この記事は約 9 分で読めます。
医療事務に興味を持たれたあなた。
医療機関で働く前に、資格を取るための勉強を始めてみようと思ってはいませんか。
何から学ぼうか、どの資格を受験しようか、いろいろ悩みますよね。
医療事務の技能とは、基本的にレセプト(診療報酬明細書)作成ができるようになることです。
もちろん、それだけではなく専門的に覚えなくてはいけないものはあります。
ですが・・。
どれも、国家資格ではなく民間資格。
そんな中でも、最難関だといわれてる資格が診療報酬請求事務能力認定試験というものなのです。
ほんと、診療報酬請求事務能力認定試験という何とも長ったらしい名前の資格名。
なんだか名前を見ただけでも、難しそう・・と思われたかもしれませんね。
医療事務資格の名前は、だいたいがこんな感じでややこしくてよく似た名称になっています。
学習したり試験を受ける前には、しっかり資格名の確認をしましょう。
診療報酬請求事務能力認定試験は、現役の医療事務がスキルアップのために受験することもある資格。
ある程度、基礎を知っている人が合格しやすいといえるでしょう。
ということで、今日はこの診療報酬請求事務能力認定試験について書こうと思います。
どんな内容になっているのか、合格率や試験の日程等を含め、もう少し詳しく見ていくとしますね(^^)
診療報酬請求事務能力認定試験は難しい資格?
医療事務の仕事は資格が絶対に必要だというわけではありません。
必ずこの資格を持っていなくてはいけなということでもないのです。
私が医療事務の学習を始めた20年以上も前は、こんなにも資格の種類が多くはなかったと思います。
年々、資格の認定団体が増えていって、試験の数も多くなってきました。
その中でも、医療事務の資格ならこれ!といわれるのが『診療報酬請求事務能力認定試験』です。
なんといっても厚生労働省の後援があり、医療機関からの評価が高い資格。
合格率は30%前後となっています。
平成30年12月の試験では、合格率が医科28.4%、歯科27.4%でした。
受験者数6119名。
受験前には、充分な準備をして臨んで欲しい資格試験です。
資格についての大まかな内容
診療報酬請求事務能力認定試験については、厚生労働省の認可があるということで、信用度はひときわ目立っています。
主催団体は日本医療保険事務協会。
全国一斉の統一の試験となっています。
試験の開催は年に2回、7月と12月です。
試験時間は3時間。
3時間も集中して試験なんて、ほんと緊張して疲れるかも・・。
けど、3時間なんてあっという間。
逆に時間が足らなくて、焦ったりね(^▽^;)
時間配分を考えて、問題は解いていかなくてはいけないでしょう。
試験科目は学科と実技。
学科は5者択一の問題が20問あります。
私は実際に試験を受けたわけではありませんが、うちのスタッフが過去に受験していたので、問題を見せてもらったことがあるのです。
試験内容については、又、別の記事でも書いていこうと思っています。
問題を解いていくコツとかね・・(^_-)-☆
実技は・・、はい!ここがメイン。
レセプト作成ですね~。
外来と入院のレセプトを作っていくのですが、入院の方は分量も多いしちょっと難しいと感じるかもしれません。
実際の現場でも、手書きでレセプトを作るなんてことは、ほとんどないといって良いぐらい(^^;)
なので、手書きの入院レセプト作成は大変です。
受験料は税込みの9000円。
たしか5年前くらいは7500円だったような気がするので、値上がりしたのですね(^▽^;)
どんな人におすすめ?
実際、うちのスタッフの中にも資格を持っていないという人もいます。
医療機関に勤めた経験があれば、少し勉強してスキルアップのために受験するのも良いでしょう。
ですが、初めて医療事務の資格にチャレンジされるなら、努力は必要だと思います。
この診療報酬請求事務能力認定試験に関しては特に・・です。
数多くある医療事務の資格の中で、一番難しいのが「診療報酬請求事務能力認定試験」ではないでしょうか。
試験では、もちろん幅広い知識が問われます。
私のように、入院設備のない医院に勤めていると、仕事は外来のことばかりです。
入院のレセプトについては、どんどん忘れていきます(笑)
もうこの歳になると、もの忘れがひどくて・・(^▽^;)
きっと、今の私がこの試験の資格を取ろうと思ったら、少しは勉強しなくては無理でしょう(>_<)
クリニックに勤めている私の友人も、1度不合格だったと言ってましたから・・。
大きな病院に勤めて、入院についても日頃から携わっていないと、どんどん点数も変わり新しいルールも出てきます。
ご自身の基礎固めやレベルアップ、実力を試してみたいあなたにはオススメ。
医療事務に興味を持って、前向きに頑張っているあなた。
最終的には「診療報酬請求事務能力認定試験」の資格をめざすと良いですよ。
まとめ
「診療報酬請求事務能力認定試験」という医療事務の資格について書いてきました。
参考になりましたでしょうか。
レセプト業務の実務能力を試されるテスト。
合格率30%あるかないかの試験です。
医療事務がみんな資格を持っていないといけないというわけではありませんが、技能を身につけることは意味のあること。
医療事務としてのプロ意識が芽生えます(^^)
知識が増えると、患者さんにお伝えできることも多くなり、お役に立てるわけです。
とはいえ、「診療報酬請求事務能力認定試験」は医療事務資格の中では、難易度は高いでしょう。
しっかり準備をして、挑戦してくださいね。
応援しています!!
【追記】令和6年3月10日
令和5年12月22日、日本医療保険事務協会より診療報酬請求事務能力認定試験の終了とお知らせがありました。
令和7年度までは今迄通り試験はあります。
令和6年度は第60回(7月)・第61回(12月)、令和7年度は第62回(7月)・第63回(12月)。
もうあと4回しかないのですね~。
終了の理由は、受験申込者の減少や医療DX(デジタル化)による事務処理も変化していくこと等から事業維持が困難だということ。
医療事務の中では、一目置く有名な資格。
残りの試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。