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秋めいてくると、そろそろインフルエンザ予防接種の時期となります。
ワクチンが入荷されてから、毎年10月頃よりスタートです。
例年なら、自治体の助成が始まるのが10月15日。
令和2年の接種に関しても、たくさんの問い合わせがあります。
では、このインフルエンザ予防接種が打てるのは何科の病院なのでしょうか。
どこの医療機関でも接種できるのか気になりませんか。
小さな町のお医者さんと大きな病院とでは、予防接種に違いはないのでしょうか。
本日は、どこで打つのが良いのか、令和2年インフルエンザ予防接種の情報まとめとともにお伝えしていきます。
令和2年のインフルエンザ予防接種
それにしても、今年はいつになく問い合わせが多い年です。
・インフルエンザ予防接種はいつからですか
・予防接種の予約は必要ですか
この2つが断トツ。
・インフルエンザの予防接種っていくらですか
というような質問より、インフルエンザ予防接種はやってますか?という問い合わせが多いのは、このコロナ禍でいつもより早く打ちましょうと言われているからだと思います。
いやいや、まだワクチンすら手に入っていませんから(^▽^;)
でも、今年の冬はインフルエンザとコロナが同時に流行るかもしれませんものね。
インフルエンザ予防接種って何科で打つの?
毎年インフルエンザの予防接種をされる人は、もうよくご存じでしょうが、初めての場合。
予防接種ってどこの病院でも打てるの?って思いませんか。
何科で接種するのだろう(・・? ってね。
これ、案外・・どんな科でも打てるのですよね~。
内科ではもちろん、小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科・整形外科・外科・泌尿器科・眼科・消化器内科・産婦人科などなど。
ほとんどの科で可能になっています。
そういえば、去年だったかな~。
「林修のニッポンドリル」というテレビ番組で、インフルエンザの予防接種は何科まで打てる?というテーマで、病院を調査してましたよ。
医師免許があれば打つことはできますが、歯科では打てないという結論に。
歯医者さんは、歯科医師免許だからということでした。
たいがいの科で、インフルエンザの予防接種はできるというのはわかりましたが、どこでも打てるのかというと・・。
当たり前ですが、ワクチンが入手できていないとダメ。
インフルエンザワクチンも無限にあるわけではないので・・。
まずは、やっぱり予防接種を可能な医療機関なのかを問い合わせするのがオススメです。
自治体の方のアナウンスでも、予防接種実施医療機関がわかったりします。
インフルエンザワクチンが手に入る本数は、医院によってまちまちです。
医薬品卸会社から、どれくらい手に入れることができるかで、接種できる人数が決まってきます。
「もうワクチンがないのです」という声を聞いたことがありますが、卸会社の方から一定数しか入ってこないなんてあるのかもしれませんね。
実際、ワクチンの在庫がなく、子供の2回目の接種ができなくて・・という問い合わせがあったりします。
うちの医院では、お子さんに対しての2回目分は確保しておくようにしていますが・・。
医院によってはワクチンの在庫が少ないところもあるのでしょう。
2回接種なのだから、それぐらいしてあげても良いのに・・と思ったりしますが(^^;)
大きな病院と小さな医院、どちらでも同じ?
ワクチンの数がどこの医療機関に何本入るかなんていう情報はわかりません。
もちろん、どのワクチンも内容は同じ。
大きい病院と個人の医院で違うワクチンだということはありません。
どこのメーカーが製造してもワクチン株の違いはないのです。
A型2種類、B型2種類、合計4種類。
ちなみに、今年の株は
A/広東-茂南/SWL 1536/2019(CNIC-1909)(A型H1N1)
A/香港/2671/2019(NIB-121)(A型H3N2)
B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B/ビクトリア/705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)
国立感染症研究所より
となっていて、どのメーカーのワクチンも同じ。
ただ、大学病院のような大きな病院でインフルエンザ予防接種を打ったとは、あまり耳にしません。
開業医の先生のところで打つように、オススメしているのではないでしょうか。
風邪を引いたというときに大きな病院へ行ったら、診療代と別に選定療養費がかかるくらいですから。
このあたりは
『大病院に紹介状なしで行ったら?受診できてもデメリットあり』
こちらの記事でどうぞ!
大病院では待ち時間が長かったり、初診料がかかることもあるかもしれません。
インフルエンザの予防接種は、近くのかかりつけの医療機関で・・となっているのでしょう。
インフルエンザの予防接種ができるクリニックでは、早くから予約を取っているとこともあります。
聞くところによると、もうすでに予約もいっぱいだという話しを聞きました。
今年は、問い合わせが多いということからも、予約の勢いも凄そうです。
インフルエンザ予防接種の連絡事項
今年は、厚生労働省より接種の呼びかけが早くからありました。
夏には、65歳以上の高齢者に無償化という報道も。
先日、うちにもやっと通達がきました。
○ 原則として、
①予防接種法に基づく定期接種対象者(65 歳以上の方等)の方々で、インフルエンザワクチンの接種を希望される方は 10 月1日(木)から接種を行い、それ以外の方は、10 月 26 日(月)まで接種をお待ちいただくよう、国民に呼びかける。
○ 10 月 26 日(月)以降は、
特に、②医療従事者、65 歳未満の基礎疾患を有する方、妊婦、乳幼児(生後 6 ヶ月以上)~小学校低学年(2年生)の方々で、インフルエンザワクチンの接種を希望される方に対して、接種できる旨を呼びかけることとする。
厚生労働省より
厚生労働省のHPより抜粋
一般的には、令和2年は10月1日(木)から接種が始まります。
自治体によって開始日程は前後するようですが、例年よりスタートは早くなっています。
うちの地域でも10月1日からで、65歳以上方は無料です。
予約は取っていませんが、問い合わせは非常に多いのが現状。
厚生労働省は、平成27年以降で、最大の供給量となる約3178万本を確保できる見込みであるといっています。
けど、新型コロナウイルスの流行を受け、いつも接種していなかった人が希望して増加しそうですよね。
なんとなく、ワクチンが不足するような気がしているのは私だけでしょうか・・(^▽^;)
まとめ
令和2年は、いつもと違ってインフエンザ予防接種への関心を強く感じます。
新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行も考えられるからでしょう。
予防接種は、どんな科の医療機関でもだいたいはできます。
お近くの医院が、皮膚科だから・・とか整形外科しかなくて・・でも、予防接種ができるのです。
インフルエンザワクチンを取り寄せている医療機関なら、科は関係ありません。
今年は10月1日(木)からですが、優先順位があります。
65歳以上は無料となっていますが、一般では医療機関によって金額はさまざま。
予約が必要なのか、値段はいくらなのか、まずは問い合わせをおすすめします。
まぁ、こうなると、医療事務は電話対応で大忙しになるのですが・・(笑)
抗体は接種してから2週間後から、効果は5~6ヶ月といわれています。
個人的には10月末が良いのでは・・と思ったり(^▽^;)
医療従事者の接種は、10月26日以降となっています。
予防接種以外にも、感染症対策はしっかりやりましょうね。