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初めて医療事務に興味を持たれたあなた。
私のサイトにたどり着いていただき、ありがとうございます(^^)
医療事務の仕事の中で、最も専門的な内容が「レセプト」について。
レセプトを作るという作業や点検をするということは、医療業界でしかないからです。
資格を取ろうと思ったり、勉強しようと思いついたら、まずレセプト作成ができるようにならなければなりません。
学習するときは手書きに作り上げていくのですが、実際の現場ではどうなのでしょうか。
パソコンで作成しているのでしょうか。
あなたが医療事務として働いたとき、レセプトはどのようにしてできあがっていくのか関心ありますよね。
もうすでに、勉強を始めておられるあなたなら、あのレセプトを何枚も作成していくのは結構大変なこと・・だと思っておられるはず(笑)
本日は、
・レセプトはどうやって作成する?
・点数はパソコンで入力している?
など、現役の医療事務の私がお伝えしていきますね。
医療現場のレセプト作成はパソコン?
思い返せば20年以上も昔のことです。
初めて医療事務となった私。
やっとうちの自宅にも、パソコンというものがやってきた頃でした(^▽^;)
資格を取ろうと勉強しているときは、手書きでレセプトを作って提出という形。
あっ、レセプトというのは診療報酬明細書ともいわれるものです。
初めて医療事務に興味を持たれたあなたは、
『レセプトの意味とは?医療事務をめざそうかなと思うあなたへ』
こちらの記事もどうぞ(#^^#)
勤務先では、先輩達がなにやらコンピューターに入力していました。
自宅のパソコンにも、まだそれほど慣れていたわけでもなかったのですが、現場では入力業務が待っていたのです。
入力業務はレセプトコンピューター
私の勤務先では、デスクトップのパソコンのようなコンピューターが2台ありました。
毎日、来院された患者さんの診療内容を入力。
領収証を出力している感じでした。
パソコンのように、インターネットに繋いで検索するようなことはできません。
医療事務の作業だけをするようなコンピューター。
それがレセプトコンピューターというもので、通称レセコンといわれています。
日々の診療行為や処方薬の入力・レセプト作成など、全てレセコンでするのです。
見た目はパソコンなのですが、パソコンとは言わずレセコンと呼びます。
レセプトとレセコンはちがう
ここまできたら、もうレセプトとレセコンの違いはお分かりいただけましたよね。
レセプト(診療報酬明細書)は、患者さん一人一人の診療費を請求するための書類。
全額ではありませんが、患者さんにお支払い頂いた以外の金額を、保険証に書いてある団体に請求するものです。
レセコンとは、レセプト作成や会計をするための書類を作るコンピューター。
医療機関が使うパソコンのようなものです。
言葉はよく似ていますが、全く別のもの。
レセプト作成をするための道具が、コンピューターであるレセコンといえます。
医療事務は、レセプトを作るために毎日レセコンに入力をしているというわけです。
点数を打ち込んでいくの?
ではでは、医療事務は、日々いったい何を入力しているのでしょう。
手書きの紙のレセプトを作成するには、診療報酬点数を調べて書いていかなくてはなりません。
先生の診療行為を点数化して、請求するからです。
では、同じようにレセコンにも点数を入力していくのでしょうか。
レセプトは、どうやってできあがっていくの?って思いますよね。
これから医療事務をめざそうと思われているあなたには、想像つかないかもしれません。
実は、レセプトは思ったより簡単にできあがってしまうのです(^^)
レセプトは、患者さんの一ヶ月の診療内容を記して請求する書類。
もし、患者さんが毎日通院されたら、25日分ほどの診療項目がズラリと並ぶわけです。
レセプトの枚数は何枚にもなるでしょう。
血圧の薬を30日分もらうために、月に一度だけ来られる患者さんのレセプトは、簡単なもの。
1回の診察でも数多くの検査をすれば、点数早見表のあちこちからその項目をさがさなければならないということです。
手書きでレセプト作成をするなら、点数表の医療項目の種類さがし点数を調べて書いていきます。
でも、今ではほとんどの医療機関(全てではありませんが・・)には、パソコンがあるでしょう。
そう、レセプト業務をする端末はレセコンでしたね(^▽^;)
入力の仕方は、パソコンに文字を入力するのと同じようなものです。
それぞれの医療機関に導入されているメーカーや作業のやり方によって、入力方法は違うかもしれません。
そういえば、私が勤務し始めた20年ほど前では、ひらがな入力でした(^^;)
今のように、パソコンでタッチタイピング(ブラインドタッチ)で入力なんてできなかったのです。
って、私の自宅にはパソコンがきたばかり。
全然使いこなせてなかったので、現場での入力にはすぐに対応できましたが(笑)
というか・・、点数を打ち込むのなら文字のキーボード入力って必要あるの?って思いませんか。
そうですよね~。
実は、レセコンに入力するというのは、点数早見表で調べた点数を打ち込んでいくのではないのです。
数字を入力するだけではありません。
使っているレセコンの決まりごとはありますが、文字入力のようにキーワードで打ち込みます。
逆にいうと、点数自体を入力することはありません 。
診療項目を打ち込むと、レセコンが勝手に点数を算定してくれるのです。
もうすでに、医療事務の勉強をされておられるあなたは、ちょっぴりビックリされましたか(^▽^;)
点数表から診療項目をさがし、点数を調べるという行為が必要ない?なんてね。
あの分厚い診療点数本の内容が、パソコンの中にあるという感じです(笑)
日々、現場のルールに従い入力すると、点数は簡単に出てきます。
毎日の入力業務をきっちりやっていると、レセプト作成は実に簡単なものだといっても過言ではありません。
では、いったい医療事務の要でもある専門的なレセプト作成って、どんな意味があるのでしょうね。
このあたりは、また、別の記事で私の思いを書きたいと思います(^^)
まとめ
いかがでしたか。
・レセプト作成はパソコンでできるの?
・点数を入力するの?
という疑問は、解決できましたでしょうか(^^;)
手書きのレセプト作成は、それはそれは大変ものです。
資格取得のときのレセプト作成は、時間との戦いもあるしね。
実際の現場では、見た目はパソコン、名前はレセコンを使用しています。
一人一人のレセプトは、1ヶ月分をまとめて次の月初めに作成します。
日々の入力業務をきっちりしていれば、そう難しくはないでしょう。
パソコンに文字入力ができるのなら、問題ありません。
もちろん、全ての点数を覚えなくてはいけないということもないです。
しかし、レセプト作成をパソコンがしてくれるから・・という気持ちだけでは、医療事務は勤まらないと、私は思っています。
この「ハーティジム」のサイトで、その思いを今後も書いていくつもりです。
参考にして頂ければ・・と思います(*´ω`*)