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レセプトで残業は当然のこと?医療事務の請求業務は何時迄?

この記事は約 13 分で読めます。

レセプトで残業は当然?

 

・医療事務に興味のあるあなた
・医療事務として働いてみたいな~と思われているあなた

 

医療事務になりたいと思ったとき、考えることといえば仕事内容・労働条件などはどんな感じなのだろう?ということではありませんか。

 

私も20年前に、初めて病院などの求人をさがしていたときは、なんとなく不安もありました。

医療機関で働く自分をあんまり想像できなくて、何から始めるのだろう、どんな仕事をするだろうなんて・・ね(^^;)

 

それでも、医療事務として長くやっていくなら、労働条件も重要。

 

噂で耳にする、細かい仕事で月末月初の残業は当たり前だということ。

夜遅くまでの残業で、それはそれはクタクタになり大変だとも聞いたりしていました。

 

医療事務は他の事務職とは違う、医療業界でしかない独特なレセプト(診療報酬明細書)請求に携わることが必要になります。

 

資格を取ろうと学習を始めても、レセプト作成・点検という内容がないなんてことはありません。

医療事務の仕事として、レセプトは切り離せないからです。

 

このレセプト請求をする業務がいつなのか、どぐらいの時間がかかるのか。

よく耳にする、医療事務は月末月初には必ず残業というのは嘘ではないのか。

 

労働条件のうち、残業については気になるところですよね~。

 

本日は、医療事務の要の仕事、レセプト請求業務に関わる

・残業は必須なの?
・月末月初は遅くまで残らなければならないの?
・残業っていったいどれぐらいあるの?

 

このあたりにスポットをあてて、書いていこうと思います。

 

 

 

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レセプトで残業は当然のこと?

 

レセプトで残業をするのは当たり前、月末月初は何時間も残って作業なんて、昔からよくいわれている医療事務の仕事。

 

でも、私が勤めてきたこの20年間で、情勢は少しずつ変わってきているように思っています。

 

昔々は、請求書を作るのにコンピューターなんてありませんでした。

 

アッ!

もちろん、私が働き始めた頃にはありましたよ(^^;)

20年以上も前の話しですが・・。

 

 

昔と現在の診療所の現場から

 

その頃、私が勤めていた医院ではレセプトコンピューターを使っていました。

通称「レセコン」。

 

レセプトといわれる診療報酬明細書をレセコンで作成し、支払基金などに提出して医療機関の収入とする・・そんな流れです。

レセプト作成と点検の請求業務。

 

医療事務の資格を取得するのに勉強したことは、レセプト作成。

医師が行った医療行為を、間違いなく漏れなく点数に置きかえて作っていきます。

 

請求業務そのものをするわけではなく、患者さん一人一人のレセプトを作り上げていくのが課題。

すべて手書きで、細かい作業です。

 

一ヶ月分のレセプトを全部、手書きで作るなんて私でも信じられません(^^;)

昔の医療事務員さん達は、ほんと凄いですね~。

 

そりゃ、残業なしでは無理だったことでしょう。

 

ずいぶん昔のことですが、毎月、月末1日を休診にしている個人医院がありました。

きっと、丸一日かけて、手書きのレセプト作成・請求業務をしていたのだろうと思います。

 

小さな医院で、パソコンらしきものも何もなかったですから。

そんな時代でした(笑)

 

私が勤める小さな医院のレセコンでは、毎日の診療行為の入力で、1ヶ月分のレセプトがすぐに出力されるようになっていました。

何百枚、何千枚というレセプトが・・。

 

それには、日々の入力業務がとても重要になってきます。

 

医療事務の入力ミス、医師の病名漏れでレセプトが戻ってくることがあるからです。

そうなると、医療機関の収入にはなりません。

 

そう、レセプトの間違いがないか、医療事務は点検業務が大変なのです。

毎月1日から月末までの1ヶ月分の紙レセプトを出力。

 

だいたい月初10日までに、すべてをチェックするわけです。

 

もちろん、月初といっても普段通り診療業務は流れているので、スタッフ全員がレセプト点検に携われません。

 

余裕がある医療事務の人数なら、診療時間にもチェックできますが、ふつうは診察時間が終了してからとなるでしょう。

 

やっぱり残業ですね(>_<)

月初の何日間は、普通の診療業務とレセプト点検を両方こなさなければなりません。

 

毎日レセプトを作るのに残業ということはなくても、月初は残らなくてはいけないということがお分かりいただけると思います。

 

 

でも・・。

けれどもですよ~。

私は、この20年間、レセプト点検で何時間も残業したという経験はありません。

 

えっ!!Σ(・ω・ノ)ノ!

レセプト点検業務すらさせてもらえないのでは?ですって・・。

 

( ̄∇ ̄;)ハハハ・・。

さすがにそれはないです。

一応、これでも事務のトップですから。

 

今では、ちゃんとレセプト業務にベッタリ携わってますよ。

 

 

20年前、勤め始めたばかりの頃には、ベテランのスタッフが1人診療外に、点検業務や請求をされていました。

 

その頃、私は出力されたレセプトと紙カルテを並べる作業をする程度。

あとのチェックは、先生やベテランスタッフがやっていました。

 

残業というほどのことではありません。

もちろん、日々のレセコン入力をきっちり間違いなくしていれば、わざわざチェックしなくても良いわけですが・・。

 

そこはそうもいきません。

念には念を入れて点検です。

 

レセプトは、要は医療機関のお金ですから・・。

 

というわけで、うちの医院のように入院施設もない小さな医院では、レセプト請求業務で月末月初に残業というのはないといっても良いでしょう。

 

月初に夜遅くまで残業というのは、私の知っている限りではありません。

 

 

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大きい医療機関では・・

 

それでも、これが入院設備が多くある大きな病院ならどうでしょう。

 

レセプトの枚数も小さな医院とは比べものにはならないでしょうし、入院についての項目があるというだけで大変です。

 

レセプトは、入院設備のあるなしで違います。

外来と入院のレセプトは別。

 

ベッドのある医療機関のレセプトは、ややこしいわけ。

 

私も勉強はしましたが、かれこれ20年も昔のことで、今の医院に長年勤めているので入院のレセプトはすぐには作れないと思います(/ω\)

 

病院の規模にもよると思いますが、月初の残業はあるでしょう。

 

一昔前では、月初毎日23時まで残業という話しを聞いたこともあります。

私は大病院で働いた経験がないので、定かなことではありませんが・・。

 

それだけ、レセプトの点検は重要だということなのです。

 

大病院なら、患者さんの人数も多くレセプトの枚数も多いでしょうし。

その期間だけ、レセプトチェック専門で雇用なんてこともあるかもしれませんね。

 

今では、うちの医院ですらレセコンから電子カルテに移行なんてことになっています。

わざわざ紙のレセプトを出力して点検などということは、うちでもしていません。

 

日々の業務で、より確実に注意しながら入力することを心掛け、最終チェックはコンピューターでします。

 

エラーのかかったものだけ、再度チェックしてやり直し。

点検業務も、以前に比べるととても楽になっています。

 

チェック方法も簡単になっているということを考えると・・。

実は、大きな病院でも、月末月初の残業が少なくなってきているのかもしれませんね。

 

レセプト点検も簡単になり請求業務も電算化されて、今後はますます残業というものが少なくなっていくと思っています。

 

私のように小さな医院で働くと、月初の残業はそんなに多くはないです。

もちろん、全くないわけではありませんが・・。

 

 

まとめ

 

レセプトで残業?ということについて、少しは参考になりましたでしょうか。

 

私のように小さな医院に勤めると、月末月初のレセプト請求業務で残業というのはほとんどありません。

電子カルテを導入している医院ならなおさら。

 

レセコンであっても「レセプトで残業なんてそんなにないよ~」という知り合いが多いです。

小さな医院はレセプトの枚数が、大病院に比べて少ないからかもしれませんが・・。

 

ひょっとしたら、大きな病院の場合はそれなりの残業が今でもあるのかもしれません。

レセプト点検は重要ですから。

 

大きな病院では、その他の日は夕方には仕事が終わっていることもあるでしょう。

月初の約10日間くらいは残業となるかもしれないですが・・。

 

その点、小さな医院は午後の診察が夕方から始まることが多いので、帰宅時間は夜7時・8時になります。

 

うちの医院でも、忙しいときは8時過ぎまで医院が開いているということも・・。

月末月初に残業でレセプト業務がなくても、日々8時頃まで仕事をしているということもあります。

 

あなたが医療事務として働こうと決められたら、どちらを選択されますか。

求人広告をよく見たり、面接で残業はどれぐらいあるのか尋ねられたら良いでしょう。

 

きっと昔に比べたら、残業は減っていると思いますよ。

とは言っても、毎日緊張して、正確にスピーディに業務をこなさなくてはならないので、へろへろになっている私ですが・・(笑)

 

それでも、医療事務の仕事が嫌いではないし、誇りにも思っています(#^^#)