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医療機関で働くスタッフを見て、素朴に「従業員ってインフルエンザにかからないのかなぁ~?」って思われたことはありませんか。
医療事務に興味を持たれたあなたは、もし病院に勤めてインフルエンザが流行したら、どうなるのだろうと不安もおありかと思います。
毎年ある時期になると、インフルエンザが大流行なんて情報が流れますもんね。
医療事務の仕事は、室内で快適な温度の中、重労働というような力仕事ではありません。
ですが、体調の悪い患者さんが来院されたり、風邪やインフルエンザのように移ってしまうかもしれない症状の方もおられたりする職場です。
インフルエンザが大流行すると、待合室は高熱の患者さんでいっぱいになることもあります。
本日は、将来、医療事務になりたいなぁ~と思われているあなたが、ちょっぴり知りたい事情。
医療事務はインフルエンザにかからないの?という疑問について書いてみます。
もちろん医療事務をめざされていないあなたでも、流行するインフルエンザに医療機関で働く人がどう対処しているか参考にお読みください(^^)
医療事務はインフルエンザにかかりやすい?
インフルエンザの症状とは、ふつうの風邪と少し違った特徴があります。
・高熱が急に出る(38度以上)
・全身の倦怠感がひどい
・筋肉痛・関節痛が強い
など、うちの子供達が以前インフルエンザにかかった時に言っていた「死ぬかと思った~」というほどの病状になることも。
ちょっとオーバーかもしれませんが(笑)
ですが、私も含め働いているスタッフ全員が、毎年インフルエンザにかかるということはありません。
私が勤めてきたこの20年間のことを思い出してみると、昨年は誰一人として従業員はインフルエンザになっていません。
今までのことを考えると、うちの医院では平均して年に1人ぐらいかかるかかからないかといったレベル。
そういえば、以前にすごくインフルエンザが流行ったとき、2~3人罹患した年がありました。
スタッフが順番に休んでいたという事実(^^;)
何を隠そう、私もこの20年間のうち、1度だけインフルエンザB型にかかったことがあります。
これは、院内でウィルスをもらったというより、インフルエンザにかかっている母親のお見舞いに行って移ったような気がしています(笑)
医師や看護師をはじめ、医療事務スタッフも不死身ではないのですから、そりゃ体調がすぐれないときもあります(^▽^;)
インフルエンザに絶対かからないということはないのです。
ウィルスの多い環境にいるということは間違いないですから。
それでも、先生がインフルエンザにかかったところはみたことないですが・・。
すご過ぎますね~。
もしインフルエンザにかかったら?
では、もし医療事務がインフルエンザにかかっちゃったら・・。
昔は、インフルエンザにかかったのかを調べる手段も、インフルエンザの薬もなかったわけです。
今では、高熱が出てある程度時間が経っていると、A型なのかB型なのかまでわかるような検査があります。
インフルエンザと確定すれば、抗インフルエンザ薬を使用して自宅で療養です。
早くに症状を回復させ、仕事復帰しなくてはいけませんもんね(^^;)
私がインフルエンザB型とわかったのも、この検査キットのおかげ。
イナビルという吸入薬を1回使用して、自宅でゆっくりしていました。
案外、軽症だったので復帰は早かったですが(^_^)
抗インフルエンザウィルス薬に関しては、あなたもよくご存じかもしれませんが、タミフルが有名ですよね。
その他にも、リレンザ・ラピアクタ・シンメトレルなども。
一覧にすると
・「リレンザ」吸入薬
・「イナビル」吸入薬
・「ラピアクタ」点滴薬
・「タミフル」経口薬
・「ゾフルーザ」経口薬
・「シンメトレル」経口薬
こんな感じですが、ゾフルーザというのは今年から発売される新薬です。
タミフルという薬も、値段が半額にもなるジェネリックといわれる後発品が登場します。
健康な人なら、インフルエンザも3~7日くらいで自然に治っていくわけですが、そんなに仕事も休めませんし、薬を服用して早く楽になりたい気もしたり・・(^▽^;)
昔はみんな自然治癒だったのでしょうけど、今ではインフルエンザ治療薬の処方が多いです。
先生のおっしゃる通りに、自宅休養となります(/ω\)
医療事務のインフルエンザ予防接種は必須?
医療事務がインフルエンザにならないように気をつけること、予防は大事。
患者さんにうつすこともありますから・・。
毎年10月頃になると、早くも「インフルエンザの予防接種はいつから?」とか「値段は?」という声を聞きます。
私達スタッフの仕事は、インフルエンザが流行したときはもちろん、この予防接種の時期からいつもより忙しくなるのです。
今日も「インフルエンザの予防接種は予約がいりますか?」という問い合わせが入っていました。
インフルエンザの予防といえば
・インフルエンザワクチンの接種
・なるべく人混みは避ける
・密閉性の高いしっかりしたマスクをする
・手洗い、うがい
・加湿器をうまく利用して乾燥を防ぐ
などよくいわれる対策法があります。
気を付けなくてはならないことはわかっていますが、なんせ勤務先が病院ですからね~(^▽^;)
医療従事者のインフルエンザ予防法の一番は、やっぱりワクチン接種でしょう。
医療事務に興味を持たれているあなたも、予防接種は必ずするもの?なんて思われていませんか。
絶対に打たなくてはだめ?なんて、そんな注射嫌いのあなたなら尚更知りたいですよね。
インフルエンザの予防接種に関しては、勤務先で打つように勧められます。
職場の環境を考えると移ってもおかしくないし、インフルエンザにかかって仕事を休まなければならなくことを考えると、できる対策はした方が良いです。
うちの医院では、無料で接種してもらえます。
よっぽどアレルギー体質で予防接種ができないという人以外は、打つべきだと思います。
不思議と私が1度だけかかったインフルエンザB型の時は、症状が軽くてすみました。
これも、予防接種のおかげなのかな~と思っています。
医療従事者、医療事務としての自覚の一つとしてインフルエンザワクチンは接種しておきましょう。
スタッフ全員がインフルエンザで休むなんてことにならないように・・。
アッ!
インフルエンザの予防接種をしたからといって、絶対にインフルエンザにはかからないというわけではないですよ(^^;)
どの予防接種にもいえることですが、絶対・・はありえません。
予防接種をしても、やっぱりインフルエンザになった場合は、すみやかに仕事は休まなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
医療事務として働きたいな~と思われているあなたにとって、今日のインフルエンザ事情は参考になりましたか?
将来、医療機関に勤めたとき、
・医療事務はインフルエンザにかからないのか?
・インフルエンザにかかったら・・
・医療事務は予防接種は絶対に打つの?
という内容で書いてみました。
本日は、私の経験と先日の関西ローカル「おはよう朝日です」という番組の情報も参考にしています。
近畿大学医学部医学科の吉田耕一郎教授のお話しです。
医療事務もインフルエンザにかかることはあります。
でも、予防対策は常に心掛けて、一緒に働く人達にも患者さんにも迷惑をかけないようにしなくてはいけませんね。
インフルエンザの予防接種は必須だと考えておいた方が良いでしょう。
予防接種のおかげで、うちのスタッフがインフルエンザにかかるのはまれとなっていますから。
普段と違った感じで体調が悪いときは、インフルエンザの検査をしてもらって下さい。
万が一、インフルエンザだと確定しちゃったら薬を使用し、仕事を休んでしっかり療養します。
今年はまだ予防接種をしていない私(^▽^;)
そろそろ打たなくては・・。
あなたもインフルエンザには気を付けてくださいね。