この記事は約 17 分で読めます。
医療事務をめざされているあなた、頑張って勉強されていますか。
私は毎日、黙々と仕事をこなしています。
淡々と作業を繰り返しているのです。
なぁ~~んていうわけにはいきません(^▽^;)
小さな医院で働いている私は、ものも言わず黙って熱心に仕事をしているというわけではありません。
医療事務は、体調を悪くされて来院された患者さんや看護師・先生と常にコミュニケーションを取りながら働いているのです。
インフルエンザが流行ってきて患者さんの人数も増えてくると、もうバタバタで意思の疎通がうまくいかなくなることもあります。
1日が終わってクタクタになったり・・。
誰でも仕事が順調に進まないとイライラもするし、文句の一つも言いたくなりますよね。
もちろん、患者さんに不愉快な思いはさせてはいけないわけで・・。
っで、一番のストレス発散が「愚痴る」ということになります(/ω\)
今日は、そんな医療事務が愚痴をいうときのお話し。
・医療事務が愚痴っても良いの?
・どんな愚痴が多いの?
ということで、医療事務あるあるです。
現場で働く私達にもいろいろ愚痴があります。
医療事務の間で共感できる部分もあったり・・。
同時に、ストレス発散にもなる愚痴で、気を付けなければならないと思うことも書いてみます。
医療事務が愚痴を言っても良いの?
もう20年以上も医療事務をしていると、仕事にも慣れてくるしイライラすることも少なくなってきています。
年の功で、だんだん心が広くなって温厚になってきたのか・・(笑)
勤め始めた頃は、毎日の仕事で精一杯です。
必死で細かい作業を覚えながら、一人前になるまでには何年もかかるでしょう。
何?なに?
そんなに何年もかかるの?って・・。
大きな病院で働く医療事務とは違って、ポジション一か所ではない個人病院での仕事。
ありとあらゆる業務があって、オールマイティにこなさなければなりません。
患者さんの顔と名前も覚え、阿吽の呼吸で仕事が進められる、レセプト請求もこなせる・・
ここまで到達するにはけっこうかかります。
途中で辞めたい!と思うこともあるでしょう。
辛くて愚痴ばっかり・・なんてことも。
私は医療事務だからといって、愚痴をこぼしてはいけないとは思っていません。
医療事務だって一人の人間。
イライラして我慢できず、ストレスが溜まることもあるでしょう。
誰かに喋って話してスッキリするなら、それはそれで良いと思うのです。
女性は特に聞いてもらっただけで、気持ちが落ち着くもの。
溜めこむとしんどくなって、精神的にも悪いなんてよくありますから・・。
誰に対するどんな愚痴?
ではでは、医療事務が話す愚痴ってどんなもの?
興味あります?(笑)
私の「ハーティジム」サイトで、ストレス発散できたら良いですよね(^▽^;)
患者さんに対する愚痴
*「順番まだですか?あとどれくらいかかります?」という問い合わせが多い。
そんなの医療事務にはわかりません(^^;)
だいたい一人の患者さんの診察時間なんて、どうしたらわかります?
診察の内容によっては、薬の処方だけですぐ終わる人やめちゃくちゃ話しの長い患者さんだっています。
もちろん、一人の患者さんにかかる平均的な診察時間を考えて、大まかには伝えますが・・。
実際のところは、先生に聞いてください!・・なんて思っています(笑)
受付もバタバタ混雑しているのに、そんなこと聞きます??
*保険証を持ってきてないという患者さん。
保険証がないと診療費は自費です。
少なくとも、月に1回は見せてください(>_<)
「なんで忘れるの~~?」ってなります。
保険証の提示に関しては、こちらの記事もどうぞ。
『保険証確認は医療事務の大事な仕事。提示を求める理由とは?』
こんなふうに、患者さんに対する不満を、更衣室で着替えながら話すことがあります。
愚痴というより、今日はこんな患者さんがあんなことを言った~みたいな、共通の話題として喋る感じです。
忙しくて疲れた日には、みんなでワイワイ・ガヤガヤ言いながら、ストレス発散。
もう次の日には忘れてます(笑)
患者さん、ごめんなさぁ~い<(_ _)>
勤務先への愚痴
これは、あなたが勤め始めたら、こんなはずじゃなかった・・という場合が多いです。
他のクリニックの待遇を聞いたりすると、うちの医院とは違う!となるわけ。
例えば、給料全然上がらないとか、残業付いてる?など、福利厚生の部分については院長に対する言い分になります。
皆こんなに頑張ってるのに・・。
昇給やボーナスがないと、ちょっとした不満も出てきます。
やっぱり雇われているという立場では仕方がないのでしょうか(/ω\)
先生は診察に忙しくて、あとの説明や対応は事務任せということもあります。
エッ?!
それは先生の仕事でしょ、その説明、医療事務がします?
私達・・事務ですよ!事務・・。
私は、時々、看護師や薬剤師になった気分になります(笑)
職場によっては、医療事務以上のことを求められるような気がしていて・・。
スタッフへの愚痴
これは、一番多い愚痴ではないでしょうか。
職場では、人間関係が最も難しいかもしれません。
もちろん、相性というのもあるでしょう。
細かい作業の一つでも、違っていれば指摘もします。
数年働いていると、仕事にも慣れ自信もついてプライドもあるでしょう。
注意されたことをよく思わないスタッフは、あとから愚痴の一つでも言って発散していると思います。
私だってそうです。
素直に受け入れられることもあれば、文句の一つも言いたくなるときも・・。
そこはグッと押さえますが、ちょっぴり愚痴でもいえるとすっきりするもの(笑)
患者さんへの接し方や仕事への向き合い方が、同じスタンスなら問題ないのですが・・。
温度差があると、不満や愚痴となって出てきます。
考え方や方向性が違うと、なんで?となりますよね。
幸い、うちの医院はお互いの性格も分かっているし、大目に見たり反省もしたりで上手くやっています(*^^)v
まぁ、全く愚痴として発してないのかといえばゼロではないでしょうが、いつまでも引きずっているような関係ではありません。
そもそも、愚痴って解決策はないのですよね~。
話し合って解決できるなら、そうしているはず。
言っても分かってもらえない、そういう性格だから話してもなおらない、どうすることもできないから愚痴となるのです。
だから、こればっかりは誰かに聞いてもらって、うっぷんを晴らすしかないと思います。
愚痴が悪口のようになるかしれませんが、無視やいじめなどにつながらないのなら良し!としましょう。
ストレスが溜まらない程度に、愚痴って発散。
あ~、なんだかレベルの低い話しになってきましたね(^^ゞ
でも、愚痴を聞く側の人も大変だということをお忘れなく。
同じ職場で働く者同士、お互い尊重し合いましょう。
新人の医療事務の愚痴
これも、又、悩んでおられる人は多いでしょう。
医療事務の仕事って、特に個人の医院で働くと多種多様で細かいのです。
・分からないことを先輩に聞いても教えてもらえない。
・みんな忙しくて、聞くに聞けない。
・質問しても、前にも言ったでしょと突き返される
積もり積もって、医療事務を辞めたい、仕事を辞めたいと思うところまで思い詰めたりして・・。
誰かに愚痴らずにはいられませんよね。
新人さんは覚えることも多く、それでいて肝心なことはゆっくり教わっていないのに、けっこう指摘されたり・・。
新人の医療事務は、覚えなくてはいけないことが山のようにあります。
慣れるまでは大変なのです。
体調の悪い患者さんにしてみれば、医療事務が新人なんて・・そんなことは関係ないもの。
辛くて受診されているのですから・・。
ときには意地悪な先輩もいるかもしれませんが、多いに愚痴を言っても良いです。
早く一人前になれるように、悩まず少しは図太くいきましょう(笑)
良かったら、ここでストレス発散してください。
きっと分かるわかる!ということもあるでしょうから・・。
けど、愚痴を言っても解決にはなりません。
ストレス発散の一つの方法として、愚痴りましょう。
聞きますよ(*´ω`*)
患者の立場となった場合
患者さん目線でいうと、
・待ち時間が長かった
・受付の医療事務が不愛想だった
・先生が頼りなく、何を言ってるのかわからなかった
・医療事務の対応が偉そうで態度が悪かった
あそこのクリニックは行かない方が良いとか、あんな病院は最悪だというような噂が広まります。
患者さんの愚痴が広がることで、評判にもなるのです。
自分が患者になったときに感じたことを、普段からそう思われないよう気を付けなければいけませんね。
気を付けなければならないこと
人にはそれぞれ自分のものさしがあります。
その尺度に反するとイライラし、同調してもらえるとストレスはたまりません。
けれど、みんなが全員、自分と同じものさしで考えているのではないのですよね~。
例えば、診療が始まる時間が9時だとします。
もちろん、9時には仕事がスタートできるように出勤してきますよね。
で、着替えや診察前の準備などを考えて、ほとんどのスタッフが8時半には医院に入っていると仮定。
一人、いつも8時45分に出勤してきたりしたら・・。
診察時間には間に合っていて、遅刻でもないわけですよ。
けど、そのスタッフに対して「あの子はいつも遅い!」となり、愚痴ってしまうというパターン。
朝の15分間は貴重な時間。
8時半には絶対出てきて~とは言えませんよね。
いやいや、もう少し早く出てきてねーと言っても変わらなかったら・・。
そのちょっとした時間に、個人的な話しでコミュニケーションをとったりお互いが親しくなったりできるかもしれません。
こうあるべきだ・こうしようという考えが、みんなで一致すれば良いのでしょうが・・。
強制もできないしね。
心を広く持って、みんなで寄り添いましょ(^▽^;)
ただ、この愚痴を言うとき、注意しなければいけないことが一つ。
そこに、患者さんの個人情報を出してはいけないのです。
個人名をあげてはダメ。
外部の人へ個人情報を絶対漏らしてはいけません。
いくら仲の良い知り合い友人であってもです。
かろうじて、院内で愚痴を言ったとしても、それはスタッフ間だけのシークレット。
その一瞬だけの愚痴。
喋るだけしゃべって、あとはすっきり忘れましょう。
その場で、ストレス発散終了。
病院内のことは漏らしていけないのです。
それが愚痴であっても・・。
まとめ
いかがでしたか。
医療事務があるあると思う愚痴の数々。
本来は心の中にとどめておくべきなのかもしれません。
でも、医療事務だってストレスがたまることだってあります。
もちろん、体調を悪くされた患者さんへの対応は、医療事務のプロとして行動しなければなりません。
愚痴を言ったとしても、病院内の個人情報は絶対漏らしてはダメ。
ついつい外部の人にしゃっべてしまったり・・ということのないように、気を付けてくださいね。
愚痴はネガティブなものなので、ほどほどにしておくこともお忘れなく。
毎回同じような愚痴を言っているのなら、それを聞いてくれている人もけっこう苦痛なんてことありますから・・(笑)
患者さんに対して・病院側への不満・スタッフ間の関係などなど。
あんまり溜めこまないようにしましょう。
仕事が嫌になりますから・・。
適度に発散して、医療事務をやめたいなんて思わないでください。
どうしてもイライラして我慢ができなくなったら、こっそり愚痴を聞きますよ。
きっと共感できることもあると思います(^▽^;)
いつでもお問い合わせフォームからどうぞ!
そして、心機一転がんばっていきましょう。