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医療事務に関心を持たれ、資格でも取ってみようかな~と思われているあなた。
どんな資格があるのか、もういろいろ調べられましたか?
医療事務資格には、さまざまな種類があります。
名称はよく似ていて、ちょっとややこしいのですが・・(^^;)
秘書の資格については、たとえば
・医療秘書士
・医療秘書管理実務士
・医療秘書技能検定試験
・医療秘書技能認定試験
などというようなものがあります。
では、この医療秘書と私のような医療事務は、全く違う職種なのでしょうか。
いったい医療秘書ってどんな仕事をするの?なんて思いますよね。
20年以上も医院に勤めている私。
はたして、こんな私でも医療秘書として働けるのでしょうか。
今日は「秘書」という言葉にスポットを当てて書いてみます。
医療事務の秘書業務とは?
私が20年前に取得したのは、医療事務の技能が身に付く資格。
医療関係の仕事のことなど全く知りませんでした。
当然ながら、そんな医療秘書という資格があったのも知りません(^^;)
患者さんとのやり取りをしている病院窓口のお姉さん、会計の仕事をする事務員といったイメージでした。
それでも、医療については少しぐらい理解しておかなくては・・と思い、資格取得の勉強を始めたのです。
医療事務として働くということは、窓口業務・会計業務・レセプト業務がメイン。
あっ、レセプトの意味が知りたいあなたは、
『レセプトの意味とは?医療事務をめざそうかなと思うあなたへ』
ぜひ、こちらの記事をお読みくださいね。
これらの業務の中で、秘書業務というのはありません。
一般企業での秘書というのは、私のイメージから言うと・・。
社長や上司のスケジュール管理やデータ・書類の整理、来客の応対やお茶出し、電話や出張の手配などなど。
まぁ、テレビドラマでみる範囲の想像ですが(笑)
医療業界でいうなら、病院長のサポートでしょうか。
いえいえ、大病院では医局(診療科ごと)のドクターや看護師長の秘書というのもあるのです。
もちろん、私は小さな医院でしか働いたことがないので、秘書業務の経験はありません。
ですが、院長直属の業務を先生の指示の元、作業をこなしていたこともあります。
例えば、診断書・紹介状の作成や電子カルテの入力、書類やデータ作成、他院の先生への連絡など。
医師に代わって、事務作業をしていたということです。
これって、小さな医院でもなんとなく秘書に近い仕事ですよね(^▽^;)
今では、このように医師の事務作業をサポートする資格もできています。
それがドクターズクラーク。
医師事務作業作業補助技能認定試験という資格です。
私は、この仕事もある意味、医療秘書じゃないの?なんて思ったりしています。
私も秘書やん!(笑)
本来の医療秘書という仕事は、大きな病院でしかないでしょう。
病院長、看護師、医局などのサポートをすること。
窓口で患者さんの応対をするのとは違います。
会計の業務をするわけではありません。
医療秘書には、私のような医療事務よりももっと幅広い知識が必要となるでしょう。
病院長の秘書ともなると、経営管理や研究・教育・地域などにの活動も含め、さまざまな業務があるはず。
それらのスケジュール管理や来客接待も大変そうですよね。
ましてや学会に同行や論文の翻訳なんて頼まれたら、私のような低学歴では手も足も出ませんね(笑)
院長の身の回りの世話なんかもあったりして・・(^^;)
あ~、又テレビの観過ぎでしょうか。
まとめてみます。
・スケジュール管理
・来客応対
・出張手配
・資料整理
・会議準備
・電話応対
・郵便物整理
・ファイリング
・学会同行
・データ入力業務
・研究補助
・論文翻訳
・身の回りの世話
・掃除
などなど。
医療関連の知識と接遇マナー、高レベルな技能が必要な感じもします。
一般企業の秘書の経験があるだけでは難しいでしょう。
医療秘書には特別な資格が必要?
なんだか、秘書業務って私のような医療事務とは違って敷居が高そう・・と思われましたか。
でも、この医療秘書という名称。
実は、もっと違った意味合いで使われていることが多いようです。
大手企業の社長や大病院の院長の秘書というイメージとはちょっと違います。
最近の求人では、小さな病院であっても院長のサポート業務を募集しているところも少なくありません。
そう!
私がやっているような、院長の事務業務を補助するような仕事のことも医療秘書と呼ぶことがあるようです。
医療秘書というのは、勤める医療機関によって大きく違うわけ。
ひとつ言えることは、多忙な先生や看護師などに代わって、さまざまな仕事を行うことです。
患者さんへの診療や看護に専念してもらうために、サポートするのが医療秘書ともいえます。
そうなると、私のような医療事務でも医療秘書と言えそう(^^)
ということは・・。
特別な資格がなくても、医療秘書という職種には就けるということですね。
まぁ、論文翻訳なんていう業務は全くできませんが・・(笑)
勤める医療機関が求めている秘書であれば良いというわけです。
最初の方に書きました医療秘書の資格もあります。
スキルアップをめざされるあなたには、医療事務として実績を積んでからでも遅くはないかもしれません。
資格には受験資格が不問というものから、専門学校や大学・短大の単位が必要な場合もあります。
医療事務の仕事自体、資格が必要だというわけではありません。
医療秘書も、資格が必須だというわけではないのです。
それでも、医療事務は専門的な知識がいります。
求められた業務を、的確に素早くできるスキルは身につけておきたいものです。
まとめ
いかがでしたか。
医療秘書って難しそうな感じはしましたが、案外、私の仕事も医療秘書に近いものがありました。
働く医療機関によって、医療秘書という名称の意味に違いがあるようです。
一般企業の秘書とは違って、医療についての専門性も必要。
かと言って、身の回りの世話や掃除をすることもあります。
医療秘書とは、代わりにさまざまな業務・雑務を行う仕事。
医療事務としての経験と実績を積んで、病院長や医局の先生、看護師のサポートができれば良いですね。
そうすることで、患者さんとの時間も多く、密に取れるというものです。
ご紹介しましたように、医療秘書に関する資格試験もいくつかあります。
必須の資格ではありませんが、取得を考える際には、受験資格もチェックしてください。
必ず、専門学校で勉強していなくてはダメというわけでもありません。
それでも、秘書というからには、医療の基礎知識・接遇マナー・コミュニケーション能力は必要でしょう。
資格についての詳しい情報は、又、別の記事で書きますね。