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大きい病院と小さい病院の違い。どちらの事務が働きやすい?

この記事は約 10 分で読めます。

大きい病院と小さい病院の仕事内容

 

医療事務歴20年、管理人の「くぅ」です(*^-^*)

 

私は現在、事務スタッフが4人しかいない個人の小さい病院に勤めています。

いわゆる町のお医者さんというやつですね~。

 

毎日、医療事務ってほんと細かい作業が多いよねーなんて思いながら、働いています。

 

あなたも、この仕事って

・どこの病院でも同じぐらい大変なの?
・大きい病院でも個人の医院と一緒ぐらい細かい作業なの?

などと気になったりしていませんか?

 

個人の先生が開業されている小さい病院と、総合病院や大学病院などの大きい病院では、仕事内容の違いはあるのでしょうか?

 

どこで働こうかな~?と思っているあなたへ。

本日は医療機関の規模の違い、施設の大きさで仕事内容はどう変わるのかをお伝えしていきます。

 

 

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大きい病院と小さい病院では、どっちが働きやすい?

 

医療機関って、先生一人・看護師一人の小さい病院から立派な大学病院のような大きい病院までいろいろ。

 

まず最初に、大きい病院と小さい病院の違いからいきますよ。

 

病院の規模による違いは、医療法という法律で決められていて、医療事務の勉強を始めたら最初に学習する部分でもあります。

 

お医者さんとは、国家資格を持った医師か歯科医師のこと。

 

この医師が開業しているところを「病院」とまとめて呼んだりするのですが、ここには医療法で区別されていることがあるのです。

 

 

医療機関の規模で区別?

 

病院の違いはベッドの数

 

医療機関は「病床数」といって、入院の際のベッド設備によって区別されているのです。

・病床数が20床以上 ⇒ 病院

・病床数が19床以下 ⇒ 診療所

このように、ベッド数が20床あるかないかで病院と診療所に分けられているのです。

 

建物の見た目が小さいなぁ~と思っても、病床数が20床あれば「病院」。

逆に、新しくて綺麗、見るからに大きい病院だと思っても、入院設備が20床なければ「診療所」となります。

 

私が勤めている個人の医院は、入院施設(ベッド)のないところなので、診療所という部類。

 

もちろん、これは医療法で決められていることなのですが、私達はそんなことはおかまいなしで「病院へ行ってくるわ~~」なんて言って、個人医院にいくわけです(笑)

ベッド数0床なのに(〃∇〃)ゞテヘッ

 

病院の名称にも「医院」「クリニック」「診療所」「総合病院」といろいろありますよね~。

これらは法律で決められた名前ではありません。

 

医療法では、あくまでもベッド数の違いだけで、病院と診療所の区別がされています。

 

町のお医者さんクラスでよくある「医院」「クリニック」は通称で、ニックネームみたいなもんでしょうね。

これ、全て診療所ということです。

 

あっ!

ちなみに歯医者さんは「診療所」。

「わかってるよ~~! ヾ( ̄o ̄;)オイオイ」とツッコミが入りそうですが・・。

 

大きい病院の中でも、ベッド数が200床を超えると大規模病院、200床以下なら中規模病院なんて通称でいわれる場合もあります。

 

総合病院や大学病院は、本当にきれいで立派な大きい病院。

圧倒されるくらいのスタッフもいます。

 

そんな大きい病院では、やっぱり医療事務の仕事も大変なのでしょうか?

 

 

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医療事務の仕事は病院も診療所も同じ?

 

私のように「診療所」と呼ばれる部類の医院で働いているのと、ベッド数が20床以上ある「病院」に勤務しているのとでは、スタッフの仕事内容は違うのでしょうか?

 

まず、大きい病院でも小さい病院でも、必ず受付窓口があって会計があります。

患者さん応対は必須。

 

診察が終わると、その診療行為に対する点数を計算して、月に一回それぞれの患者さんの診療報酬を請求する仕事があります。

 

診療報酬点数は全国どこでも同じなので、することは病院も診療所も一緒。

 

ただ患者さんの来院人数から考えると、明らかに大きい病院を受診する患者さんの方が多いわけで、仕事も大変そうにみえます。

 

でも、その分、病院ではスタッフも診療所に比べるとたくさんいて、日々の仕事は分業されているのです。

 

総合受付なら総合受付、会計窓口なら会計窓口、それぞれの科の受付ならそこ専門。

細分化されている分、担当部署のスぺシャリストになれる!ともいえます。

 

私のような小さい病院の医療事務は、窓口受付・会計処理・清算から電話対応や請求業務まで、幅広く行うことが必要です。

なんでもオールマイティにこなさなければなりません。

 

少ない人数なので、ありとあらゆるポジションの仕事を覚えていかなくてはならないのです。

 

私も含め、うちの4人のスタッフは毎日ローテンションで作業を担当し、誰が休んでもその業務をフォローできるようにしています。

 

歯科では、医療事務員が歯科助手をするなんていう話しも聞きますしね~。

 

 

どちらが勤務しやすい?

 

病院の大きさの違いでの仕事内容

 

では、いったい大きい病院と小さい病院、どちらが働きやすいの?ってことなのですが・・。

それは、病院にもよるし、あなたがどんなふうに仕事がしたいかにもよります。

 

こんなこと言ったら、みもふたもないって言われそうですが(^^;)

 

診療所は、私の経験上「浅く・広くやりたい人」向け。

具体的にいえば「診療所の科に特化して、受付から請求業務まで幅広い業務を覚えて働きたい人」向けとなります。

 

やらなくてはいけない作業の種類は多いのですが、逆にいうと、例えば皮膚科に勤めたら、皮膚科の内容さえ分かっていればOKだということです。

 

大きい病院では、日々特定の業務を淡々とこなしていく一方、配置換えがあればいろいろな科の勉強ができます。

 

医療事務ならではの仕事、診療報酬請求(レセプト請求)を将来的にも極めたいのであれば、入院もある大きい病院での勤務の方が良いでしょう。

 

入院については、外来にはない複雑なこともあるので、大きい病院に勤めることはすごく勉強になり、医療事務として経験しておきたいところです。

 

ただ、大きい病院・小さい病院にもそれぞれメリット・デメリットがあります。

このあたりは、次回また別の記事で書いてみますので、そちらも参考にして下さい。

 

 

*調剤薬局事務という仕事。こんな記事も読まれています。

医療事務と調剤薬局事務はどちらがいい?働く場所に迷う人へ

大きい病院や小さい病院などの医療機関ではない場所でも、医療事務として働けます。

 

こちらも参考にしていただければ、嬉しいです(^^)

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

大きい病院と小さい病院の違いはおわかりいただけましたでしょうか。

 

医療法によるベッド数が20床を境に、病院や診療所と区別して呼ばれるのでしたね~。

 

大きい病院でも小さい病院でも、それぞれの職場で大変なことは同じ。

病院や診療所独自のルールもあります。

 

患者さんの為に、いかにスピーディーかつ正確な処理で、待ち時間少なく満足した気持ちで帰ってもらえるかは、どちらの病院でもどこでも一緒。

 

医療には携わることはできませんが、これこそ、医療事務の腕の見せどころですね(*^-^*)

 

私は20年も、受付業務から会計・清算・レセプト・院長の事務補助の仕事まで、幅広くこなしながら働いてきました。

 

2年に1度ある改正や日々の業務の移り変わりにも対応して、小さい病院と言われる医院で、今でも現役で頑張っています。

 

「働きにくいな~」とか「辞めたいな~」とは、あまり思ったことがありません。

大きい病院でも小さい病院でも、医療事務ってやりがいがある!と私は思っています。