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医療事務の介助の仕事。どこまでの診療補助が業務の一環?

この記事は約 8 分で読めます。

医療事務の介助・診療補助

 

医療事務に関心を持たれているあなたが最初に思うのは、どんな仕事内容なのかなぁ~ということではありませんか。

 

受付窓口を見て、病院で働く医療事務員の仕事をイメージしたりしますよね。

 

患者さんへの応対・受付・会計・電話対応など。

特に大きな病院では、総合の受付窓口があったり、それぞれの科にも患者さんを受け付ける場所があったりします。

 

今までに医療機関へかかられたことのあるあなたなら、医療事務は窓口での業務が主な仕事だという印象があるでしょう。

でも、実際に医療事務として勤めてみると、他にもまだまだ細かい仕事が数多くあります。

 

医療事務とは、窓口で患者さんの応対をすることだけではないのですね。

 

特に小さな医院やクリニックなどの医療事務は、オールマイティーに仕事をこなさなければなりません。

大きな病院と比べて、よりいっそう患者さんとは近い立ち位置で働いています。

 

そんな中で患者さんへの介助・お手伝いなどのサポートは、どこまで医療事務がするの?と思いませんか。

 

医療事務なのに看護師やヘルパーさんのようなお仕事までするなんて思いもしなかった・・と。

あなたは、そうならないようにチェックしてみてくださいね!

 

それらも踏まえて、今日は医療事務が行っている診療補助や介助はどういうものなのかをまとめていきます。

 

 

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医療事務の介助の仕事とは?

 

あなたが医療事務に興味を持たれて、勉強を始めたとしましょう。

主な学習内容は、医療事務の要でもある診療報酬明細書(レセプト)を作成することです。

それが、医療事務としての専門的な仕事だから。

 

でも、実際の医療機関で働いてみると、日々の業務は机に向かってばかりではありません。

患者さんの応対、いわば接客業といっても過言ではないのです。

 

特に小さな医院では、医療事務が看護助手のような仕事までもしていたり、先生の診療補助をしたりすることもあります。

患者さんの介助をする場合も少なくありません。

 

 

患者さんへの手助け・補助

 

学習内容の中には、接遇に関しての勉強も含まれたりするでしょう。

クレームが出た時の対処や電話応対の仕方など、患者さんの接し方について学ぶこともあります。

 

でも、実際に患者さんを誘導したり、手を差しのべたり、身体を支えたりなどの介助の方法は医療事務の実技ではなかなかできません。

これって、案外と難しいものなのです(^^;)

 

介護といわれる分野で教わらなくてはわからない部分も多いと、最近特に私は現場で感じています。

 

私のように小さい医院に勤めると、実際のところヘルパーの資格を取ったり、勉強をした方が良いのかも・・なんて思うことも。

 

特に、地域に密着した医院ではお年寄りの方が多く来られます。

うちのような内科では、かかりつけ医として常連さんが多いのです。

 

足腰が弱くなったり体のあちこちの痛みを訴える患者さんが、年々増えていることもあります。車椅子で来院されることもあるし、目の不自由な人も・・。

 

患者さんの手助けをするのも車椅子を押すのも、思っているほど簡単ではありません。

 

患者さんが痛みを感じないような介添えは、本当に難しいことです。

逆に、転倒でもされたら大変ですから・・。

 

 

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看護助手?介護職?

 

勤め始めた20年前には、これって医療事務の仕事なの?なんて思っていたものでした(^▽^;)

私が考えていたのは、受付での金銭のやり取りや受診のやりとりだと思っていたからです。

 

患者さんの歩行介助や車椅子の移動などは、勝手に看護師がしてくれるものだと思いこんでいました。

 

もちろん、医療事務としてというより、人として助けてあげたいという気持ちはあります。

でも、いまだに微妙に悩むこともあり、大変そうな患者さんの場合、私はなるべく看護師にお願いしちゃうのです。

 

このあたりの患者さんへの介助に関しては賛否両論。

窓口での応対はあっても、これって医療事務の仕事なの?ってね。

 

最近では接遇実践というような講座のカリキュラムとして、勉強することもあるようです。

昔は、このようなことを勉強するなんてことなかったと思いますよ(^▽^;)

 

高齢者の歩行介助や、車椅子の患者さんの移動介助、目の見えない患者さんのサポートなど、接遇に関しての学習も大事ですね。

 

個人的には職場体験というのが良さそうに思いますが、医療事務はその業務がメインではないですからね(^^;)

 

医療事務の診療補助というのは、先生がされる事務的な内容のお手伝いということ。

 

それでも、小さな個人のクリニックでは、看護補助のような介助の仕事も医療事務の業務となっているのが現実です。

 

 

まとめ

 

このように、医療事務の仕事は勉強したことだけではなく、難しく感じることがあるかもしれません。

学習した内容だけではなく、勤務先の職場によってさまざまな業務があるからです。

 

その中でも、接遇の一部でもある介助に関しては、患者さんとのコミュニケーション能力も必要。

うちの医院ではスタッフ同士で助け合いながら、患者さんと関わっています。

 

小さな医院では診療補助や看護助手のようなことも含めて、医療事務の仕事となることが多いです。

 

もちろん、医療事務は手当てをするなどの医療行為はできません。

あくまでも患者さんの身体的なサポート、介助、お手伝いです。

 

他に診療補助といえば、事務的な仕事もあります。

医師の事務補助という先生のサポートをメインでする業務。

 

これは、ドクターズクラークといって医療事務の資格にもありますが、患者さんの介助ではなく先生の補助です。

患者さんの手助けはなく、先生のサポートというわけ。

 

個人で経営されている医院では、受付の窓口業務だけとかコンピューター入力だけとかいうような業務体制ではないのです。

 

 

医療事務は、医師・看護師・患者さんとそれぞれのサポート役ともいえます。

医療事務の仕事は多岐にわたることが多く、勤めてから「こんなはずじゃなかった~」なんてことにならないよう、参考にしてくださいね(*^^*)