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医療事務は略語を覚えるの?現場で使う医療用語は把握しよう

この記事は約 11 分で読めます。

医療事務は略語を覚えるの?

 

医療事務のおばさん「くぅ」です(⌒_⌒)ニコ

 

このところ、新人さんに新しい業務を指導するのに、どうやった教えてあげたら分りやすいかな~なんて、よく考えます。

 

実務の経験者であっても、病院によっての決まりごとは違うし、細かいルールも存在ありますからね~。

 

全く初めてのスタッフなら、現場で使われている略語なんか「いったい、それ何?」って感じでしょ。

 

聞いたことがない医療用語はもちろんのこと、それを略して言われたら、なおさらチンプンカンプンです。

 

医療事務は略語を必ず覚えておきましょう・・とは言いませんが、勤務先が使用する言葉には興味を持ってください(笑)

 

全てを覚えなくても大丈夫。

勤務してから徐々にメモをし、現場で飛び交う略語を把握していきましょう。

 

私のように小さな医院で働くと、そんなに難しい医療用語がたくさん出てくるわけではありませんから。

 

今日は、医療事務が略語をどのくらい理解できていたら良いのか、略語は覚えなくてはならないの?というテーマで書いてみます。

 

 

 

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医療事務は医療用語を覚える?略語って必要?

 

医療事務の資格を取ろうと勉強を始めたとき、カルテに『Rp』とか『Rx』という文字がありました。

 

これも略語です。

患者さんに処方された薬剤が書いてあります。

 

処方という意味で、recipe(レシピ)の略語。

2回目の処方のときには『do』と書かれてあり、前回と同じ処方という意味です。

 

略語は、医療事務自身が使うというよりも、先生が使用されているのを理解できるかがポイント。

 

先生が書かれている文字、看護師が話す言葉を把握できるように覚えておくと良いでしょう。

 

 

よく目にする・耳にする略語

 

入院設備のない医療機関に勤務すると、そんなに多くの略語が出てくることはありません。

 

勤務先の医療機関で、よく目にしたり耳にしたりする略語をメモっておくのがオススメ。φ(..)メモメモ

 

その場で理解できなくても、あとで調べたり、先輩に聞けば良いですから。

 

うちのような小さな医院でいうと・・。

私達スタッフへの申し送りではなく、先生自身がカルテに記載されている文字があります。

 

例えば・・

・他院でGF

別の病院で、胃内視鏡検査をされたということ。

 

・次回US予約

次に来院されたときに、超音波検査を予約する。

 

・BPHチェック

前立腺肥大症のチェック。

 

こんなふうに、カルテには先生の覚え書きのような略語があちこちにあります。

 

もちろん、医療事務が覚えなくても良いのかも・・と思われるかもしれませんが・・。

先生だって忘れたり見落としたりするかもしれません。

 

そのときは、医療事務でもチェックができるように覚えておきます(*^^)v

 

先生に「超音波検査の予約が要るみたいなのですが・・」と、確認ができるわけです。

 

他にも、うちなら

・BT  体温
・BP  血圧
・CF  大腸ファイバースコープ
・DM  糖尿病
・EKG 心電図
・HT  高血圧
・TB  結核

などなど、カルテ上で見かける略語って、まだまだあります。

 

常に使う言葉でもなかったりするので、私はいざというときのためにノートにまとめてあります。

 

先生が病名などを略語で書かれていることもあるので・・。

 

余談なのですが、さっきヤフーで知りました。

ボールペンって略語だったとか。

正式名称は、ボールポイントペンなんですって~~。

 

まぁ、これは覚えなくても良いですけど・・(笑)

 

 

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経験して覚えたこと

 

医療事務は看護師でもないので、そこまで医療用語を確実に覚えていなくてはならないとは思ってはいません。

 

ですが、ひとつ、私のお恥ずかしい体験談を・・(;^_^A

随分と昔の話しなのですが・・。

 

うちのような小さな医院では、患者さんを大きな病院へ紹介することがあります。

そのやりとりをするところが、地域医療連携室。

 

地域医療連携室に関しては、

地域医療連携室とは?事務職で働けるのか知りたい仕事内容

こちらの記事をどうぞ(*^^)v

 

大病院には、たいていあって、医療機関の代表電話番号とは違い、直接連絡を取ることができる番号があるのです。

 

小さな医院の医療事務なら、よく電話をすることになるでしょう。

 

その際・・、あれは救急で患者さんを紹介した日だったと思います。

相手の病院の地域医療連携室の方が、いろいろ質問されたのです。

 

その中の一つに「ADLは?」と聞かれました。

 

私は、一瞬、ん(・・? となりましたが、「問題ないと思います」みたいな返答をしたと記憶しています。

 

先生から聞いている症状を伝えたり、患者さんの情報を言ったりする中。

私もバタバタ急いでいたし、とっさにADLって採血項目の一つなのかも・・と思ったのです。

 

肝臓の検査項目で、AST・ALTやALPなどいうのがあったから(;´∀`)

よく似ていたので、ひょっとして向こうの医療事務さんが間違ったのかも・・なんて。

 

ほんと失礼ですよね~~。

 

あとから理解したのですが、ADLとは日常生活動作の略語だったのです。

患者さんの今の動作状況、介護が必要かどうか確認されたのだと思います。

 

介護に携わっているのなら常識的なことかもしれませんが、知らなかった私(~_~;)

 

もっというと、もし入院設備のある医療機関で働いていたら、ADL維持向上等体制加算なんていう診療報酬点数の項目もあります。

 

小さな医院で働く私は、医療事務としてそんなことも知らなかったというわけ(>_<)

 

ADLとは

食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動を指す。

Wikipediaより

と、ウキペディアにも書かれています。

 

普段の生活の中で習慣的に行っている動作のこと。

ほんと勉強になりました。

 

略語って、知らなくて分からないこと、けっこう出てきます。

その都度、覚えていくようにしましょうね。

 

過去のお恥ずかしい話しでした。

私もまだまだです。

 

 

その他

 

他にも、医療職の略語でPTやOTって、よく耳にしませんか。

PTは理学療法士、OTは作業療法士です。

 

同じPTでも、院内でのPtとなると患者さんのこと。

NSは看護師、Drは医師のことです。

 

同じようにdrで、分娩室を意味することもあります。

 

同じアルファベットの略語でも、勤務先に適した略語を把握しておいた方が良いでしょう。

 

一つの略語にさまざまな意味(日本語名称)がありますから・・。

ややこしいですね(^▽^;)

 

テレビドラマでもありましたが産婦人科をギネといったり、乳癌をマンマと呼んだり・・。

 

まだまだ略語はたくさんあります。

 

 

まとめ

 

医療事務になって医療機関で働き出すと、その現場で使っている略語があります。

転職して知らなかった~と思うような略語もあるでしょう。

 

医療事務が、数多くの略語をマスターしておかなくてはならないとは思いませんが、勤務先でよく使う略語は把握しておいた方が良いですよ。

 

医療事務は患者さんの応対というイメージが強いかもしれません。

でも、カルテに書かれた細かい内容を分かっておいた方が、患者さんに接するときに参考になります。

 

レセプトを作成するときにも、カルテを読み解くことが必要。

医療事務も略語を知っていて損はないでしょう。

 

まぁ、私もすごい数の略語を知っているかといえば、そう多くはないですが・・(^^;)