われる人がおられるも知っています。
たかが民間資格ですから・・。
それでも、あなたの自信と誇りに・・きっとなります。
医療事務資格の歯科でも医科でも、学ぶことに意味があると思っています。
もうすでに、あこがれの歯医者さんの受付事務になりたいと考えておられるあなたは医療事務の歯科コースで学んでください。
歯科でしか学習しない特別な項目があります。
もちろん、技能は必須ではないですが・・。
特別な専門的なスキルです(^^)
歯科医院の医療事務をめざして頑張ってくださいね。
歯科か医科かで迷われているあなたは、先に医科から始めましょう。
ファイトですよ~(^O^)/