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健康診断の自費っていくら?保険がきかない病院での検査費用

この記事は約 10 分で読めます。

健康診断の料金はいくら?自費?

 

あなたはご自身の健康チェックをされていますか?

年に一回ぐらいは健康診断などを受けて、体調管理に気を付けておられるでしょうか。

 

私は医療事務として20年働いていますが、8年ほど前に健康管理や予防医学に興味を持ち、健康管理士一般指導員という資格も取りました。

 

自分のことだけではなく家族の身体についても、少しは正しい知識を身につけられたらな~と思ったからです。

 

まぁ、私の場合は医療機関に勤めているおかげで、身体のことに関して少しは情報を得ることができたりもしますが・・(^^;)

 

やっぱり元気が一番、健康であることは本当に幸せだとつくづく思います。

・どこか異常はないか
・体調管理が上手くできているか

それらを判断するために、わかりやすいのが健康診断です。

 

本日は、この健康診断っていったいどのくらいの料金がかかるのかをお伝えします。

 

 

 

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健康診断は自費で受けなければならないの?

 

そもそも健康診断というのは、病気でもけがでもなく体調管理ができているかどうかを知るために受けるものです。

 

今はどこも悪くないし、健康である・元気なつもりだというあなた。

特別気になる症状もないし・・なんて。

 

でも、脅かすわけではないのですが、どこかに潜んでいるかもしれない変化があるかもしれません。

 

何かが見つけかるかもしれない検査なので、念のためにチェックしておいた方が安心ですよね。

 

 

保険がきかない検査

 

では、健康診断って健康保険証を持って、いつでも病院を受診したら良いのでしょうか。

 

いえいえ、そもそも病院へ行って診察をしてもらい、保険証が使えるのは病気やケガのときです。

 

医療保障制度の国民皆保険という、国民は何らかの保険に加入しているという有難いシステム。

 

保険が効くというのは、その保険証によって医療費の一部を窓口で支払えば良いということです。

ただし、健康診断は、病気やケガではないですよね~。

 

あなたがお持ちの健康保険証を使用し、1~3割という割合負担に応じた金額を支払ってする検査ではありません。

 

受付窓口で「健康診断をお願いします!」と言えば、それは実費で払うということ。

そう、健康チェックを行う時は保険がきかないということなのです。

 

 

年に1回の検査

 

あなたは特定健診という言葉を聞いたことはありませんか?

厚生労働省が行っている、生活習慣病予防のための健診です。

 

特定健診については、また別の記事で詳しくお話ししようと思っていますが、これは医療保険を使わない健康診断になります。

 

あなたも、このような健康診断を受けたことありますよね。

・働いていれば職場健診がある
・主婦の方は、ご主人の会社の健康組合から健診のお知らせが届く
・特定健診や人間ドッグなど

こんな具合に医療保険を使用するのでなく、安い値段かもしくは無料で健診できたりもします。

 

案外、健康診断を高額な自費扱いで支払う機会ってないのかもしれません。

まぁ、人間ドッグともなるといろいろオプションがあって、けっこうな値段になったり・・(^^;)

 

私も、職場で年一回は健診をしています。

 

 

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就職のための健康診断は実費

 

健康診断の代金を実費で支払うパターンとして、就職に関係することがよくあります。

 

うちの医院で一番多いのは、就職のために会社へ提出する健康診断を希望される方です。

もちろん、就職先の会社が一斉に健診センターで実施することもあるでしょう。

 

個人で健康診断を受けたとしても、会社が負担してくれる場合もあると思います。

料金を会社が支払ってくれるなら、まだ良心的。

 

ですが、全額自己負担ということもあるので、実際のところ値段はいくら?というのが気になるところすよね。

実際、問い合わせも多いです。

 

 

いやぁ~~すみません(;^ω^) ここまで引っ張って・・。

「結局いくらなの?」「早く言って~」って感じですよね~(^▽^;)

 

ハイ!

健康診断の自費って、だいたいは1万円超えます!!

 

「だいたいってどういうこと?」って・・ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!

 

それでは健康診断の自費はいくらなのか、就職のための健診を例として詳しく書いてみます。

 

 

ずばり、健康診断の料金は検査の項目数によって違うのです。

当たり前かもしれませんが、数が多くなればその分値段も上がります。

 

なので、検査項目の数によっては1万円かからないこともあり、基本的な健診であれば1万円は超えてくるというわけ。

 

何が基本的なことかというと、

① 医師の内科的診察
② 血圧
③ 身長、体重、BMI、腹囲など
④ 視力、聴力
⑤ 尿
⑥ 心電図
⑦ 胸部レントゲン
⑧ 採血(ALT、AST、γーGT、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、血糖、貧血検査〈血色素量、赤血球〉)

こんな感じの項目です。

 

これらの検査を診療報酬点数に変えて、10割分全額実費として計算するのです。

 

 

診療報酬点数から換算。自費ではいくら?

 

健診自費の計算

 

簡単に点数も書いて計算してみましょう。

令和元年8月現在の点数です。

・初診料(①②③④)   282
・尿          26
・心電図        130
・胸部レントゲン1枚  210
・採血         114(貧血検査21を含む)
〈採血料 25  判断料 125+144〉

合計で1056点。

1点10円で、10560円となります。

 

そこに消費税もかかり、診断書として文書が必要ならその費用も加算。

 

検査に関しては会社側が必要とする項目が違うこともあるので、きちんと確認されることをオススメします。

 

時々「一般的な項目で良いから・・」なんて、受付窓口で言われる方もいますが・・。

一般的って?

 

基本的な項目①~⑧を全てすると結構な金額にもなります。

仮にレントゲン必要ないよ~となると2100円も違ってきますから。

 

「何と何の項目が要るのか、きっちり聞いてきてね~」と、医療事務はいつも思っています(^^)

 

会社側が考える健診内容が簡単な内容で良いのなら、どの検査を受けてきたら良いのかきっちり聞いて来て下さい。

一般的と言われてもねぇ・・(^^;)

 

聴診器をあてて内科健診だけなら、282点で2820円。

血圧と検尿だけなら、282点+26点の308点で3080円です。

 

診断書料は医院によって自由に決められる金額なので、こればっかりは医療機関に尋ねるしかありません。

ちなみに、うちの診断書作成にかかる料金は2160円です。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか。

自費で受ける健康診断の料金についてお分かり頂けましたでしょうか。

 

繰り返しになりますが、健康診断には保険がききません。

 

保険証を窓口で提示されても、保険扱いにはならないのです。

医療保険は、病気やケガのときに使うものだから。

 

自費で受ける健康診断は結構高いですから、会社提出用とはいえ、しなくても良い検査までして高額にならないように気を付けて下さいね。

 

今日は健康診断を実費でしたら、代金っていくらかかるのかをお伝えしてきました。

 

利用できるお安い検診で、ぜひ、あなたも健康チェックはしておいて下さいませ(*^^*)

元気が一番ですから!