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医療事務のおばさん「くぅ」ですヽ(^o^)丿
まだまだ、新人には負けないぞ~~っと元気に働いています。
えっ!
おばさんは無理しないで~って?
ですよねー(^▽^;)
歳をとるにつれて、もの覚えが悪くなって、細かい字も見えにくくなって・・。
若いスタッフの足手まといにならないようにしなくては・・とも思っています。
なんて、謙虚な気持ちも持っていますが、20年以上も現役で働き指導する立場にある私。
締めるところは締めて、事務作業を迅速かつ丁寧に、スタッフ一同協力しながらやっています。
あぁ~、私のことはどうでも良いですよね(;^_^A アセアセ
そろそろ4月から勤務されている新人さん達も、少しは慣れてきた頃でしょう。
医療事務は資格を持っていても持っていなくても、働けますからね~。
うちの医院でも、今まで歴代の医療事務員の中、みんな資格は必ず持っていたというわけではありません。
ということは、医療事務資格はあっても意味はない?なんて思いますよね。
無くても働けるのよね~って。
医療事務資格を取って、病院で働きたいなぁと思われているあなた。
・本当に資格がなくてやっていけるの?
・そもそも資格をとるのは意味がないって聞いたりするけど・・
・資格なしで採用される?
何のための資格なのか、なぜ医療事務資格は意味ないと言われるのか、疑問ではありませんか。
本日は、医療事務資格を取得しても意味ないの?という質問に、私の考えと現場の様子をお伝えしていきます。
医療事務資格は意味ない・必要ないものなの?
医療事務は、病院の受付窓口で働いているというイメージがあると思います。
大学病院など大きな医療機関では、総合の窓口やそれぞれの科で受付をしたり。
小さなクリニックでは、患者さんの受付と会計とを一つの窓口でこなします。
ここでの勤務は、患者さんの対応や疑問・質問にはお答えしなければなりませんが、そんなに難しい医療の知識はなくても大丈夫です。
どちらかというと、サービス業。
接客や応対という要素の方が多いでしょう。
そうなると、医療事務資格という意味ではあってもなくても良い感じに思えます。
世間の人が、医療事務資格なんて意味ない!って思うのは、医師や看護師のように十分な医療知識が必要な仕事ではないと認識しているからでしょうか。
国家資格ではないから、取得する意味がないといわれるのでしょうか。
受験資格に、学歴や年齢も関係ないから?
医療事務の業務って、専門的な技能が必要だと思いますけど・・(^▽^;)
そもそも医療事務の資格とはどんな技能が身に付くのか
いえいえ、医療事務だって、医療に関して全くの無知ではありません。
医療用語も薬剤についても、病名も覚えていきます。
平成20年頃からは、厚生労働省より、本来医師がやっていたような作業を医療事務などと役割分担するような通知もありました。
どんな仕事をするかは、勤務する医療機関によるのかもしれませんが・・。
専門的な知識はあって損はしません。
医師の補助をするような医療事務の仕事もあるのです。
そもそも、医療事務の資格を取ろうと勉強して学ぶことは、主にレセプト(診療報酬明細書)に関すること。
患者さんから払ってもらう診察料や、病院の収入となる医療費の計算です。
医療行為をお金に換え、請求書を作る技能を身につけること。
病院の経営に関係する仕事なのです。
医療機関の窓口でニコニコしているだけではない・・アッ、すみません(^^;)
言葉が過ぎました<(_ _)>
患者さんと接しないところで、仕事をしている場合もあるのです。
意味があるのなら、どういうところ?
たしかに、医療事務資格がなくても働けます。
最近では、医療事務の要であるレセプト作成・請求に携わらないというのも多かったりします。
それじゃ、資格なんて全く必要ないのでは・・という感じですよね。
もちろん、私も必ず資格を取ってください!というつもりはありません。
いつも思っているのは、あなたの前向きな姿勢です(^^)
仕事は日々、ルーティンワークで作業すれば慣れていくし、覚えてもいけます。
でも、私は医療事務資格が意味のないものだとは思っていません。
仕事をしていて、何の話しだろ?、もっと理解したいという気持ちになったあなたが、一歩踏み出すか、そのままスルーするかの違い。
知らなくても作業できるけど、知っておいた方が良いことはたくさんあると思うのです。
医療や医学についての基礎的なことを、知っているか知っていないかは、この先、医療事務を続けていくには大切だと思います。
言われてイヤイヤ覚えるのと、自ら覚えようと思ったことって、記憶に残る度合いが違いますよね(^^;)
うちは、何かレセプト上に問題が起こったときに、みんなでシェアします。
ある程度学習していないと、点数についての疑問が湧いたときに、スタッフ間の話題に付いていけないことだってあるはず。
毎日の業務の中で、診療点数早見表を開いて、医療行為と点数の照らし合わせをすることはありません。
疑問や分からないことがあったときに調べたりするのです。
そんなときに、早見表の見方がわからないとか、何を言ってるのかさっぱり分からないということになりかねません。
私の体験話し。
過去に、医療事務資格を持っていないスタッフがいました。
仕事も早く覚えるし、真面目でやり手、コンピュータ操作はお手のもの。
そんなスタッフでも、資格を持っていないことにコンプレックスがあり、みんなの話題に入っていけないときがあったと聞きました。
もちろん、それは個人の意識の違いで、自分で学ぶ努力をしなかったからといえるかもしれません。
でも、もし、資格を持っていたら・・と思うと残念。
もう少し、前向きに頑張ってもらえたら・・って。
医療事務資格を持っていることで、自信にもなるし、大げさにいうとプロ意識が芽生えると思うのです。
いつも言うことなのですが、決して医療事務資格を取ってくださいとお伝えしたいのではありません。
医療事務に関心や興味を持っていて欲しいと思っているだけなんです(#^^#)
医療事務資格は意味がない!なんて思うのは、私の中ではありえません。
まとめ
いかがでしたか。
私の意見なんて、たかがしれていることでしょうが・・(>_<)
医療事務として働く現場で、資格を持っているスタッフ同士でスムーズに話し合えることは確かです。
診療点数早見表を手にしながら、あーでもない・こーでもないとページをめくりながら、調べることだってあります。
算定できる点数なのか、減点された理由は?など、日々、勉強することもあるのです。
資格がないとコンプレックスを感じるよりも、前向きに取り組んだり、資格を取得することも自信になるはず。
医療事務資格が意味のない資格だとは思いません。
もちろん、絶対取らなくてはダメとは言ってませんよ。
あなたが医療事務として働いたときに、どう思い・どんなふうに感じるか、資格を取らずに独学で勉強したって良いのです。
前向きな姿勢が、医療事務のおばさんには嬉しいわけ(^^)
たとえ、医療事務資格を持っていなかったとしても、興味や関心は忘れて欲しくないと思っています。