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突然ですが、医療事務の仕事って、どんなストレスがあるのかな?と思われていませんか。
・これから医療事務を目指そうと思っているあなた
・資格も取って、職場探しに突入しているあなた
病院で働いている医療事務員を見て、みんなストレスなんて感じていないのかな?と気になったりしていませんか。
ひょっとしたら「どうせ事務員だし楽な職業だよね~」とか「悩みなんてそんなにないよね~」等と思われているかもしれません。
いえいえ、ネットで検索してみると、医療事務の職場はストレスが溜まりまくり・・なんて情報が飛び交っているのが現状です。
医療事務を辞めたい!なんてことにもなっています。
どんな職場でもそれなりにストレスはあるとは思いますが、医療事務員は果たしてどうなのか、現状はどんな感じなのか書いてみますね。
20年間個人医院に勤めている私がお伝えできることです(^^)
医療事務が感じるストレスとは?
まず、労働者のストレスの現状として「メンタルヘルス・マネジメント」で勉強したことを思い出してみました。
昔ですが、一応、セルフケアコースの試験に合格しています(^▽^;)
・職場の人間関係の問題
・仕事の質の問題
・仕事の量の問題
・仕事への適性の問題
・会社の将来性の問題
など、悩みやストレスがあるという割合は、働いていない人と比べて多いのです。
そもそも、いったいストレスって何なのでしょうか。
個人にとって負担となる外からの刺激や要請をストレッサー(ストレス要因)と呼び、ストレッサーによって引き起こされた不安やイライラ感、不満や怒り、抑うつ気分などの精神症状と疲労感、食欲不振、胃痛、下痢、不眠などの体の症状、喫煙や飲酒量の増加などの行動の変化を含めてストレス反応と呼ぶ。この両者を合わせてストレスと総称する
大阪商工会議所 メンタルヘルス・マネジメントより
一般的には、2つを区別なく単にストレスと呼んでいます。
ストレス反応の大小はあるでしょうが、健康障害が出るような経験は、私にはありません。
では、医療機関で働く事務にとって、考えられるストレスってどんなことがあるのでしょう。
私が思いつく悩みやストレスとなりそうなものは3つです。
① 仕事内容
② 医師・看護師・医療事務員間の人間関係
③ 患者さんとのコミュニケーション
この3つからもわかるように、①の仕事内容以外は人との関わり合いについてなのです。
仕事の量・スピードなど
①の医療事務の仕事といえば、細かい作業が多くて難しい医療用語が飛び交ったり、正確さとスピードも求められます。
覚えなくてはならないことが多くて、その病院ごとのルールもいろいろあり、先生・看護師と患者さんの間にはさまれて右往左往したり、もう大変!
初めて医療事務の仕事に就いた時に思うことは、みな同じです。
「医療機関で働くということは命にも関わること。間違ってはいけないことなのに、スピードが求められ、複雑なのに時間に追いやられる」って。
案外、医療事務の最大の仕事レセプト(診療報酬明細書)請求の方がまだましだったりします。
もちろん、請求期限はありますよ。
慣れるまでは仕事がなかなか覚えられず、質問しようにも他のスタッフは忙しくて聞くにも聞けないなんて状況よくあります。
それなのに、間違ったりぐずぐずしていたりすると注意されたり叱られたりなんて割に合いません。
あっ、自分が勉強不足でわからない・不注意でミスが多いなどは別ですよ(^^;)
仕事内容が聞けない・わからない・ついていけないというストレスはあるわけです。
人間関係
ですが、それ以上にストレスを感じる原因が②の人間関係。
特に、女性が多い医療事務の人間関係はどうなのか不安になりますよね。
年齢層もさまざまだったりして、いわゆるお局様みたいな古株の方が仕切っている職場。
えっ!! ∑ヾ(≧□≦*)ノ ウワッ!! 私??
そう、20年も勤めているとお局さんといわれても仕方ない・・(^▽^;)
けど、うちの医院は大丈夫(と、思いたい!)
同じスタッフメンバーで3~4年きていますから。
私が後輩たちに聞いたり教えてもらうことも多々あるし、指摘もしてもらいます。
人間だからカチン!とくることもあるけど、そこはコミュニケーション取れているし、すぐ忘れるようにしています(笑)
なんだか横道にそれてしまいましたが、この人間関係がストレスとなって仕事を辞めたいということに繋がっていくのです。
うちのスタッフは4名ですが、大きな病院では人数も多くて女性特有の派閥みたいな存在もあったりします。
嫌がらせや悪口、もっというといじめみたいなことも聞いたことがあります。
大の大人が・・と思いますが、医療機関だけではなく人間関係のもつれはストレスの一番の原因。
医療事務スタッフの間だけではなく、医師や看護師との関係もあります。
うちのように小さい医院では、みんなが近い位置にいるので、普段からコミュニケーションは取っているつもりです。
何でも言い合える仲。
大きな病院では人数も多いし、国家資格の医師や看護師からいわれることは、立場上あんまり反論できずストレスになることも・・。
患者さんとのコミュニケーション
そして、忘れてならないのが③の患者さんとのコミュニケーションです。
この距離感も難しいのですが、特に個人医院は患者さんとも親しくなっていきます。
いくら忙しくても患者さんの世間話しに付き合わなければならなかった時は、逆に近しい関係性がストレスになることも。
なぜなら、他の人への待ち時間にかかわることだからです。
そう!患者さんのクレームで一番多いのがこの待ち時間。
まだかまだかとイライラされたり、順番が間違っていないのかとお怒りの言葉を受けたり。
そんな対応に追われることって結構あったりするのです(>_<)
患者さんを不愉快にさせないように、より一層の気配りをすることがストレスになったりもします。
理不尽なことを言われる人もいますからね~。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日はずいぶん簡単でしたが、ざっとストレスの原因を3つ挙げてみました。
医療事務の現場では、スタッフがどんなストレスを感じているのかお分かり頂けましたか。
全ての医療機関で同じようなストレスを感じるとは思いませんが、少なからずあり得そうな悩みを書いてみました。
人間関係がネックだということは、どんな仕事でもあります。
特に医療事務は女性が多い職場なので、人間関係がどうなのかどうしても心配になりますよね~。
医療機関での仕事内容も気になることですが、働いている人達はどんな方なのか、職場の雰囲気も知っておきたいところです。
業務で注意されたり叱られたりという状況も、これコミュニケーションの取り方次第で、感じ方は大いに違ってきますから。
仕事内容の不安も、人間関係が良好だとなんとか突破できるはず。
スタッフみんなで、仲良くストレス発散できると良いですね。
うちの医院みたいに・・ (〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪
ネットでいわれている「医療事務は人間関係がストレスで辞める人が多い」という声が少なくなることを願っています。
そんなストレスが溜まりまくる医療現場ばかりではないですから!(^^)