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医療事務技能審査試験とは?制度変更で在宅で受けられる資格

この記事は約 9 分で読めます。

医療事務技能審査試験とは?

 

医療事務の資格に興味をお持ちのあなた!

こんにちわぁ~~。

まだまだ現役で働く、医療事務員「くぅ」です(^^)

 

資格を取るために勉強してみようかな~と思われたあなたが気になるのは「医療事務技能審査試験」ですよね。

 

「医療事務」という資格名ではなく「医療事務技能審査試験」だなんて、これが本当に正式名称?なんだか妙だな~って感じ。

 

国家資格ではない他の資格のように・・。

例えば、珠算1級とか簿記2級とか、こんなふうにわかりやすい名前でもないですものね。

 

医療事務1級とか2級だったら、分かりやすいのに・・。

 

医療事務の資格は、主催団体によって名称がいろいろあり、技能を認定する証明書のようになっています。

 

医療事務技能審査試験というのも、名前が『試験』となっていますが、技能を身に付けたあなたに主催団体が認定を示してくれます。

 

医療事務の技能を証明してくれる資格の一つに「医療事務技能審査試験」があるのです。

 

本日は、医療事務技能審査試験という資格について、詳しくみていきます。

 

 

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医療事務技能審査試験とは、他の資格とどう違うの?

 

医療事務技能審査試験という資格は、メディカルクラークと表すこともあります。

 

クラークとは、私の中では書記というイメージでした。

記録を書きとどめる・文字を記すということ。

 

医療についてのクラーク業務は、書記のような仕事だけではありません。

医師や看護師をサポートするという役割が多くあります。

 

一般に医療事務といわれる仕事は、窓口業務や請求業務という認識がありますよね。

 

クラーク業務は、それらも理解したうえで、医師や看護師のそばでお手伝いするということもあるのです。

 

クラークとは事務員という意味合いもあるようですが、医療事務は机に向かってする一般事務のような仕事ばかりではありません。

患者さんも含め、さまざまな人達をサポートすることも仕事。

 

「医療事務技能審査試験」が他の資格と違うところは、問われるのがレセプト請求業務に関することだけではないところ。

・患者さんへの接遇
・コミュニケーション能力

 

医療に関わる人としてどんな対応が必要か、患者さんにどう接するかという質問も審査されます。

 

2019年4月から、在宅受験になったという大きな制度変更もありました。

 

 

医療事務技能審査試験は在宅試験

 

在宅受験の受け方・時間配分とは?

 

「医療事務技能審査試験」は、医療事務をめざす人達が最も受験することが多い資格。

主催団体は、一般財団法人 日本医療教育財団です。

 

うちのスタッフも過去に受験していましたが、そのときは会場での試験でした。

もちろん、一発合格していましたが・・!(^^)!

 

彼女は、実に真面目で前向きで、今の自分の実力を試すような意味で受けていたみたい。

ほんと感心します。

 

今年度から在宅受験になったということで、はっきりしたことはわかりませんが・・(^^;)

情報だけ、少し記しておきます。

 

試験問題・解答用紙は、試験日当日の午前中指定で、宅急便で送られてくるようです。

必ず本人が受け取るようにとのこと。

 

自宅で問題を解いて、送り返すというしくみ。

翌日の消印有効らしいです。

 

試験には、時間配分が書かれてありますが、これは微妙な感じですよね(^▽^;)

 

翌日までの消印があれば良いのですから、あまり時間を気にしなくても良いような気もしますが、何か特別に遵守しなければならない事項が書いてあるみたい。

受験者にしか分からないのでしょうね。

 

すみません(^^;)

私が受けたわけでもなく、まだ身近に受験した人を知らなくて・・。

 

在宅受験というだけで、昨年までの試験より、ちょっとはハードルが低くなったように思うのは私だけでしょうか。

 

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大まかな試験内容

 

「医療事務技能審査試験」では、実技Ⅰ・Ⅱとが学科があります。

 

実技Ⅰは、先ほども書きました接遇マナーやコミュニケーション能力についての問題です。

記述式で出題されるという、他の資格とは問題形式が少し違います。

 

実技Ⅱは、レセプト(診療報酬明細書)点検に関する問題。

間違いがないかチェックするという感じです。

 

レセプトを一から作成するというのは、実際の医療現場でもほぼありません。

レセコンといわれるコンピューターが作ってくれます。

 

医療事務の腕のみせどころとなるのは、レセプトの内容に誤りがないか調べることです。

 

私が受けた20年以上も前の試験では、手書きでレセプトを作っていました(笑)

これ、ほんと大変なんですよね~。

 

一緒に働く、私より年上のスタッフといつも話すのですが、昔はレセプト書くのって細かくってしんどかったよね~なんて(笑)

 

今の現場でのレセプトが手書きではないことを考えると、試験問題も点検するという方が理にかなっているといえそうですね。

 

案外、間違い探しって抜けたりするものです。

算定できる点数を見逃すなんてことも大いにあること。

慎重に解いていってくださいよ。

 

学科の問題は択一式。

医療事務としての知識が幅広く出題されます。

 

医療保険制度や公費負担に関して、医療事務の勉強を始めたら最初の方に学びますよね。

復習しておきましょう。

 

ちなみに時間配分の方ですが、一応

・実技Ⅰ  記述式        2問  50分
・学科   択一式       25問  60分
・実技Ⅱ  診療報酬明細書点検  4問  70分

となっています。

 

試験は月に1回、年間で12回。

日曜日となっています。

受験料は7500円です。

 

医科と歯科は同時には受験できないとなっています。

 

合格率は会場での試験2016年で、63.7%でした。

 

 

医療事務技能審査試験に合格

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

数多くある医療事務資格の一つをご紹介してみました。

 

「医療事務技能審査試験」は、受験者数が一番多いといわれる全国統一の試験。

2019年4月から在宅試験と、変更になっています。

 

受験料は年々値上がりすることもあるので、その都度、確認してください。

 

「医療事務技能審査試験」は、レセプト業務に関することだけではありません。

接遇やコミュニケーション・窓口応対・電話応対・クレームも含め、文章で
まとめるという記述式の問題があります。

 

レセプト点検、算定に間違いがないか漏れはないか、このチェック業務が現場でも重要です。

 

どこのポジジョンに配属されても、医療事務のさまざま技能が審査され証明される「医療事務技能審査試験」の資格は自信になります。

 

コミュニケーションもしっかり取り、医師や看護師のサポートもできる医療事務をめざしてください。

 

年齢・学歴に関係なく受験できますからね~(^^)