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医療事務の「くぅ」です(^o^)丿
今年も残りあと3ヶ月。
インフルエンザ予防接種も始まり、これからは患者さんも多くなってくる時期です。
うちのように、昔から地域に根付いた診療所では慢性の患者さんも多く、顔ぶれも同じような感じ。
高齢者の患者さんも多いわけです。
ですが、口コミやいつもかかられている人のご家族であったりと、新患さんもけっこうなもの。
20年以上も同じ医院で働いていると、医師と患者さんの関係にもみえてくる部分があります。
医師も一人の人間です。
苦手なタイプはあるでしょう。
私だって、ちょっと話しづらい患者さんだな~って思うことがあるもんね~(^^;)
もちろん、先生がえこひいきをしているなんて感じはありませんが・・。
プロですから(笑)
それでも医師と患者さんの関係に、微妙な感じがあるときはあります。
医師だって、わがままなことを言われると困るものです。
私も、自分が病院を受診するときに「あ~、面倒なことを言ってるなー」って、気を使って申し訳なく思うことがあります。
それは、医療事務として仕事をしているので、内部の事情が分かっているからです。
本日は医療事務の私からみて、ぶっちゃけて医師と患者の関係について思うことを書いてみます。
医師と患者との関係は相性?
先日、近所の奥さんから「この辺りで心臓をよく診てくれる病院はない?循環器を専門にしたクリニックとか・・」という話しをされました。
まずは、診療所にかかって、何かあればその後は大きな病院に紹介してもらいたいとのこと。
紹介状のあるの方がいろいろ助かるので、私もまずは小さな医院で相談された方が良いと思います。
詳しくは、こちらの記事をご覧くださいね。
『大病院に紹介状なしで行ったら?受診できてもデメリットあり』
その奥さんは、近所の内科で何回か受診されたらしいのですが、思うように診てもらえず、大きな病院への紹介をお願いできなかったとか・・。
医師と患者さんの関係がかみ合わなかったのでしょう。
噂では良い先生だと聞いていたのに・・なんて。
まさに相性の問題なのかもしれませんね。
先生と患者さんは信頼関係で成り立っている?
よく医師と患者さんの間に、信頼関係が必要だといわれます。
もちろん、患者さんは先生を信じて来院されますよね。
初めての病院でも、相手は医師だし信用しているわけです。
その病院を信じて頼りにし選んだともいえますが、まだその段階では信頼関係を築けているとはいえませんよね。
お互いによく話し合いながら、コミュニケーションをとりつつ、何度か通っているうちに相性の良い先生だと感じて、かかりつけ医や主治医となるのだと思います。
でも、診察時間ってほんと短時間ですし、上手くまとめて話さないと、なかなか思いが伝わらないときもあるでしょう。
先生も一人の患者さんに時間をかけてばかりいられず、早々に切り上げて診察しなければならない場合も無きにしも非ずですし・・。
そうなると、思いにずれや誤解が生じたりして、患者さんは機嫌が悪くなったり納得いかなかったりしてしまうわけ。
これも、何度かの話し合いやゆっくりとコミュニケーションをとっていくうちに、解消されていくのでしょうが、病院なんてそう何度も行くところでもないですからね~。
数回で、病院の評判が広まっていく可能性もあったりして・・(^^;)
コミュニケーションや意思の疎通
なかなか、どんな人柄かを瞬時に理解するのは難しいでしょうけど、話しやすい先生だ感じることはできるのではないでしょうか。
自分の話しを聞いて欲しいという気持ちも分かりますが、これがダラダラ長くて、同じことを何度も繰り返すとか・・。
こうなると先生も困りますが、時系列で詳しく話してくれる患者さんにはスムーズに診察できるというもの。
数分の時間でも、お互いの質問にも答えながら言葉のキャッチボールができている場合は、意思の疎通はできていると感じます。
まぁ、医療事務の私が勝手に思っているだけですが・・(;^_^A
ネットで調べたとか新聞に書いてあった、テレビでいっていたなんて話しをよくされる患者さんもいます。
案外、医師って世間知らずだったりしますよ(笑)
そんなことより、先生の知っている知識や経験で診察しますから・・。
言いたいことをメモに書いていくなどして簡潔に訴えて、先生の説明を納得いくまで聞けたら良いですね。
医師によっては説明があまり上手くなくて、よく分からなかったということもありますが・・。
説明下手の先生もいますから(笑)
質問しても、難しい用語ばかりで何言ってんだか(・・?というとき。
・安心して相談できる
・詳しく話しが聞ける
そんな関係でコミュニケーションを取ることができれば、医師と患者さんの関係もそう悪くはならないのではないかと思っています。
ひいきはないけど、苦手な患者さんはいるかも・・
とは言うものの・・。
私の診察時間は短かったのに、あの患者さんにはすごく時間をかけて丁寧。
ひょっとしてひいきしてるんじゃないの?と思うことはありませんか。
基本的に、患者さんへのひいきはないと思いますよ。
きっと・・たぶん・・(^▽^;)
症状のエピソードが長い患者さんには聞き取りに時間がかかるし、検査が必要な場合もあります。
もちろん、医師も一人の人間です。
苦手なタイプの患者さんはあると思いますが・・。
高圧的な人やわがままな人、ネチネチ・ダラダラと話しを並べる人などなど。
まぁ、患者さんじゃなくても嫌ですけどね。
長い間、医療事務をしていて、やけに馴れ馴れしい患者さんだな~、ちょっと失礼だな~と思う患者さんもいました。
顔には出されませんが、診療後に少々変わり者?みたいな空気になります( ̄▽ ̄;)
先生にとって、お気に入りの患者さんがいるとは思いませんが、苦手なタイプはあると思います。
(。´・ω・)ん?
医師も人間だから、可愛いくて綺麗な患者さんには優しいとかあるのでしょうか。
すみません、これに関しては私も聞いたことなくて経験もないので書けません(;^_^A
ないですよね・・(一一”)
医師は患者を覚えてる?
うちのように古くからある医院では、患者さんとも長いお付き合いになります。
来院されれば、顔を見ればどなたか分かる関係。
先生も覚えているはず。
私の感じからすると、先生は患者さんの名前を覚えているというより、患者さんの顔と疾患がイコールで結びついているような気がします。
慢性の疾患で来られる患者さんは、ほとんど頭に入っておられるでしょうが・・。
新患やたまにしか来られない患者さんを全て把握するのは無理でしょう。
そのためのカルテ。
カルテの過去の記録を見ると、先生もあの時の・・となるわけです。
カルテの記録事項は本当に重要ですね。
細かなエピソードや個人情報も書いておくと、会話がスムーズに流れるような感じです。
他愛もないことでも、例えば、旅行の予定があると言われていた患者さん。
先生は、この間の風邪がひどくならずに旅行はできたのか尋ねたり・・。
これには患者さんも驚かれて、そんなことも覚えてくれているんだ~となります。
患者さんと話すときに、私でもそんなふうに声がけすると「ありがとう」と言ってもらえますよ(^^)
医師が全ての患者さんを覚えているとは思えませんが、カルテを見て思い出したりしているのではないでしょうか。
まとめ
医師と患者の関係は、やっぱり相性でしょうか。
ある程度の距離間は必要だとは思いますが、安心して受診できる何でも話せるかかりつけの先生は必要ですよね。
大きな病院へ紹介してもらえたり、相談できるような人間関係が築けられる医師が居たら良いな~と思います。
医師も患者さんも人間ですから~。
上手くいかないこともありますよね。
医師にも苦手なタイプはあるでしょう。
それでも、診療に関しては変わりありません。
医師が患者さんに対して差別や特別扱い、ひいきなどはないと思っている・思いたい医療事務「くぅ」でした( ̄ー ̄)