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・医療事務の仕事をしてみたいな~
・資格を取るために勉強してみようかな~
と思われたあなたに必要なものは、診療報酬点数が書かれてある早見表です。
先生が診察や検査・処置・手術などをすると、その行為に対して診療報酬が支払われます。
それぞれの医療行為が点数によって決められていて、医療費を計算することができるのです。
点数は日本全国どこでも同じ。
医療事務は請求業務のために、医療行為に対しての点数を把握しなければなりません。
医療機関に来られた患者さんに、受診料を支払ってもらうためにも点数計算は重要なのです。
診療報酬は
・点数から計算されたごく一部を患者さん
・残りは患者さんが加入している健康保険の団体
というふうに、それぞれに請求することとなっています。
診療報酬点数はどこの医療機関にも不公平のないように、どこでも同じ点数と決められているのです。
医療事務にとって必需品の早見表。
診療報酬点数を調べるために、なくてはならない書籍です。
本日は、
・診療報酬点数の早見表ってどんなもの?
・オススメの使いやすい点数本とは?
こんな質問についてお答えしてみます(^^)
診療報酬点数の早見表はどれも同じ?
これから医療事務資格を取るために勉強しようと思われているあなたにも、診療報酬点数本は必ず準備しなければならないものです。
医師や看護師は、患者さんを診たり処置したりと医療行為に不可欠なものは準備しています。
聴診器や注射器であったり、処置に必要なアルコール綿・ガーゼなどなど。
医療事務はもちろん医療行為に携わることはできませんが、思いのほか作業は多くあります。
中でも、医療事務にとって請求業務は要の仕事。
窓口で会計をするためにも、診療報酬明細書(レセプト)を作成するためにも、点数計算の意味を知っておかなければなりません。
医療事務が用意するもの、それはまず診療報酬点数表です。
点数表の種類
診療報酬請求事務をするために必須の点数本。
では、いったいどれを選べば良いのでしょうか。
私は大阪で、入院施設のない個人の医療機関で20年働いています。
院内に昔から準備されている診療報酬点数表は「医科診療報酬点数表」大阪府医師会と書かれてあるもの。
点数表はいくつもの種類があります。
うちの医院に置いてあるのは3冊です。
医療界で通称『青本』といわれる社会保険研究所が作っている「医科点数表の解釈」。
これに近い表紙の本が、うちの院内にある大阪府医師会「医科診療報酬点数表」です。
同じ社会保険研究所の出版なんですよね~~。
2年に1度ある診療報酬改定の時に、一早く医療機関に準備される点数本。
でも、これマジで見にくいし分かりづらくて、字も小さめなのです。
長年勤めている私でも使いにくいと感じています。
もともと、点数表を開いて調べるということは敬遠されがち。
現場ではベテランさんに聞いて教えてもらえたら、わざわざ点数表を開くという行動にまで至りません。
それは、きっと点数表が見にくいからだと思うわけです。
20年も勤めている私は、どちらかといえば教える立場なので、請求漏れやミスがないか・減点の理由など点数本で調べる機会も多いですが・・。
この「医科診療報酬点数表」はあまり使いません(^^;)
現場でよく使う点数本
院内には、全国保険医団体連合会の書籍で「保険診療の手引き」という点数本もあります。
これは先ほどの社会保険研究所の点数本より分厚くて重く、値段も高いです。
ちなみに
「医科点数表の解釈」 厚さ3.5cm、2400円(税抜)
「保険診療の手引き」 厚さ4.5cm、5000円(税込)
けっこうな厚みがあるでしょ?
すみません(^▽^;) 要らない情報でしたね~~。
でも、診療報酬点数の早見表はとにかく重たいのです!
個人的には、この「保険診療の手引き」の方が「医科点数表の解釈」よりは見やすいと思っています。
重いですけどね~(笑) しつこい?(・・*)ゞ ポリポリ
点数に疑問があったり分からないことがあると、私はよく使います。
使いやすくてわかりやすいなぁ~って感じ。
レセプト(診療報酬明細書)が減点されたり、返戻されたりしたときにも参考にしています。
初めて医療事務になるあなたへ
そしてもう一冊が、医学通信社が出版している「診療報酬点数早見表(医科)」。
スタッフ側からお願いして購入してもらった点数本です。
文字も大きめで見やすくて、私からもイチオシ。
カラーになっている部分もあり、改正された変更部分もわかりやすくなっています。
事務連絡という項目には、私達医療事務員が悩んでいることを、Q&A方式で書いてあったりと疑問がマッチした時は本当すっきり。
医療事務を勉強しようかなと思っているあなたにも、実際の現場でも重宝している医学通信社の「診療報酬点数早見表(医科)」はオススメです。
厚さ?
やっぱり知りたいですか?(笑)
はい! 4.0cmです。
値段は4500円(税抜)とそれなりにしますが、実務にも資格取得にもこれ一冊あれば重宝します。
点数表の大きさはどれもB5サイズ。
左欄には点数表、右欄には項目ごとに算定上の要点・留意事項などが書かれています。
通則・注・関係通知として留意点など細かな説明がびっしりと掲載されているので、読むのが億劫になるかもしれません。
時々、何書いてあるのかチンプンカンプン(?_?)で、「難しすぎる」「訳わからない」なんて思うこともあったりします(^▽^;)
「もうちょっと、わかりやすい表現ないの?」とさえ思うことも(笑)
そんな診療報酬点数の早見表でも、医療事務資格を取る時には欠かせない点数本。
これがないと、試験を受けられないといっても過言ではありません。
全ての点数を覚えるなんて不可能ですから。
医療行為にあたる点数を早見表から探し出して、診療報酬明細書(レセプト)を手書きで作成することが医療事務の試験問題の一つ。
必ず使い慣れた・使いこなした点数本で試験に臨みましょう。
2年ごとにある点数改定の際には、最新の診療報酬点数の早見表を準備して下さいね。
ちなみに平成30年は診療報酬点数の改正の年。
4月からは、また新しい診療報酬点数の早見表を使うことになるのです。
正直なところ、実際の現場では資格試験の時のように、頻繁に点数本を使うことはありません。
コンピューターに入力すれば、点数はわかるからです。
覚えなくても良いわけ!
いざという時、疑問に思うことがある時、調べ物がある時、辞書のような形で使います。
見やすくて使いやすい、そんな辞書が良いですよね?
うちの医院では、今年もまた医学通信社の「診療報酬点数早見表(医科)」を購入してもらおうと思っています(^▽^)
イチオシですから・・。
まとめ
いかかでしたか?
診療報酬点数の早見表ってどれが良いのか悩んでいるあなたへ。
参考になりましたでしょうか。
本日ご紹介した当院にある点数本、
・医科診療報酬点数表 大阪府医師会
・保険診療の手引き 全国保険医団体連合会
・診療報酬点数早見表(医科) 医学通信社
医療事務になりたい、これから勉強しよう、就職したばかりのあなた。
私からは医学通信社の早見表をオススメしておきます。
医療事務にとってはバイブルともいえる、診療報酬点数の早見表。
保険請求は、医療行為を点数に換算する仕事です。
マーカーなどを引いたりして、あなたに最適な点数本を作って下さいね。
医療事務の資格試験を受ける時には、必須の持ち物です。
医療事務をめざすあなたを応援していますよ~(*^^*)