医療事務のレセプト業務とは?診療報酬の請求書作成としくみ

医療事務をめざそうかな~と思われたあなたは『レセプト』という言葉を聞いたことがありませんか。

「医療語?聞いたことがないよ~、知らない!」

「ほらぁ~、もう最初からわけわからない言葉が出てきた~」

と、思いましたか。

 

医療事務に興味をもたれたあなたが特に気になることは、医療に関することって難しいのでは?ということかもしれませんね。

私もそうでした。

なにせ高卒のレベルですから(^▽^;)

興味があっても、簡単には医療事務員なんてなれないし、医療用語もチンプンカンプン┓(´Д`*)┏ わからない・・なんてね。

 

医療系ってなんとなく敷居が高くて、私なんかには無理なのでは?って、思いがちです。

でも大丈夫、安心して下さい。

 

こんな私でも、もう20年以上医療事務員として働いていますから・・。

レセプトも理解できるようになりますからね。

 

医療事務として働きたいな~と考えた場合、大きくわけて2つの業務があると思って下さい。

・受付業務での接客業ともいわれる仕事
・レセプトという請求書を作成する仕事

他にも細かい業務は多々ありますが、大まかにいうとこの2つになります。

 

そのうちのレセプト作成業務が、医療事務として要の仕事でもあるのです。

医療事務の資格を取ろうかなと思った時や、医療機関の経営に携わる請求書を作る時に必要な知識。

それがレセプトを作ることだというわけです。

 

そこで、この『医療事務のレセプト業務について』というカテゴリーでは、

・レセプトとは何か
・レセプトがなぜ重要なのか
・レセプトの作り方

など、レセプトにまつわることを下記の記事一覧でまとめてみました。

 

レセプトに関係することで、あなたの疑問がとけるようなページがきっとあると思います。

レセプトという言葉なんて初めて聞いたよ~というあなたにも参考になれば良いのですが・・(^▽^;)

必要な情報の記事をご覧下さいね。

 

 

さてさて、さっきからレセプト作成、、、レセプト業務、、、って、結局レセプトって何なの?と思いますよね。

 

詳しくは下記の記事一覧でみていただきたいのですが、ここでも簡単に説明しちゃいます(^^)

医師や看護師のように、医療系の難しい勉強を何年もしなくても大丈夫ですからね。

 

まずレセプトというのは、診療報酬明細書のことです。

それがよく分からない!って感じですよね~。スミマセン(^^;

 

病院などへ行った時、私達は医師から何らかの診療行為をうけます。

診療行為には全て、点数が決められているのです。

日本全国どこの医療機関でも同じ。

 

あなたが、もし病院にかかられるようなことがあったら、領収証を確認してみてください。

点数が書かれてあると思います。

 

この点数で表された医療行為を、お金にかえなければなりません。

医療機関の収入です。

 

医療事務は、医療機関の収益を患者さんと保険者に請求します。

保険者というのは、あなたが持っている保険証に書かれてある組合のことです。

 

保険証のおかげで、あなたは診察代の一部だけを窓口で支払っているわけ。

点数で表されている医療行為を計算して、お金にかえて精算しているのですね。

 

あとの残りの診療代を、医療事務は保険者に請求します。

そう!

この保険者に請求する業務こそが、医療事務ならでは仕事だといえるのです。

 

医療行為を点数におきかえて、請求書として作成することこそがレセプト業務。

作った請求書がレセプト(診療報酬明細書)だというわけです。

 

月に一度、月初めにレセプトは保険者へ提出します。

求書が間違っていると、医療機関が損をすることにもなりかねません。

 

レセプト作成・レセプト点検業務は、医療事務の重要な仕事なのです。

・レセプト作成は難しいの?
・医療行為の点数は全部覚えるの?
・点数の計算?数学苦手なんだけど・・
・レセプト業務は医療事務全員が携わるの?
・レセプト作成ってパソコンで?

そんな疑問にも下記の記事一覧の中でお答えしています。

 

レセプトは提出しても、全部受け入れられるわけではありません。

審査を受けて、正当なものだけが収入となるのです。

査定があるのですね~。

 

却下されて戻ってきたレセプトの内容を見直すことも、再請求することも医療事務の仕事。

このあたりの詳しいことは、別ページでご覧くださいね。

 

医療機関は診療行為をレセプトにまとめて保険請求をします。

この仕事こそ、医療事務ならでは業務。

 

もちろん、全く医療用語を知らないと、頭の中で??ハテナマークが並ぶかもしれませんが、日々の業務の中で前向きに勉強していけば大丈夫。

 

医療機関に初めて医療事務として働き出して、すぐにレセプト業務を専任なんてことにはならないですから。

レセプト業務のみや保険請求の専門の道を選ばない限り・・。

 

医療事務の資格を取るために、毎日頑張っているあなたなら、現場でもいち早く理解できるでしょう。

 

医療機関では医師や看護師など・・、それはそれはすごい人達ですが、医療事務も保険請求のプロだと思っています。

私も日々勉強です(*^^*)

 

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