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新型コロナウイルス感染予防の対策をされている飲食店。
多くのお店で「安全宣言」のステッカーを貼って、感染防止を示されています。
ガイドラインを遵守している施設だということ。
医療機関にも、同じように感染症対策を実施しているという「安心マーク」があるのです。
まだ、実際に自分の目で、掲示されている医療機関を見たわけではありませんが・・。
日本医師会の方から連絡は入っていました。
コロナウイルス感染防止対策に取り組んでいる医療機関が一目で確認できます。
では、いったいどのような対策をしている医療機関が「安心マーク」のステッカーを掲示できるのでしょうか。
今後は、季節性インフルエンザの流行もあるでしょうし、医療機関を訪れる患者さんも、きっと心配だと思います。
「安全宣言」や「安心マーク」のステッカーがあるから、絶対に感染しないというわけではありません。
でも、予防のための対策をしているのとしていないのでは、感染拡大の度合いが違うはず。
今回は、医療機関のコロナ防止対策について、思うことを書いてみます。
医療機関のコロナ感染症対策
昨年と比べると、最近は来院される患者さんが少ないように思っています。
病院は感染するかもしれないというリスクが高いですもんね。
もちろん、皆さんがマスクをして手指の消毒などを徹底されているおかげで、例年より体調が良いのかもしれません。
慢性疾患の患者さんには長期の薬を処方していたというのも、来院回数が減っている理由にもなります。
なるべく受診回数を減らしたいという患者さんの気持ちもわかります。
できるなら、病院へはあまり行きたくないということ。
待合室で長い間いたくないとか、咳をしている人や軽い発熱と聞いただけでイヤな思いを持たれる方もおられます。
第一波の4月頃では、診察を受けなくても薬だけもらえたり・・という対策も取られました。
緊急事態宣言も解かれ、日に日に感染者数は少なくなってきている今では、医療機関はどのように変わってきているのでしょうか。
まだまだ迷いながらの日々ですが、感染防止対策を徹底して、患者さんには今まで通り受診してもらう方法を取っています。
うちは、オンライン診療はしてないですから・・(^^;)
安心マークのステッカー
店舗や施設などは業種別にガイドラインがあって、遵守している事業所に感染防止宣言ステッカーが発行されています。
大阪では『やってまっせ!感染症対策 安心して来てや!』
浜松では『新型コロナウイルス 安心・安全認証店舗』
岐阜では『新型コロナ対策 実行中!』などなど。
飲食店に関しては、守られていないのにもかかわらず表示していたとか・・。
そんな噂も耳にしました。
本当に遵守しているのか、少々甘くなっていないか・・いろいろ見回りでチェックされているらしいですよ。
医療機関のコロナのステッカーは、『感染症対策実施 医療機関』
病院が新型コロナウイルス感染症対策のチェックリストに沿った対策を実施しているというということ。
日本医師会のキャラクターが、キツネなのかイヌなのか、最初はちょっと分からなかったのですが・・(笑)
ゆるキャラ風のイヌが「日医君」
ご当地キャラとして、都道府県バージョンの「日医君」もあるらしいです(笑)
すみません・・余談でした(^▽^;)
「みんなで安心マーク」が発行された医療機関では、見えやすいところに貼られているはず。
感染症対策のチェック項目とは・・
ステッカーの発行には、チェックリストの全てを実践していることが必要です。
感染症対策チェックリストは9つ。
日本医師会のホームページにもありますが、簡単にまとめると
・職員のサージカルマスクの着用・手指の衛生
・職員の検温等の健康管理
・職員の不調への対応
・患者さん・取引業者のマスクの着用・手指の衛生
・発熱の患者さんへの対応
・受付の感染予防策
・患者さん達のソーシャルディスタンス
・消毒・換気
・マスク等の廃棄の仕方
全てクリアしていなければなりません。
うちでも、ほとんど対策が取れている内容です。
それなのに、まだ私が知っている限りの医療機関では目にしたことがないステッカー。
まだ、始まったばかりだからでしょうか。
実は、うちの医院もまだです。
ただ、これ医療機関として守れているかの判断だとは思うのですが。
小さな診療所ともなると、少々難しく疑問に思うこともあって・・。
もちろん、感染症対策にはどこでも敏感になっているだろうし、徹底しているでしょう。
チェックリストをどこまで徹底?
それでも、どこかの病院で「ステッカーを目にしました」という声を、まだ聞いたことがありません。
チェックリストを全てクリアしていないと、堂々とステッカーを掲示できないような気もしています。
医療機関なりの感染防止対策をしているのにもかかわらず・・です。
ステッカーをなかなか貼れないのは、そもそも医師会からの通知連絡を知らないのか、スルーしているのか、感染防止対策に自信がないのか・・。
私の個人的な感覚で考えると、『徹底』されているのか・・ということだと思っています。
マスクや手指消毒、検温、受付のアクリル板、院内の消毒拭きや換気、患者さん同士のソーシャルディスタンス、など。
空気清浄機も普段から設置しているし、できるだけの防止対策はしています。
ですが、診療所の待合室の患者さんの人数は日によって違うのです。
患者さんが少なければ良いですが、人数が多い日もあります。
ソーシャルディスタンスを取ってもらうにも、限られた数のイスしかないし、近くに座るしかないのです。
夏の暑い中、玄関の前に居ます・・って、それこそ熱中症になってしまいますよ~~(;^_^A
集中して患者さんが多い時間帯もあるわけで、患者さん達に一定の距離を取ってもらうのが難しいこともあるわけ。
発熱の方を別室へ誘導という対策をしていても、何人もおられると、そんなに個室もないわけで・・。
いくら医院側が対策をしていても、どれだけ気を付けていても、徹底していると言えるのか・・と悩んでしまうもの。
あっ!
私の個人的な考えですよ~~(^▽^;)
どこまでやれば良いのか、徹底とはどれほどなのか・・。
チェックリスト通り、気を付けて対策をしていても、予期せぬ事態は起こります。
ある時間帯に、急に患者さんが大勢来られた~なんてことも、よくあるからね~~。
ちょっと密集かも・・なんて思ったり。
完璧に徹底されている医療機関とは、実は難しくて、特に小さな医院では待合室のスペースの問題もありますから・・。
もちろん、医師会から言われている感染防止対策には対応しています。
チェックリストの項目も全て実践はしています。
時々は、ソーシャルディスタンスが取れていないこともあるけどね・・、という程度で安心マークのステッカーを掲示できるのなら、うちの医院も充分。
絶対にコロナに感染しないということではなく、感染症対策を実施している医療機関なので、少しは安心して受診してくださいといった意味合いでしょうか。
安心マークのステッカーは、チェックリスト項目を実践している医療機関。
完璧に徹底されていて、絶対に安全な医療機関ではないように思います。
まぁ、絶対・・なんてあるわけないので・・(;^_^A
できる限りの感染症対策は、どこの医療機関も実施しているでしょう。
ただ、感染症対策を徹底されている医療機関だけがステッカーを掲示できるというなら、ちょっと二の足を踏むかもしれませんね。
小さな医院には、スペース的にも限界がありますから・・。
どこの病院も、やれる感染防止対策はしているはずです。
それでも安心マークのステッカーを掲示している医療機関は、まだ少ないのかもしれません。
まとめ
医療機関のコロナ感染症対策。
飲食店などでも見られる安全宣言と同じように、医療機関も感染症対策を実施しているところに表示できるステッカーがあります。
安心マークのステッカーを表示している病院があるかもしれません。
うちの医院のように、できる限りの防止対策はしていても、まだステッカーを貼っていないところもあるでしょう。
表示していないからといって、防止対策をしていないわけではありません。
病院側の考え方、事情もあって、まだ表示していないだけだと思います。
今まで以上に気を付けて、コロナ感染防止対策に取り組んでいますよ。
予約の検査をキャンセルしたり、健康診断をあきらめたり、そんな人達も多そう。
医療機関のコロナ感染症対策ステッカーを表示しているところが、少しでも安心感につながるなら、そちらを目印にしても良いですね。
どこの病院も、感染症対策には気を使っています。
チェックリストにそって、感染防止対策に取り組んでいる医療機関には安心マークのステッカーが発行されているわけ。
どこかの病院に安心マークのステッカーが表示されていないか・・、私も探しているところです(笑)