・医療事務に興味があるあなた
・医療事務の資格取得をめざしておられるあなた
・医療事務として働きたいな~と思われているあなた
医療事務として勉強すること、学ぶことって何だと思いますか?
その一番は請求業務ができること。
医療事務といえば、主に診療報酬明細書(レセプト)作成、請求書を作る仕事だといえます。
勤めている医療機関の収入に関することに携わる仕事、まさに経営にかかわることだともいえるでしょう。
そのために、まずは医療事務の資格をめざして学習しよう!などと考えたりしますよね。
少しぐらいは医療について知っておこうとか、レセプトとはどういうものなのか勉強してみようとか。
医療事務の仕事をするために必要なことは何なのかなど、身につけられることを探すはずです。
覚えておかなくてはいけないことが多々ありそうで、難しそうだな~と感じておられるかもしれませんが、あなたのことだから、頑張って勉強しようと前向きだと思います。
私も、医療事務として働くまでには、資格を取るため1年間勉強しました。
もちろん国家資格でもないし、必ずやらなくてはいけない勉強でもありません。
「そんな資格あってもなくても、医療事務なんて誰でもなれるのでは?」と言われたこともあります。
確かにそうかもしれません。
でも実際に現場で働いてみると、案外大変なんですよ(^▽^;)
医療事務の仕事はレセプト業務だけではなく、窓口での応対やコンピューター入力などさまざま。
テキストで習ったこと以外のことも多々あります。
サービス業のように接客業務が重視され、接遇に対してもきっちりしなければならないし、机に向かって計算してさえいれば良いという仕事ではありません。
医療事務の資格取得をめざしての学習は、基本中の基本。
私が「必須の資格でもない医療事務資格を、取った方が良いよ~」と、いつもオススメするのは、それ以外にも学ぶことが多いからです。
基礎である保険請求事務の知識が少しでもあった方が、現場では理解も早いし、その他のことも吸収しやすくなるものです。
職場によって違う、さまざまなルール。
細かい決まりや2年ごとに改定される診療報酬点数。
アッ!
診療報酬点数とは、医療行為を精算・請求する時に日本全国で一律に決められている点数ですよ(^^)
医療事務になりたいな~と思われているあなたが学ぶことは、現場で働いてからが重要。
私も、医療事務として勤め出してから学んだことが、ほとんどだといっても過言ではありません。
なので、資格を取るために勉強したことが基礎となっていることは、学習していて良かったな~と思っています。
テキストや教材に載っていない、医療現場で起こりうることがたくさんあります。
何年勤めていても、勉強になり刺激となり、反省もしながら向上心を持たせてくれるのです。
最初の頃は、一通り請求業務については学んできたと思っていましたが、いきなりそんな重要ポストでの仕事に携われるはずもありませんでした(笑)
まだまだ知らなかったこと、分からなかったことだらけ。
いえいえ、忘れていたこと、きっちり覚えていなかったこともあったのです(^^;)
私が医療事務となった20年前から今日まで、医療業界にもいろいろ変化があります。
介護保険制度ができたり、病院に新しく地域連携室が設けられたり。
医療費助成制度や高額医療費についてなどのしくみについても、よく変更があったりします。
何を隠そう‥(^▽^;)
このあたりのことは、全て私も働きだしてから学んだことです。
もちろん新しい制度のことは現場でしか学べませんが、医療事務資格を取るための勉強の中では教わらないことも多々ありました。
たとえば
・地域連携室って何?何をするところ?医療事務が働く場所?
・ヒヤリハットって何?
・高額医療費の請求のしくみとは?
・カルテって何年分あるの?保管方法は?
・インフォームドコンセントとは?
・介護申請の意見書って何?
などなど、テキストや教材に載っていなかったことがあります。
まだまだ現場で学んだことはたくさんあり、今もなお日々勉強中です。
特に、小さい医院で働く私は、大きな病院の地域連携室にはとてもお世話になっています。
勤め出した頃は、あまりよく知らなかった地域連携室。
というか、まだそんなにメジャーではなかったと思います。
このところ、地域連携室はどこの大きな病院にも設置され、他院とのやりとりがスムーズになりました。
このように、ここの『医療事務になって学んだこと』というカテゴリーでは、私が資格を取るために勉強していた頃には習わなかったな~と思うようなことをピックアップしてみました。
あなたが、医療事務の資格取得をめざして勉強していて、疑問に思ったこと・知りたかったこと。
そんなこと教わらなかったという項目が、下記の記事一覧にあるかもしれません。
素朴な疑問や医療事務にならなくても興味のある記事があるかもしれません。
医療事務は患者さんから質問・相談されることも多いです。
いろんな情報を手に入れておいて、患者さんのサポートができるようにしておきたいと私は常に思っています。
私が医療事務になって学んだことが、あなたの参考になれば嬉しいです(*^^*)