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調剤薬局事務の仕事、医療機関で働く場合と違う役割とは?

この記事は約 9 分で読めます。

調剤薬局事務の仕事内容

 

医療事務に興味・関心を持たれたあなたは、

・調剤薬局の受付で働いている人はどんな仕事をしているの?
・薬局事務という求人を見かけるけど、医療事務と同じような業務なの?

そんなふうに思ったことはありませんか。

 

私達が病気やけがをして病院へ行けば、先生はだいたい薬を出されますよね。

 

医療機関の窓口でもらうこともあれば、院外の処方箋が発行されて近くの薬局へ行くこともあります。

 

大学病院などの大きなところの院内処方では、受付窓口と薬をもらう場所が違います。

 

医療機関と薬剤は切っても切り離せないわけです。

 

医療事務も病院には必要なわけですが、調剤薬局にも事務員は必須の存在。

調剤薬局事務と呼ばれる方は、専門職で薬局に勤める人達のことなのです。

 

医療事務とは大きくまとめて表現されることがあります。

その中には、医療機関に勤めている事務員・調剤薬局事務や介護事務なども含めて、そう呼ばれているのです。

 

 

調剤薬局事務の仕事って難しいのかな?と気になっているあなたへ。

 

今日は、医療事務の中でも特に調剤薬局事務について書いてみますね。

医療機関で働く事務員との違い、仕事内容や役割についてもご紹介しようと思います。

 

 

 

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調剤薬局事務の仕事とは?

 

病院から院外処方箋という用紙をもらい、患者さんは調剤薬局の受付へ持って行きます。

病院で処方された薬を、院外の薬局でもらうというのが医薬分業です。

 

調剤薬局なら全国どこでもOK。

受付でその処方箋を受け取ることから始まるのが、調剤薬局事務の仕事です。

 

私は調剤薬局事務の経験はありません。

でも、うちの近くの薬局の薬剤師や医療事務の人達とも仲良しなので、いろいろ聞いていることをお話ししますね。

 

 

調剤薬局の薬手帳と内服薬

薬局で働く医療事務の業務

 

調剤薬局事務の仕事といえば、

①処方箋の受け取り
②患者さんの受付・登録
③コンピューター入力
④調剤報酬請求(レセプト業務)
⑤薬手帳の発行
⑥電話応対
⑦会計
⑧医薬品の注文・検品など
⑨薬歴管理・整理
⑩薬剤師のサポート
⑪清掃

などなど。

 

他にも薬局ごとにさまざまな細かい仕事があると思います。

 

私達、医院の医療事務も同じですが、調剤薬局事務も接客ということに関しては気を使わなければなりません。

丁寧な応対が必要です。

 

コンピューターへの入力という部分は、処方箋内容の打ち込み。

現在では処方箋のQRコードを読み込ませる薬局もあって、簡単になっていると聞いたことがあります。

 

実際、うちの医院の前の薬局では、調剤薬局事務がピィ♪と処方箋のQRコードを読ませていました。

 

調剤薬局事務の仕事は、薬剤師にしかできない調剤・監査、服薬指導以外の全てのことをすると言っても過言ではないでしょう。

 

私が行く調剤薬局などでは見たことありませんが、事務員が薬剤のピッキングもすることがあるとか・・(@_@)

 

処方箋に書いてある医薬品以外にも、店舗内に一般用の薬や商品が置いてある薬局もあります。

それらの販売もしたり、問診票を書いてもらったり、棚卸しがあったり・・。

 

薬歴簿や処方箋の整理も大変でしょう。

薬剤師ともコミュニケーションを取りながら、迅速に仕事をしていきます。

 

 

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医療機関の事務との違い

 

私は、地域に根ざす開業医クラスの医院に20年勤めています。

働き出した頃は、院内で薬を処方して受付窓口で患者さんに渡していました。

 

いつ頃からだったか・・すみませんσ(^_^;)アセアセ…物忘れひどくて。

院外処方に変わり、個人医院の門前薬局ともいわれる、当医院のすぐ近くに調剤薬局ができたのでした。

 

それまでは、

・薬のピッキング作業
・薬剤の窓口での手渡し
・院長がカルテに書かれた薬名通り間違いなく出されているかのチェック

など、個人医院で働く医療事務の仕事の一つでもあったのです。

 

今、思い返しても大変な作業でした( ̄▽ ̄;)

個人医院の院内薬剤処方については、どこまでが医療事務の仕事なのかというグレーな部分もあるといわれます。

 

まだ未熟だった私は言われるがままでしたが、それはそれは忙しく繁雑でした。

 

院外処方になってからは薬の準備に関する作業がなくなり、少しは楽になったな~なんて思っています(^^;)

 

薬剤師さんも雇わなくてよくなり、院内にある薬剤もうんと減りました。

 

小さな医院には、場所や管理の面でもたくさんの種類の薬をストックできません。

 

その点、院外の薬局なら、先生の使いたい・処方したい薬を遠慮なく出せるわけです。

在庫管理も大変ですからね~。

 

個人医院での院内処方の場合、調剤薬局事務と病院の医療事務の2つの仕事をしているといえるのかもしれません。

 

院外処方となっている医院では、処方せんを患者さんに手渡す。

調剤薬局の事務は、その処方せんを受け取る。

同じ医療事務でも、ここが違います。

 

調剤薬局事務は、薬剤師の補助としての役割がとても大きいのです。

日々の仕事の中で、医師や看護師と直接接するということはありません。

 

そこが、医療機関で働く事務との一番の違いだといえるでしょう。

 

私は、毎日、先生や看護師・患者さんと密にコミュニケーションを取りながら働いています。

もちろん、薬剤師や調剤薬局事務との関わりも欠かせません。

 

患者さんのために・・というのは、どこで働く医療事務でも気持ちは同じです。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか。

医療事務に興味のあるあなたも、調剤薬局事務の仕事に関心を持たれたのではないでしょうか。

 

医療事務はいろいろな場所で働くことができます。

その一つでもある調剤薬局事務。

 

医薬分業によって、調剤薬局も増えてきています。

薬局内には医療機関ほどの人数の事務はおらず、忙しいと感じるかもしれませんが、患者さんや薬剤師のサポートにやりがいを感じることでしょう。

 

患者さんに対する服薬指導や調剤は薬剤師、それに伴う処方箋の受付・入力、会計、レセプト請求が調剤薬局事務の仕事。

 

もちろん、入力ミスなどがないようにチェックは怠ってはいけません。

医院の医療事務も、薬剤師や調剤薬局事務とともにミスを防げるようお互い気を付けています。

 

調剤薬局では、他の医院で処方された薬との飲み合わせ、詳しい服薬情報などを聞くことができるので、かかりつけの薬局となることもあります。

 

患者さんとより一層近い位置で話す機会も多く、コミュニケーションをしっかり取るなど接遇も大事。

 

薬を安全・確実に服用してもらえるように、調剤薬局事務は薬剤師のサポートをする重要な仕事なのです。