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医療事務に興味を持たれたあなたは「試験を受ける」ということが、頭に浮かんでいるのではありませんか?
医療事務になるためには、まず資格を取らなければならないなんて思いがちですよね。
そのために、勉強して試験に合格しなくては・・と。
でも、医療事務は資格がなくても働くことができます。
誰でもすぐに就職できるかは別として、資格は必ずいるものではありません。
就職や求人に関しては、また別の記事でお話ししますね。
アッ、じゃ~試験は受けなくても良いんだ~と思われましたか(^^;
医療事務の資格を取得するしないは、必須のライセンスでもないので、個人的には自由で良いと思っています。
私がいつも言うのは、資格取得が目的ではなく、医療現場で医療事務としての自覚や責任をもつために前向きに頑張って欲しいということです。
国家資格でもない医療事務の試験を受けてみようという意気込みのあるあなた。
そんなあなたを、ついつい私は応援したくなっちゃうのです(#^^#)
本日は、
・独学でも大丈夫なの?
・一人で試験に合格できる?
という疑問にも答えながら、ざっくりと勉強内容や試験について書いていきます。
医療事務の試験に関すること、ぜひ参考にして下さいね。
医療事務の試験は難しい?
あなたは、病院の受付窓口で患者さんの応対や会計をしているスタッフに、どんな医療知識が必要なの?と思っていませんか。
医療事務って、どんな専門的な知識がいるの?って思いますよね。
20年前に、私が医療事務の資格試験を受けた時は、接遇なんてことはそんなにうるさくいわれた記憶がありません。
最近の試験では、この接客に値する医療事務の接遇に関しても、学科として出題されるようです。
そして、何といっても重要なのは診療報酬明細書(レセプト)が作れること。
医療事務の資格を取るということは、このレセプトが作成できることといっても過言ではありません。
医療事務の要ともなる仕事、診療報酬明細書(レセプト)を作成することこそ、勉強しなくてはならない分野です。
医療事務に興味を持たれて、初めてレセプトなんて言葉を知ったといわれるかもしれませんね。
簡単にいうと、医療費の計算は、医療行為が診療点数で表されています。
医療機関の収入として、まずその点数を、患者さんへ診察代金に代えて請求。
残りの請求をレセプトとして作成し提出します。
これらの医療行為を診療報酬点数というものから導いて、レセプトを作るというのが医療事務のする専門的なこと。
主にレセプト作成を勉強することが試験対策といえます。
今まで聞きなれない医療用語や診療報酬点数の計算。
最初は、確かに難しく感じるでしょう。
レセプト一枚作成するのに、けっこうな時間もかかります。
私も、初めて医療事務の試験に向けて勉強を開始した頃は、無我夢中でした(笑)
ずいぶん昔ですが・・。
でも、案外楽しかったことも覚えています。
最後の合計の点数が正解だったときは、スッキリ達成感を感じました。
出来上がったレセプトで100点とかもらえると、俄然やる気でてきて・・(^▽^;)
ひとつひとつ点数を積み上げていく作業、細かいですが私は嫌いではなかったです。
学歴高卒の私ができたのですから、あなたも自信持ってください。
医療事務の試験ってどんな感じ?
医療事務の試験は、その資格が「医療事務」という名称ではありません。
何種類もあるのです。
詳しくは、こちらの
『医療事務資格の名前って何種類ある?間違いやすい正式名称』という記事で書いています。
さまざまな名称の資格があり、主催団体によっては自宅で受験できるものもあります。
外部受験でも資料持ち込みOK。
よく持ち込みが禁止されていないから、誰でも合格できるとか簡単に取得できる資格だとかいわれていますが、そんなことはありません。
レセプトは、診療行為を診療報酬点数に置きかえて計算していくのです。
診療行為ってどれだけあると思いますか?
診療点数早見表を見たことありますか?
けっこう分厚い本です。
しかも、2年ごとに点数は見直されます。
この点数を全部覚えますか?
診療点数早見表は、いわば辞書みたいなもの。
レセプト作成するのに、点数を見つけ出す道具です。
持ち込みOKに決まってますよね~。
覚えなくても大丈夫です。
ただ、よく目にする点数は記憶しておくと、問題が早く解けます。
ご興味のおありのあなたは
『診療報酬点数の早見表はどれが良い?使いやすいオススメ本』をご覧ください。
試験の時間はあっという間に過ぎてしまいます。
どの診療行為がどのあたりのページに載っているか、素早く探し出せることもポイントです。
日頃から、よく出題されるようなページには付箋などをつけておくことをオススメします。
たくさんある医療事務の資格。
試験の内容は受験される資格によって微妙に違いますが、大部分がレセプト作成といえます。
レセプトを作る知識は必要です。
医療事務の試験に合格するには独学では無理?
私は20年前に、通信講座で医療事務の資格を取得しました。
私のレベルでは医療系の資格なんて一人では無理だとも思ったし、なんせその頃はあんまり書籍というものもなかったのです。
パソコンなんていうのもなかったし、もっぱら封書でのやりとりで質問の回答もメールのように迅速でもありませんでした。
今の時代は恵まれていますね~(笑)
インターネットで調べることもできるし、質問できるサイトもあるわけですから。
問題集もいろいろあるしね。
自宅で一人で、マイペース。
独学での勉強は、時間や場所・金銭的な面でも助かります。
でも、レセプト作成を理解するには、けっこうな努力が必要。
診療報酬点数表を使いこなすにも時間がかかります。
もちろん、絶対に独学では無理、合格できないとはいいません。
相当な覚悟を持って始めてくださいね。
脅かすわけではありませんが・・(^^;)
初めて医療事務の勉強を始めたあなたは、難しい~と感じるかもしれません。
独学で資格取得をめざす場合は、身近にアドバイスをもらえる人がいてると心強いですよ。
医療事務の試験を受けるまでの道のり。
独学では、一人で心が折れそうになるかもしれません。
合格できないとは思いませんが、時間もかかるし大変なことです。
試験の種類もいろいろありますので、あなたの取得しやすい資格を選ぶと良いでしょう。
この「ハーティジム」のサイトでも、さまざまな名称の資格をご紹介していきます。
まとめ
いかがでしたか。
医療事務についての勉強内容が、少しはおわかりいただけでしょうか。
医療事務の試験は、全く知識のない初めてのあなたには、レセプトという意味から勉強しなくてはいけません。
独学で頑張ってみようという場合は、それなりの心構えが必要です。
資格によっては、既定の受験資格が必要だということもあります。
ある主催団体のカリキュラムを終了していないと受験できないとかです。
独学で試験に挑戦しようとお考えのあなたは、受験資格もきちんと確認してくださいね。
医療事務の資格は必ずなくてはならいものではありません。
ですが、医療機関によっては資格保持者を募集しているところも多くあります。
前向きに勉強をしよう思われている意欲のあるあなたなら、ぜひ資格もゲットしておきましょう(^_^)
医療事務の試験は、資格によって少しずつ傾向が違う部分もあります。
レセプト作成は実技として出題されることがほとんどですので、問題集で何枚も練習することをオススメします。
医療事務の試験を受けるにあたって、勉強を始めようと思っておられるあなた。
頑張って下さいね。