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医療事務が紙カルテの入力をするとは?電子カルテとの違い

この記事は約 10 分で読めます。

医療事務が紙カルテを入力するとは?

 

医療事務として仕事をしている私は、毎日必ずカルテを見ます。

それが紙カルテであっても、電子カルテであったとしても目にしない日はありません。

 

医療事務の勉強をしようかなと思われているあなたも、学習が進むにつれて見ることとなります。

診療内容が書かれたカルテからレセプト(診療報酬明細書)を作成していくからです。

 

カルテの形は医療機関によって違い、紙カルテか電子カルテ。

今ではどんどん電算化されていて、紙カルテを使用していないという大きい病院は電子カルテになっています。

 

開業医などの個人の医院では、紙カルテの方が多いかもしれません。

風邪などを引いてクリニックに行った時、先生が紙カルテに記入されているのを見かけたことはありませんか?

 

まだまだ紙カルテを使っている医療機関も多いのです。

 

本日は、医療機関の規模によっても違いのあるカルテについてまとめてみますね。

 

 

 

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医療事務が紙カルテを把握すること

 

医療機関のカルテは

・先生が診療内容を文字で書いていく紙カルテ
・先生がコンピューター画面に入力していく電子カルテ

この2つがあります。

 

先ほど、電算化されてきているとお伝えましたが、先生が紙カルテに書いている医院も多いなんて矛盾したこと書いていますよね?(^▽^;)

 

すみません(/ω\)

いやいや、謝るのではなくて・・。

 

 

紙カルテもコンピューター入力している

 

紙カルテでの診療。

 

実は先生が紙カルテに書かれた内容を、医療事務がレセプトコンピューターに入力しているのです!

通称「レセコン」といわれるもの。

 

電算化といわれるのは、このレセプトコンピューターに入力した後、レセプト(診療報酬明細書)を電子媒体で請求していることです。

ちょっとややこしいですね~~?!(^^;)

 

医療事務がする入力業務とは、紙カルテの診療内容をレセコンに打ち込むこと。

診察料(初診・再診)・検査の項目や薬の内容などです。

 

そうすると、患者さんに支払ってもらう金額をレセコンが計算してくれるわけ。

患者さんに手渡す領収書や明細書・院外処方箋などがプリントアウトされます。

 

医療機関は、患者さんの他に支払基金などにも医療費を請求しなければなりません。

その請求書がレセプト(診療報酬明細書)。

 

レセプトを作成するために、紙カルテの内容を入力しているともいえるのです。

 

レセプトに関しては

レセプトの意味とは?医療事務をめざそうかなと思うあなたへ

こちらの記事でも詳しく書いています。

 

この請求書(レセプト)を手書きで作るのが、医療事務資格を取る時に勉強すること。

 

紙カルテに手書きで記入するのは先生ですが、診療内容をしっかり見て入力するのは医療事務なのです。

 

資格取得の学習を始めておられるならご存知だと思いますが、手書きのレセプトを作るのは手間がかかります。

レセプトコンピューターなら、毎日の入力業務のおかげであっという間。

 

紙カルテだけを使って、レセプトや患者さんへの領収書を作成するのはとても大変です。

 

私の知らない昔々はそうだったのでしょうけど、今では紙カルテの医療機関でもレセコンはきっと使用しているはず。

コンピューターって本当有難いです(^▽^;)

 

あっ!

だからといっても、医療事務の勉強の時は手書きでレセプト作成しますよ。

カルテを見る練習・練習。

 

先ほども書きましたが、現在では紙カルテの医療機関で、点数を調べてレセプトを手書きというのはほぼないと思います。

 

 

医療事務の紙カルテ入力、電カルとの違い

 

紙カルテとはどんなもの?

 

うちの医院は・・というと、数年前までは紙カルテからレセコン入力していました。

紙カルテには1号紙と2号紙があります。

 

大きさもA4やB5サイズなど、医療機関によってさまざま。

うちはB5サイズでしたが、大きさによっては紙カルテの保管場所もけっこう必要なので、考えなければならないところです。

 

紙カルテでは、1号紙の表面に保険情報や病名を書き、裏面から診療内容を書いていきます。

2号紙は両面が診療録で、1号紙の裏面と同じ。

 

患者さんの診察回数が増えていくと、2号紙を次々貼っていきカルテの枚数が多くなるというわけ。

 

レセコンに保険情報を入力すると、1号紙の表面はプリントアウトできますが、診察内容は先生が手書きされます。

 

先生は、患者さんの状況・症状、処方された薬剤など紙カルテに細かく記入。

 

診察が終わると、それを見てレセコンに入力していきます。

医療事務が、算定できる項目を見落としなく間違えないように・・。

 

レセコンが計算してくれるおかげで、領収証・明細書が印刷されて出てきます。

薬の内容も院外処方箋となってプリントされるので、再度チェック。

 

最終は窓口での会計です。

 

 

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医療事務の入力業務

 

まだまだ、紙カルテを使用している医療機関は多いでしょう。

レセコンを使っていれば、レセプト(診療報酬明細書)という請求書は電子媒体で提出できます。

 

紙カルテを使用しているといっても、医療事務はコンピューターに入力するという作業があるわけです。

 

そんな中、私の勤め先でも3年ほど前から電子カルテになりました。

先生が紙カルテに記入するのではなく、電子カルテに打ち込むということです。

 

レセコンのように、医療事務が診療内容を入力するのではありません。

そのまま電子カルテの内容が、別端末の会計画面に反映されます。

 

作業としては、医療事務が使うコンピューターの会計画面をチェックすること。

間違いがないかを確認することは、紙カルテでも電子カルテであっても変わらないのです。

 

領収書や明細書・院外処方箋が印刷されて出てくるのも、レセコンと同じ。

保険証などの情報を入力して、紙カルテの1号紙にあたる部分を登録するというのも、電子カルテになったとしても変わりません。

 

ただレセコンのように診察内容を入力する作業がなくなるというのは、事務としては楽になります。

 

電子カルテ導入時は、人員削減?なんて思って内心ドキドキしていましたが大丈夫でした。 ε-(´∀`*)ホッ

 

個人的には入院設備のない小さい医院なら、レセコンで充分かも・・と思っていたりします^▽^;)

 

でも、電子カルテだとカルテ内の情報を、別の端末でいつでも見ることができ便利です。

誰とでも共有できるということ。

 

紙カルテだと、ある患者さんのカルテ内容を見たくても、1人の人がかかえていると見ることができなかったので・・。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか。

 

このように、カルテには

・紙カルテ+レセコン
・電子カルテ

というスタイルがあります。

 

大きな病院では電子カルテが多いでしょう。

医療機関によってカルテの形はさまざまですが、紙カルテを使っている病院でもレセコンは使っていると思います。

このご時世、電子化を・・といわれていますから。

 

・紙カルテ+電子カルテ

というふうに、先生が高齢だったり、コンピューターが苦手なんていう場合は、このパターンもあるでしょう。

 

医療事務が先生の事務作業を補助して、電子カルテに入力するのです。

まぁ、電子カルテにした意味がないかもしれませんが・・(^^;)

 

医療事務の業務である紙カルテの入力作業と電子カルテの違い。

なんとなくお分かり頂けたでしょうか。

 

私は両方を経験していますが、

・紙カルテから電子カルテの病院へ
・電子カルテから紙カルテへ医院へ

など、医療機関が変われば、それぞれの職場で対応しなくてはいけません。

本日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです(*^^*)