この記事は約 12 分で読めます。
診療所の医療事務の仕事内容は、多種多様だとよくいわれます。
大きな病院とは違って、小さな医院では、ほとんどが掃除も医療事務の業務です。
大病院で、清掃専門の方がたまたまトイレ掃除をされているといった場面にも出くわすでしょ。
清掃業者が入っていることが多いのでしょう。
大学病院で診察時間前に、看護師や事務員が玄関を掃除しているなんて見たこともありません。
でも、診療所のような開業医の先生が経営されている医療機関では違います。
院長先生やその奥さんが、朝から診療所周りの掃き掃除なんていうことも・・。
ひょっとしたら、医療事務員がしていることもあるのではないでしょうか。
今回は、診療所での掃除はどうなっているのかみていくことにします。
小さな医院では、まだまだスリッパに履き替えるところもあるので、土足でOKの病院との違いも考えてみますね。
診療所の掃除は医療事務の仕事
診療所は、イメージとしては町のお医者さんといった感じ。
入院の設備もなく、昔から地域にあって地元の患者さんが多い病院といった印象ではないでしょうか。
スリッパに履き替えて待合室へ・・ってね。
先日、テレビのドラマ「アンサングシンデレラ」をみていたのですが・・
テレビドラマ好きなもので(*´σー`)エヘヘ
特に、医療に関係するものは必ずと言っていいほどチェック。
このドラマは、薬剤師の仕事について考えさせられています。
そこで、先週出てきた「長崎医院」。
この医院も小さな診療所で、院長先生一人で経営されているかのようにみえました。
ドラマ設定上はどうか分かりませんが・・。
土足で入れる医院ではなく、スリッパに履き替える診療所でした。
アッ!!
なんだか余談の話しになってしまいましたが(;^_^A
そうそう、ここまで、医院や診療所・病院やら書き方がバラバラですが、詳しくは
『大きい病院と小さい病院の違いは?どちらの方が働きやすい?』
こちらの記事で、違いは確認してみてください。
大きな病院では、仕事が細分化されているので、一つのポジションで働きます。
受付担当なら、一日その業務といった感じ。
その点、診療所はそうはいきません。
ありとあらゆる業務を、スタッフ全員で手分けしてこなしていくのです。
掃除もそのひとつ。
診療所のほとんどが、掃除はスタッフでやっているのが現状です。
幅広い業務だといわれる理由の一つにもなっています。
やっぱり靴のままで診察される医院は、掃除も大変なのでしょうか。
診療所はスリッパ履き?土足?
大きな総合病院は、靴を脱ぐという観念が全くないですよね(笑)
でも、診療所となると・・。
これは私の近くの医療機関を思い出してみても、まだまだスリッパに履き替えるというスタイルのところがけっこうあります。
土足厳禁だと院内もそう汚れないでしょう。
医療事務の仕事の一つに掃除もあるのならば、綺麗な診療所の方が良いですよね。
土足のままだと、室内履きの医院よりフロアーの汚れが目立つような気もします。
天気の悪いときや砂などで汚れそうで、掃除も大変そう・・。
大きな病院は土足のままですが、専門・専属の清掃業者の方達のおかげで綺麗ですよね~。
診療所の掃除は、スタッフが順番で行うか全員で済ませるかさまざま。
1日に何回するのかなども、勤務先の掃除方法に従いましょう。
土足厳禁で困ったこと
スリッパ履きにしてもらっている診療所もけっこうあるといいましたが・・。
これはこれで、院内の汚れは抑えられそうですが、困ったこともあります。
先日、玄関先で患者さんが「靴がない~」と騒がれているのを見ました。
多くの患者さんが来院する診療所では、靴の履き間違いがあるというのも、これあるあるなのです。
特に、高齢者の方は歩きやすくて軽い運動靴のようなものを履いておられます。
どれもよく似た感じなのです。
サイズもあるし、誰かが履いたものだと感触も違うだろうし、間違えるなんてありえないなんて思うかもしれませんが・・。
靴の間違い。
けっこうあります。
その時間帯に来られた思い当たる患者さんに連絡を取って、靴さがしもしなくてはなりません。
土足厳禁で、きれいなフロアー。
掃除も楽ということまでは良いのですが、靴の履き間違いがあるというのはデメリットかもしれません。
スリッパ履きは衛生面では?
昔は、スリッパ履きに関して深く考えたりはしなかったのですが、このコロナ禍で感染のことを思うと・・。
下駄箱やカゴの中にあるスリッパを履くという行為。
最近、よく「どうなのかなぁ~」と思っているのです。
このコロナ感染の事態になってからは、どこも玄関にアルコールは置いてありますが、自分でスリッパを拭くというところまで、誰もされていません。
このスリッパを、診療所の掃除の一つとしてどこまで殺菌しているのか・・。
疑問に思うこともあります。
もちろん、履き終えたスリッパを殺菌するディスペンサーがある医院もあります。
けど、一度にたくさんできないし、時間もかかりますよね~。
掃除をするときに、スリッパもきれいにするという仕事が増えます。
そういえば、近所の歯科医院では、10足くらいっだったかな~、定期的に歯科衛生士の人がディスペンサーに入れてました。
歯科は、予約で1時間にだいたい来られる人数の患者さんが把握できるので可能です。
けど、診療所で大勢の患者さんが来院となると、ちょっと難しいかも・・。
スリッパも、院内の床掃除のことを考えると良いのですが、患者さんがどう思われているのか・・。
もちろん、自分の簡易スリッパを持って来られる患者さんもいます。
誰かの履いたスリッパを・・と思うとマイスリッパを持参というのも一つの考え方。
引っ越し業者じゃないですけど、靴下を持ってきて履くとか・・(;^_^A
診療所も、コロナの感染予防のアルコールと一緒に、スリッパの殺菌方法を考えてみても
よいのではないでしょうか。
って、経営の面から見たらコストがかかるのでしょうが・・。
診療所の掃除の話しから、少々それたような気もしますが(笑)
掃除って身の回りだけ?
ではでは、診療所の掃除とはいったいどのような感じなのか書いてみましょう。
診療所の院内は、診察室と待合室、事務が働く場所と処置をする看護部署、玄関やトイレなどがあります。
スタッフ全員で掃除をするところが多いと思いますが、まずは自分の身の回りから。
書類の整理整頓や診察で使ったものの片付け。
フロアーは、掃除機をかけたりモップできれいに。
下駄箱、机やいすの拭き掃除。
今では、アルコールでの消毒は必須となっています。
受付周りも念入りに・・。
タオルを洗ったり流し台の掃除。
これに関しては、うちは看護師がしてくれます。
トイレ掃除は、順番にすることになっています。
掃除に関する道具や用品の在庫もチェックしておかなくてはなりませんよね。
大きな病院では、自分の身の回りだけ意識してきれいにしておけば良いでしょうが、診療所では違います。
勤務先の掃除の仕方に従って、スタッフみんなで協力しながら手分けしてするのです。
受付時間の始まる前や、患者さんの診療が終わってからの仕事。
手際よくしなくてはね~~。
まとめ
診療所で働く医療事務は、掃除も業務のいっかんとなっていることがほとんどです。
診察時間以外の仕事かもしれませんが、大きな病院とは違います。
診療所は、経営状況によってコスト面も考えると、なかなか清掃業者に委託するというのは難しいのではないでしょうか。
掃除も仕事だと考えておいた方が良いでしょう。
医療事務が病院の顔と言われたりしますが、院内の美しさも評判のものさしの一つだと思います。
自宅の掃除方法とは違うかもしれませんが、勤務先の掃除の仕方でやりましょうね。
ちなみに、私は診療所の勤務ですが、うちにはお掃除専任のスタッフがいてくれます。
私、料理はめちゃくちゃ苦手なのですが(笑)お掃除は好き。
それでも、診療所内の掃除をしてくれるスタッフがいてくれて助かっています。
患者さんが多くて、疲れてくたくたになるときもありますから・・。
自分の身の回りの片付けで良いのですから、恵まれていますよね。
もちろん、お掃除専任のスタッフも休まれることはあります。
そのときは、スタッフ全員で掃除です。
きれいな院内は、やっぱり気持ち良いですから。