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医療事務という仕事に興味があるんだけど、仕事内容を考えると・・
・なんだか難しそう
・どんなことをしているの?
・医療現場はきつい仕事ばかり?
と思ったりしませんか。
医療事務の仕事は、思ったよりしんどい・辛い・辞めたいという気持ちになる・・なんて聞いたりもします。
ぶっちゃけ、20年前に、私が医療事務の勉強でもしようかなと思っていたときは、無知でのんきに病院の窓口のお姉さんがしている仕事ぐらいの認識でした。
本当は医療現場で働くのって命に関わるような大変なことで、厳しくてきつい仕事なのに・・(^^;)
いやいや、脅かしているわけではありませんよ。
あなたが初めて医療機関に勤め出したら、最初はハードできつい仕事だな~と思うかもしれません。
でも、私の場合は自分に合ってる職種だとも思うし、医療事務の仕事がけっこう好きです(#^^#)
まぁ、もう20年以上も小さな医院で働いていますから・・。
ではでは、医療事務の仕事がきついと思われるのは、いったいなぜでしょうか。
普段の業務内容からみていくことにします。
今日は、
・医療の現場で働いてみたい
・医療事務に興味がある
・業務内容が知りたい
というあなたへ。
本当にきつくて辛い業務なのか、私が日々やっていることも含め、仕事内容について書いてみます。
医療事務の4つの仕事内容、この業務ってきついの?
あなたがイメージする会社の事務とはちょっと違う医療事務。
黙々と1人でデスクワークという事務仕事ではないのです。
医療事務とは、一般事務とは違う業務内容といえます。
こんなにもやることが細かくて多いのかぁ~と思うほど、立ってする仕事もけっこうあって、ハードだったりもします。
窓口でゆったりと応対しているイメージとは違うのですね~。
私のような個人の医院では、けっこうバタバタとスピーディに業務をこなしていかなければなりません。
毎日が忙しくて、新人のスタッフに丁寧に教えてあげられる余裕がなかったりもします。
小さなクリニックは、医療事務の人数自体が少ないからだともいえます。
医療事務の仕事を辞めたいと感じるときの一つに、先輩が冷たい・厳しいと感じるのは、このようなことが理由なのですよ~(^^;)
新人さん達、ごめんなさいね・・。
それでも、頑張って続けていると、診察に来られた患者さんに寄り添って、手助けができるやりがいのある仕事だと思えるようになります。
くたくたに疲れる仕事だと思うこともありますが、私は案外、自分には向いていると思っているのでした(*^^)v
そんな医療事務の仕事内容を、まずは大きく4つに分けて簡単にお話ししますね。
1.受付窓口業務
ここでの仕事は、医療機関に行かれたことがある人なら誰でも知っている、受付にいる事務員さんが働いている部署。
町によくある〇〇医院や△△クリニックという個人の病院と大きな病院とでは、受付の感じはちょっと違うかもしれません。
なぜなら、大病院では受付窓口と会計窓口が別々だからです。
大学病院のような大きな病院では、仕事が分業されていて、受付業務ならその仕事専門。
個人の医院やクリニックでは、診療の受付・保険証確認・カルテの作成・清算まで受付窓口担当の事務員がすることになります。
再診察の患者さんの場合にはカルテ棚からカルテ出し。
新しい患者さんの時はカルテを作り、お呼び出しして診察室まで誘導することも。
診察券を作ったり、問診票の説明や電話対応もあります。
診察が終わった後の会計は、昔は手書きでの計算でしたが、今ではほぼコンピューターに入力して領収書を作成。(通称レセコンといいます)
電子カルテを導入している医院もちらほらあります。
診療費の清算では、代金を頂きレジのお金が間違いないかも合わさなければなりません。
こんなふうに、個人の小さい医院での業務はさまざまな仕事があるのです。
私が勤めている医院の事務スタッフは4名。
4人で手分けして助け合いながら、テキパキ働いています(^^)
個人のクリニックでは、医療事務のスタッフがもっと少ない場合も多いです。
先ほども書きましたが、多岐にわたる業務を少ない人数の事務員で、スピーディーにこなさなければなりません。
未経験のあなたが、そんな現場に飛び込んでいったら、つらい仕事だときっと感じることでしょう。
でも、きついと思われがちな業務も、慣れれば大丈夫ですよ~~。
最初だけちょっとだけ我慢して、勤務先のルールを覚えてしまうのです。
とはいえ、うちの医院もけっこう細かな決まりごとがあります(^▽^;)
戸惑うのも無理ありません。
遠慮せず、わからないことをどんどん聞ける現場の雰囲気が重要だと思っています。
新人さんを教えるときに気を付けていることです。
私は、いつでも何でもウエルカムの優しい先輩・・なんちゃって(〃’∇’〃)ゝエヘヘ.
受付窓口の業務は、病院の規模によって違うといえます。
2.医事課・レセプト業務
大きな病院では、受付のすぐそばや奥に医事課という部署があります。
窓口で患者さんの応対をする仕事ではなく、レセプトコンピュータや電子カルテによる会計業務をするところ。
領収証や明細書を発行します。
病院経営の中心部といっても良いかもしれません。
なんといっても、医療事務ならではの最大の業務、診療報酬請求はとても重要な仕事です。
患者さんごとの診療報酬明細書(レセプト)を作って、毎月その診療報酬を請求。
これこそが、本来の医療事務の仕事ともいえます。
大病院でやっている医事課の仕事は、個人の開業医クラスの医療機関では全て医療事務スタッフが兼任。
受付窓口業務と医事課業務のレセプト業務までが仕事というわけです。
実際私が働いている医院では、請求業務のレセプトの他にも請求処理する書類はたくさんあります。
新人さんが口を揃えて言うのは「しなくてはならないことが多いですよね~」ということ。
最初は、ちょっぴり圧倒されてビックリするかもしれませんね(^^;)
大きな病院では、このレセプトの枚数が多いので、月初に残業があったりします。
レセプト業務は、レセプトを知らない初心者には難しくてきつい仕事となるでしょう。
小さい病院とは違って、ありとあらゆる業務をせずに専属の仕事をすることで、レセプト関連に携わらない場合もあるかもしれません。
窓口業務だけ・・とかね。
私のように個人の小さな医院では、レセプト業務で残業がきついということはないです。
3.クラーク業務
クラーク業務というのは、主に大病院での仕事です。
大きな病院では総合受付があって、それぞれの科にもまた、受付のようなところがあります。
先日、母の白内障の件で大学病院に付き添って行きました。
総合受付で渡されたファイルを持って、眼科の窓口へ。
眼科の受付で数人の医療事務員さんが、バタバタと働いていました。
職業柄じっと仕事を見ていたのですが(^^;)、患者さんの受付や案内、何枚もの書類をファイルにまとめたりと大忙し。
いかに患者さんとのコミュニケーションが必要か、目の当たりにしましたね~。
この各科の受付の他に、病棟のクラーク業務というものもあります。
病棟の事務職員は、入院されている人達に関する事務担当。
患者さんやその家族、看護師や先生との関わりが多くなる部署でもあります。
私は、このクラークの経験はありませんが、仕事をされている医療事務員さんを見ると、いつも応援したくなります。
がんばれ~~(^O^)/
接客が苦手だったり人見知りなんていうあなたには、きつい仕事だといえるかも・・(^^;)
4.医療秘書業務
医療秘書というのは、対患者さんの仕事ではなく医師のお手伝いです。
病院の先生は患者さんの診察の他に、薬を処方したり処置をしたり、検査をオーダーしたり、カルテに記入(もしくは電子カルテ入力)と大変。
そんな先生の補佐役、代理で書類作成ができるような仕事もあります。
それが医師事務作業補助という仕事。
本来の秘書というスケジュール管理やお世話という業務ではなく、事務的なことのサポートです。
紹介状や処方箋、カルテの代理作成まで。
ここは私の経験上、一番気が引き締まる業務です。
初めてだったら、緊張するでしょう。
先生の一番近くで仕事をするわけですから、苦手なタイプの医師だったらちょっときついかも・・(;´д`)
まとめ
医療事務の仕事がいったいどのようなものなのか、イメージできましたでしょうか。
受付窓口業務から、請求業務、クラークという仕事、医師の補助的な仕事まで、大きく4つに分けて書いてみました。
仕事内容によって、きついな~と思う部署や業務があるかもしれません。
・先輩が優しく教えてくれない
・忙しすぎてついていけない
・先生とウマが合わない
・看護師が厳しい
・患者さんへの接し方がわからない
などなど、医療事務の仕事がきついと思うのは、案外業務内容ではなかったりするのかも・・(^▽^;)アハハ
私で良ければ力になりますよ~。
人間関係・コミュニケーションを取るというのは大事なことですね。
辛い仕事も、誰かの励ましや応援で何とかなるもの。
どんな仕事でも最初は大変です。
過ぎてしまえば、笑い話し・思い出話しになるでしょう。
誰でも初めは不安です。
興味はあるけど、本当に医療事務として勤まるのだろうかって・・。
厳しくてきつい仕事かも・・と思われているあなたも、慣れればなんとかなります(笑)
現場の先輩が、手取り足取り教えてくれるはず。
それぞれの病院でのルールで仕事をしていきましょう。
医療事務の仕事に就きたい、医療事務として働いてみたいと思っているあなたへ。
今日の業務内容も、ぜひ参考にしてくださいね。
医療事務の仕事ってこんな感じなんだ~、医療事務員になりたい!っと、思っていただけたら嬉しいです。