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保険者番号でわかること。家族は皆同じ?意味や種類について

この記事は約 17 分で読めます。

保険者番号でわかること

 

医療事務の仕事を始めると、保険証の確認は絶対に必要な業務。

資格取得のために勉強するときも、診療報酬明細書(レセプト)に記載します。

 

保険証があることによって、保険扱いができ、保険点数に則って診療費が計算できるのです。

 

私も、毎日保険証を見ていますよ~~(^▽^)

この保険証には、実は個人情報がけっこう記載されているのです。

 

もちろん、受診するにあたって必要なので、見せてもらわなければなりません。

医療事務は、この保険証の保険者番号、記号・番号を中心に確認していきます。

 

 

ではでは、この保険証には、いったいどのような個人情報が書かれてあるのでしょうか。

 

今日は、保険証に載っている保険者番号を中心に書いてみようと思います。

 

 

 

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保険者番号からわかることで、医療事務が重視している事項

 

日本は、国民皆保険によって、一人一人に1枚保険証がありますよね。

 

あ~、何らかの事情で保険料を支払っていない人は無いかもしれませんが・・(^^;)

ほぼほぼ、お持ちのはずです。

 

まず、保険証を持っている人は被保険者といわれます。

 

なので、この保険証は「健康保険被保険者証」といわれ、健康保険証 = 被保険者証 だということです。

 

被保険者は、ケガや病気で医療機関を受診した際に、必要な給付が受けられるしくみになっています。

 

病院の受付では、診療代の全額を支払っているわけではないのですね~~。

 

そして、この被保険者証は、本人(被保険者)・家族(被扶養者)と分かれています。

会社勤めをされているご主人に扶養されている奥さんや、その子供達などは被扶養者。

 

 

保険証に記載されていること

 

まずは、あなたの氏名が書かれているはずです。

 

氏名が書かれているのは当たり前なのですが、他にはどのような内容が記載されているのでしょうか。

 

・氏名
・生年月日
・性別

・事業所名称
・保険者番号
・記号や番号
・保険者名称
・保険者所在地

・資格取得年月日
・認定や交付年月日

 

国民保険証に関しては、有効期限も書かれています。

世帯主名があったり、割合負担が記載されていたりも・・。

 

アッ!

健康保険証については、社会保険と国民保険の2種類があるのです。

 

こちらの記事で、詳しく書いています。

保険証の種類について。医療保障制度のしくみから知ろう!

 

 

住所に関しての記載は、保険証の種類によって違いがあります。

 

国民保険証は、市町村が発行しているので住所が印刷されていることが多いのです。

社会保険に関しては表示されておらず、ご自身で書くようになっているはず。

 

医療機関の窓口では、保険証を預かって、住所が書かれていない場合はお聞きします。

他には、郵便番号や電話番号・携帯番号をお尋ねすることも・・。

 

レセプト請求業務に関して、住所や電話番号などは必要ありませんが、医療機関とっては
身元確認といったところですね。

 

 

保険者番号によってわかること

 

保険証に記載されている保険者番号について、もう少し詳しくみていきましょう。

 

保険者番号は8桁となっています。

この8桁には意味があるのです。

 

左から2桁が法別番号、次の2桁が都道府県番号、次の3桁が保険者(市町村)別番号、最後の1桁が検証番号となっています。

 

 

法別番号

 

この2桁で医療保険の種類がわかります。

 

社会保険の場合は、職種によって番号が振り分けられていますが、国民保険にはありません。

この2桁がなしの国民健康保険は、保険者番号が実質6桁となるわけです。

 

医療事務に初めて携わるときは、保険証の番号が6桁か8桁かの違いで種類が確認できると覚えましょう。

 

私も、昔、新人の頃は、桁数でカルテの種類を確認していたものです(^▽^;)

 

ただ、国民保険でも唯一8桁のときがあります。

それは退職者医療といって、社会保険の人が定年退職後に64歳まで加入する保険です。

 

この場合だけ、国民保険でも8桁になります。

もちろん、扶養されている家族も同様。

 

被保険者の本人より先に65歳になったご家族は、その時点で国民保険になりますよ~。

 

 

そして、もう一つ。

私が医療事務になりたての頃にはなかった後期高齢者医療。

 

後期高齢者医療広域連合という保険者団体です。

75歳以上の高齢者が加入する、都道府県による連合となっています。

 

この後期高齢者に関しても8桁というわけです

 

昔はなかったんですけどね~(;^_^A

私は、国民健康保険の名残りだと思っています。

 

退職者も後期高齢者も、紙カルテだとすると国民保険用カルテだし、請求先も国保連合あてに提出していますから・・。

 

8桁なのに、社会保険ではないという考えです。

 

・なし 国民健康保険
・01 全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)
・02 船員保険
・03 日雇特例被保険者の保険(一般療養)
・04     〃      (特別療養費)
・06 組合管掌健康保険
・07 防衛省職員給与法による自衛官等の療養の給付

・31 国家公務員共済組合
・32 地方公務員等共済組合
・33 警察共済組合
・34 公立学校共済組合 日本私立学校振興・共済事業団

・39 高齢者の医療の確保に関する法律による療養の給付

・63 特定健康保険組合(特例退職被保険者)

・67 国民健康保険法による退職者医療

・72 国家公務員特定共済組・73 地方公務員等特定共済組合
・74 警察特定共済組合
・75 公立学校特定共済組合 日本私立学校振興・共済事業団

 

63と72~75は、特例の組合退職者医療です。

 

法別番号で、保険証の種類がわかります。

 

 

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都道府県番号

 

法別番号の次の2桁は、都道府県番号です。

01の北海道から始まり47は沖縄県となっています。

 

東京都は13、大阪府は27、愛知県は23、福岡県は40など2桁の番号で保険者の都道府県が分かるしくみになっているのです。

 

 

保険者(市町村)別番号

 

これは保険者ごとに振り分けられています。

 

ここでいう保険者とは、あなた個人ではなく保険の種類や企業(組合)ごとに決められている番号です。

お間違いなく。

 

ちなみに、協会けんぽと言われる全国健康保険協会管掌健康保険では001。

 

たとえばパナソニックなら037、大日本住友製薬なら096、中外製薬なら356というふうな感じです。

 

 

検証番号

 

最後は、末尾の1桁ですね。

ここでは、番号の間違いを検証するという意味で、計算式にあてはめて決められています。

 

まぁ、わざわざ計算して確認するなんてことはありませんが・・(笑)

 

医療事務でも、こんな計算式を知っている・覚えている人もそうそういないでしょう。

 

とりあえず、計算式・・書いちゃいますぅ?

はい。書いときます(*´▽`*)

 

末尾から2番目の数字。

そこから左に向けて、それぞれの数字に2,1,2,1,2,1, 2とかけ算していきます。

 

そして、それぞれを足していくのですが、かけ算の答えが2桁の場合は10の位と1の位をまず足しておくのです。

 

答えの1の位を、10から引いた数字が末尾の検証番号になるはず。

同じであれば保険者番号は正しいということになるわけです。

 

 

文字で書くと、(。´・ω・)?ん・・となりそうなので、ひとつ例題を。

 

保険者番号が『01470012』とします。

末尾から2番目の1から順番に2→1→2→1→2→1→2と掛けていきますよ。

 

1×2=2
0×1=0
0×2=0
7×1=7
4×2=8
1×1=1
0×2=0

で、答えを足すと 2+0+0+7+8+1+0=18

 

一の位が8なので、10から引くと 10-8=2

 

計算の結果は2、先ほどの例題の保険者番号の末尾の検証番号も2。

同一ということで間違いないということです。

 

合計したが数字の1の位が0なら、検証番号は0となります。

 

 

もう一つの例『133298』という国民保険。

 

末尾から左9から計算しますよ。

9×2=18→1+8=9
2×1=2
3×2=6
3×1=3
1×2=2

 

全部足しま~す。

9+2+6+3+2=22

 

一の位の2を10から引いて、10-2=8

末尾の8と同じで、間違いありません。

 

保険者番号は、こんなふうにして出来上がっているのですね~~。

 

 

 

記号・番号について

 

8桁もしくは6桁の保険者番号についてわかることを書いてきましたが、記号・番号にも同じように意味はあるのです。

 

余談になりますが・・(^^;)

 

記号とは、保険者(企業や自治体など)を示す番号のことです。

事業所整理記号とも呼ばれています。

 

社会保険の場合は、勤務先の企業や団体ごと、国民健康保険では自治体ごとに違っているのです。

 

番号とは、被保険者を示す番号のこと。

その勤務先の整理番号みたいな感じです。

 

ここでいう被保険者というのは個人の意味で、職場で何番目に入社したということにもなるようです。

 

ちなみに、私は小さな医院に勤めていて社会保険なのですが、番号は15。

15人目の従業員だということでしょう。

 

まぁ、番号が若いと古株とも考えられますが、大きな企業だと例えば社長(代表)が1と考えられますが、世代交代した息子さんが1になるかといったら、そうでもないらしいですから・・。

 

一概には言えませんが、個人に対する整理番号には違いありません。

扶養家族がいる場合は、被保険者と同じ番号になります。

 

 

医療事務の仕事

 

保険証一つで、さまざまな情報が読み取れるのですね。

 

ですが、医療事務は保険証を間違いなく入力し、レセプト請求することが仕事。

 

患者さんの個人情報を探ることもないし、もちろん検証番号を計算することもありません(^▽^;)

 

どの患者さんが、どこの企業に勤めていようが問題ないし、間違いない保険証を提出してもらえる方が重要なのです。

 

時々、もう退職しているのに、勤めていた頃の保険証が手元にあったりして持参されたりします。

 

あ~、ひょっとしたら、すっごいイケメンで、どこにお勤めなのだろう?なんて、若いスタッフが見てるかもしれませんが・・。

すみません、ひんしゅくでした(;^_^A

けど、個人情報を漏らすことは絶対ないです。

 

私は、もうおばさんなのでそんなふうな目では見ませんが・・(笑)

 

医療事務の仕事は、きっちりとした保険証の確認です

 

 

令和2年10月からは、この保険者番号に枝番が付番されていきます。

 

詳しくは

保険証の枝番はいつから?変更理由を医療事務は知っている?

こちらの記事で確認してくださいね。

 

 

まとめ

 

今日は、保険者番号の意味やわかることをお伝えしてきました。

 

保険者番号の桁数によって、保険証の種類がわかります。

6桁なら国民保険、8桁は主に社会保険。

 

これくらいは、医療事務なら把握しておきましょう。

 

社会保険なら勤務先もわかるし、企業自体が組合を持っているのか、主に中小企業が多い協会けんぽなのかも読み取れるのです。

 

資格取得年月日から、おおよその勤務年数も確認できたりします。

まぁ、これは転勤などで取得日の変更があったりするので、そう言えないこともありますが・・。

 

医療事務の仕事は保険証をミスなくチェックできることです。

 

保険者番号や記号・番号は、間違えると返戻といって請求できず戻ってきますから、気を付けなくてはなりません。

 

医療事務をめざしておられるあなたや、初めて医療機関に勤務するあなた。

保険証に書かれてある保険者番号、記号・番号に隠されていた意味がわかりましたでしょうか。

 

少しでも、参考になれば嬉しいです。