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医療事務も感染?新型コロナウイルスに関する個人医院の状況

この記事は約 16 分で読めます。

医療事務も感染?新型コロナウイルス現場状況

 

現場は、新しい情報の元、日々変わっていきます。
なるべく最新の状況を更新していきますので、記事の最後でご覧ください。

 

小さな医院に勤める「くぅ」です。

新型コロナウイルス感染症、えらいことになってますね~~。

 

他人事ではない・・医療機関で働いている医療事務にとっても、正確な情報を得なくては・・と思っている次第です。

 

蔓延しないように、これ以上ひどくならないようにということはよく分かっています。

 

でも対策を報じると、何かしら現場では問題が出てくるような感じです。

このあたりは、後ほどゆっくりつぶやきます(笑)

 

感染症と名の付くものには、医療機関で働く私達のような者が「うつる」というリスクは高いですよね。

それでも、予防に努め、毎日勤務してます(*^^)v

 

まぁ、免疫ができているのか・・風邪やインフルエンザなどのウイルスによる症状で仕事を休むというのはほとんどありません。

 

コロナ肺炎の陽性者が増えている中、実際のところ、現段階(H2 2/28)で医療事務の現場では、まだ普段と変わりない業務。

 

特に、私の勤務先のように小さな医院では、検査ができるようになるのは一番遅いでしょう。

 

本日は、誰もが心配しているコロナ肺炎について、医療事務おばさんのつぶやきを少々書いてみます。

 

 

 

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感染拡大、医療事務はコロナ肺炎にかからない?

 

医師や看護師に比べて、窓口の医療事務はコロナ肺炎に感染しないのか・・と言われれば、いやかかるでしょう。

 

直接、患者さんを診療する先生や看護師よりは低いでしょうが、応対しているのだから・・。

 

ノロウイルスやアデノウイルス、インフルエンザウイルスなどなど。

医療事務もそんな患者さんと接する機会は多いわけですもんね。

 

それでも、インフルエンザが大流行となったときでも、次々スタッフがかかるなんてことはありません。

抗体が働いてくれているのか・・免疫があるのでしょう。

 

まぁ、うちは個人のクリニックなので、規模が小さいですけど・・(^^;)

 

インフルエンザなどは予防接種も受けて、できることはやって備えています。

医療機関で働く人が勤務できなくなると、患者さんは困るものね~。

 

ですが、今回の新型肺炎については、疑わしい患者さんが来られたらどうなるかわかりません。

 

っていうか、コロナウイルスに対する免疫がないのですから、うつる確率は高いです。

 

 

うちの職場の様子

 

厚生労働省からも、医療機関向けに「周知のお願い」という連絡は入ってきます。

 

「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応について」といった具合い。

 

一般の方への連絡ではなく、医療従事者や保健所関係にあてたものです。

毎日のように、新しい情報がFAXで送られてきます。

 

連日、テレビのワイドショーでは、いろんなことが報道され、患者さんはそれに敏感に反応するわけです。

 

医療事務が感染?現場の様子

 

コロナ肺炎について報道があった初期の頃。

もちろん、きちんと検査をして、陽性者がどこどこで○人という情報なのですが・・。

 

どんどん陽性が明らかになってくると、中国への渡航歴のない人が、風邪っぽいというだけで「検査して下さい」と診察室で言われます。

 

いやいや~、そんな新しいウイルスに感染しているのかどうか、うちのような小さな医院ですぐには検査できませんよ~。

 

だいたい、血液検査だって外注だし、結果は当日ではなく後日です。

今でこそ、インフルエンザの検査もすぐに分かるキットができたりして、すぐに結果が出ますが・・。

 

コロナ肺炎のようにPCR法の検査なんて、うちレベルのクリニックでできるわけがありません。

 

専門の場所でないと検査できないという情報を、もっと声を大にして言ってほしかったですね~。

 

患者さんは、いとも簡単に検査してもらえて、コロナかどうか調べてくださいと言われますから・・。

 

のちに、病院にはすぐに行かない・保健所に相談・電話窓口に連絡などという情報も出てくるようになりましたが・・。

 

実際のところ、検査しないとコロナ肺炎かどうかはわからないですよね(^^;)

 

医療事務ごときが話すことではありませんが、風邪なのかインフルエンザなのか、コロナ肺炎なのか見分けつかないと思いますぅ。

(当たり前ですね・・医師ではないのですから・・(;^_^A)

 

まぁ、インフルエンザかどうかの検査はできますが・・。

 

 

幸い、関西方面は今のところ、まだコロナ肺炎の陽性といわれる人達が少ないわけです。

 

ですが、実際のところ、本当に症状がないのか、検査をしていないだけで分からないのか、微妙~と思うのは私だけでしょうか。

ほんと、不安で恐ろしいです。

 

もう今では、渡航歴なんかも関係なく、どこでうつるか、症状なくても陽性かも・・なんてちょっと恐ろしいですよね。

おまけに、マスクや消毒薬が少ないときてますから。

 

患者さん達は、できることなら病院へ行くのは避けたいと思っておられるでしょう。

 

 

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厚生労働省には、きっちり準備ができてから言って欲しい

 

しがない医療事務おばさんの言い分ですが・・(^^;)

ここからは、ちょっと愚痴です。

 

厚生労働省やワイドショーでの話し。

特に、医療現場まで通達がきていない状況で、メディアで発信すること。

 

厚労省は、私達は対策を打ち出しています的な・・発言。

 

んん??

それ、現場まで何もおりてきてないですけど・・。

 

全く、何も用意できていないにも関わらず、情報発信が先になっているのです。

 

診療という医療に携われない事務員でさえも「おい、おい!」と思うことがあります。

 

患者さんからは、医療現場に何の伝達もないうちに、問い合わせがくるといった状況です。

 

 

①PCR法という言葉が独り歩きして、簡単に検査できると思わせるような報道。

 

だいたい、その検査、無料ですか?

いくらしますか?

 

自費?保険扱いでしょうか?

診療報酬点数は何点?

電子カルテやレセプトコンピューターへの登録は?

 

どこへ外注に出せば良いですか?

どのくらいの時間で結果が出るの?

 

患者さんからの問い合わせがあっても、何も答えることができません。

ただただ、まだ何も伝達がきていませんとお答えするだけ。

 

 

②電話をしておけば、窓口で薬はすぐもらえます。

 

ええええええぇぇぇーーΣ( ̄□ ̄|||)

薬だけもらえるって、本当ですかぁ?

 

慢性疾患の患者さん。

血圧やコレステロールの薬など、特に体調が悪いという訴えのない方にしてみたら、極力この時期、病院からは早く帰りたいたいですよね。

 

長い時間、診察を待たずに受付窓口で薬がもらえたら、そりゃ助かります。

 

コロナ肺炎かも?と思われる人が尋ねられるのならまだしも、症状のない患者さんが窓口で薬だけもらえるのですか?という問い合わせが多くなってきていること。

 

そもそも投薬のみ診療はありえません。

 

もし、このコロナ肺炎のように緊急事態で可能なら・・。

うちのような小さな医院で算定できる外来管理料の加算はどうする?

特定疾患療養管理料は算定できない?

 

んじゃ、希望される全ての患者さんに無診察で、窓口のみの対応というわけ?

 

 

この①と②に関しては、現場には何の詳しい話しもきていません。

 

厚労省や医師会等、ネットやテレビで情報公開はされているものの、なんにも決まっていないのです。

 

情報ばかりを提供しているだけです。

ただただ、現場が混乱するだけ。

 

こういった電話での問い合わせが今後多くなると、普段の業務にも支障がきます。

準備が先だと思うのです。

 

今朝も、ワイドショーで弁護士の住田先生が「報道より準備が先」と、順番が違うという話しをしておられました。

僭越ながら全く同感です。

 

現場も困惑します。

きっちり準備を整えて、医療現場に周知してから発信して欲しかったと思います。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか。

今日の医療事務おばさんの日記(笑)

 

ほとんどが現場での愚痴になってしまいましたが、いつになったら収束するのか不安な状況。

 

感染するかもしれないという心配もありながら、医療従事者も仕事をしています。

医師が感染なんて言う事実もあるわけですから・・。

 

医療事務も、新型コロナウイルスだけではなく、常になんらかに感染するというリスクはあるでしょう。

 

うちの医院では、予防のため、マスク・消毒薬などは以前から十分に準備しています。

 

今後は、小さな医院でもPCR法の検査が可能になったときのことを考えて・・。

たとえば、うちも防護具(ゴーグルやフェイスシールド)、長袖ガウンや手袋など、いろいろ準備も整えつつ考えてはいるようです。

 

そして何より、医療現場への的確な周知。

先に・・・これをお願いしたいです。

 

うちのような小さな医院では、まだPCR法の検査はできません。

診察なしで窓口だけで薬の投薬はしていません。

 

 

診療報酬点数についてに関することは、医療事務には大事ですから。

患者さんも検査の値段は知りたいはず。

PCR法の検査は、いったいいくらでできるのでしょうか。

 

 

いろんなイベントが中止になり、小中高校生も休み。

家でずっと、一人でじっーとしているとボケてしまう!と言っているうちの母(80代)笑

 

それでも、しばらくは外出は控えるように言ってます。

なんといっても高齢者ですから。

 

あなたも私も、お互いに気を付けましょう。

 

 

補足・追加  2020.3.9

 

①診察なしで、窓口で薬がもらえるかもしれない件

 

厚生労働省から早々に、慢性疾患の患者さんに対して、窓口ですぐ薬が処方してもらえると報道がありました。

現場には、まだ情報が回ってきていない状態で・・。

 

テレビをみられた患者さんからは、すぐに問い合わせが入ります。

当然、何も決まっていないのですから、処方できません。

 

うちの医院では、院長から電話があった患者さんへは、3月5日から対応しています。

 

これに関しては、医療機関によってさまざまな考えがあるようで、全ての医院で窓口処方をしているかはわかりません。

 

聞いたところでは、中堅クラスの病院はOK、クリニックではやっていなかったなど、いろいろです。

 

かかりつけの医療機関で確認してくださいね。

 

 

②PCR法の検査が3月6日から保険適用でできるようになったという件

 

こちらの情報も、あたかも全ての医療機関で保険適応、負担は全額公費で患者さんは無料。

なんていう話し・・、それに関する詳しい説明は何もありません。

 

実際、全ての小さな個人クリニックで、防護服を用意して検査なんて、すぐにできるわけがないでしょう。

(これに関しては、現場ではさまざまなお知らせが届くのですが、二転三転しているので、あえて詳しくは書きません(^^;)

 

今でも、大きな病院ですら検査できていないし、保健所に連絡しても、なかなか検査してもらえない状況は変わっていないようです。

 

PCR法の検査が多くの病院でできるようになるのも、まだまだでしょう。

 

仮に、どこででも検査できたとして、保険診療に対する点数も決まってないし、請求業務は月遅れでするんかい?!って感じです(^▽^;)

 

インフルエンザ検査のように簡易キットができたり、抗ウィルス薬の開発など、今後、新しい情報も出てきています。

 

報道されても、すぐには現場へ降りてこないのが現状なのです。