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特養と老健の違い。診療所の医療事務も知っておくべきこと?

この記事は約 10 分で読めます。

特養と老健の違い

 

医療事務のおばさん「くぅ」です。

暑くなってきましたね~。

 

院内での医療事務の業務は、涼しくて極楽ですね(笑)

自宅では、節約のためエアコンは控えめにしています。

 

うちの母にも、室内での熱中症には気を付けてもらわなくてはいけないなぁ~なんて思っています。

 

高齢だし、そろそろ介護申請とやらもした方が良いのでは・・と考えているところ。

 

医療事務にも調剤事務や介護事務という感じで、働く場所によっては業務内容が違ってきます。

 

私は診療所勤務なので、介護制度についてはまだまだ未熟。

 

それでも、患者さんと話すこともあるし、介護について全く知らないではいけないと思ったのです。

 

本日は、まずその一つでもある特養と老健の違いについて書いてみようと思います。

うちでも、よく耳にするワードですからね~。

 

 

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特養と老健って何?その違いとは?

 

患者さんも高齢の方が多くなる中、介護申請のために先生が意見書を作成されることがあります。

 

過去にこんな記事も書いています。

*『介護申請の意見書をお願いするとき。主治医がいない場合は?

参考にしてください。

 

 

患者さんは、まだまだ自宅で生活したいと思っておられるはず。

それでも、ゆくゆくはどこか施設へ・・という時がくるかもしれません。

 

私も自分の母のこともあって、他人事ではありません。

もちろん、私自身のためにも・・(;^_^A

 

先生の口からも、特養や老健施設なんて言葉がよく出てきます。

医療事務が直接、特養や老健を勧めたり説明したりすることはありません。

 

でも、患者さんやそのご家族とのコミュニケーションの一つの話題にもなるし、

介護についても理解しておいた方が良いと思っています。

 

では特養と老健って、いったいどんな所でどんな違いがあるのでしょうか。

 

 

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施設介護サービスとは?

 

あなたが40歳以上なら、介護料を支払っているはずですよね。

将来、介護保険を使うときのために毎月払っています。

 

その介護保険でさまざまな介護サービスが受けられるのですが、その中の「施設介護サービス」。

 

施設介護サービスの一つに、特養や老健というところの施設に入居できるのです。

両方とも公的施設となっています。

 

 

では、特養と老健とは何ぞや?ということから・・。

 

特養とは特別養護老人ホームといい、老健は介護老健保健施設といいます。

特養と老健は通称ですね。

 

ややこしいのですが、特養は別に介護老人福祉施設とも言われます。

特養って通称で覚えた方が簡単ですよね(^^;)

 

両方とも施設に入居してサービスを受けられるのですが、医療事務の私の解釈でその違いを簡単に書いてみます。

 

 

特別養護老人ホーム

 

昔のイメージだと、老人ホームと聞いただけでめちゃくちゃ高額な有料老人だと思ってしまいませんか?

 

あくまでも元気な高齢者が優雅に入居している感じ。

私の思う老人ホームは、そんなイメージでした。

 

でも、介護保険を利用して入れる特養は、そんな高級な有料老人ホームとは別です。

 

「特別」という名称にはなっていますが、特養ではちゃんと介護保険が使えます。

 

もう一つ、養護老人ホームという名称もなんとなく私の記憶にあるのですが・・。

これも、特別養護老人ホームとは違います。

 

養護老人ホームは、あくまでも介護を必要としない自立した人向け。

 

身寄りがないとか経済的に困っている人など、生活に関して養護することが目的です。

介護保険は使えません。

 

 

あぁ~~、前置きが長くなりましたが(^▽^;) 特養についていきますよ~。

 

特養は終身の利用が可能とされていて、自宅での生活が厳しいとか介護度の高い人が対象です。

 

要介護3~5の認定が必要となっています。

生活を支えることが中心で身体の介護が主。

 

食事・入浴・排泄・健康管理・生活支援・リハビリ・イベント・看取りとさまざまなサービスがあります。

 

24時間介護スタッフが対応してくれているわけです。

 

うちの妹も施設で働いていますが、夜勤もあって本当に大変そうです。

妹いわく、看護師は24時間いないこともあるとのこと。

 

施設にもよると思うので、入居を考えるときは医療体制もチェックですね。

 

 

特養と老健の違いは覚える?

 

 

介護老健保健施設

 

老健は、要介護者の在宅への復帰をめざすことが役割の施設です。

介護1~5までの方へ、リハビリを重点においています。

 

身体のケアが中心となっているので、医師や看護師・リハビリの専門などスタッフ体制も充実。

 

作業療法士や理学療法士などのサポートも多そうですよね。

費用に関しては、リハビリを利用する分サービス料金が増える場合もあるみたい。

 

 

費用は、特養・老健両施設とも基本

・施設サービス料
・居住費
・食費
・日常生活費

となっていて、入居一時金もかかりません

 

居住のための部屋も両施設ともタイプがあります。

・多床室
・従来型個室
・ユニット型個室
・ユニット型準個室

 

一人部屋なのか定員が多いのか、共有設備があるのか、部屋の種類は両施設ともあまり差はありません。

 

違いとしては、老健はリハビリ施設が充実しているのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 

特養と老健の違いは、知っているようで分かっていないこともありました。

 

患者さんのご家族からときどき話題にあがったりするテーマ。

医療事務も必須ではないですが、少しぐらい理解しておいた方が良いのではないでしょうか。

 

私もうちの親のために・・。

介護申請して介護度が決定し、その後ゆくゆくは施設を考えなくてならない時期がくるかもしれないので、覚えておこうっと(^▽^;)

 

特養や老健以外にも、介護施設にはさまざまあります。

公的施設で費用も比較的安い、特養や老健の検討が多いのではないでしょうか。

 

入居の条件が介護度の違いにありましたよね。

特養は基本的に介護3以上から。

 

患者さんからも、特養はなかなか入れない・順番待ち~なんて聞いたことがあります。

待機している人の人数が違うのでしょう、老健の方が入居しやすいとのことです。

 

特養は看取りも視野に入れているのに対し、老健は3~6ヶ月の入居期間となっています。

老健はリハビリをして、自宅へ戻れることが前提だからです。

 

費用は施設によっても違うでしょうし、年々相場も微妙に変化するでしょう。

居住タイプにもよるし、介護度や負担金の割合も違いますから・・。

 

一概には言えませんが、8~20万円といったところでしょうか。

 

公的施設や民間施設での違いもあり、私もまだまだ介護に関しては情報収集が必要です。

 

医療事務としても特養と老健の簡単な違いだけでも把握しておきたいと思い、書いてみました。

 

おしまい。

チャンチャン♪