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コロナワクチンの有効期限が延長?医療事務も知らなかった件

この記事は約 11 分で読めます。

コロナワクチンの有効期限は延長

 

2月に入ると、コロナワクチン3回目の予防接種が加速されていきそうな気配ですよね。

 

高齢者の患者さんからは、ちらほら「接種券が届いたんやけど・・」と連絡が入ったりしています。

 

自治体によって配布の時期や方法は違うでしょうが、順々に送られてくるはずです。

 

2回目の接種から7ヶ月経過してから。

施設に入居している高齢者の方々などや医療従事者は6ヶ月経ってからとなっています。

 

うちでもワクチンの準備をしているところですが、ちょっと前にコロナワクチンの有効期限が
延長されていると知りました。

 

実は・・医療事務の私達、知らなかったんですよね~(^^;)

 

というわけで、医師や看護師は知っていたかもしれませんが、私のように知らない医療事務もいると思うので、まとめておきたいと思います。

 

どのワクチンにも薬の使用期限というものがあるでしょう。

今回はコロナワクチンの有効期限が延長となっている件について書いてみます。

 

 

 

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コロナワクチンの有効期限

 

ワクチン接種には、郵送されてきた書類一式が必要でしたよね。

 

医療事務は接種券(クーポン券)の接種済証(接種記録書)に、接種年月日・接種場所を記載し、メーカーのロットナンバーのシールを貼ります。

 

昨年、高齢者の1回目のコロナワクチン接種が始まってしばらく経った頃。

このとき、ロットナンバーの貼り付けをしてて、有効期限って案外短いのね~なんて思ってました。

 

処方された薬などの有効期限を薬局で聞くと、1年や2年は大丈夫だったので・・。

そんなイメージがあったから(^^;)

 

実際、私が去年打ったワクチンの有効期限は、接種日から2ヶ月後の表示でした。

 

配送されてきたワクチンの期限が短いと、あー早く打たないと期限が切れて破棄になったらもったいないよな~って感じ。

 

その頃はワクチンの有効期限内にどんどん希望者がいたので、そんなことはありませんでしたが。

 

 

 

コロナワクチンの有効期限は半年

 

コロナワクチンは保管が大変だっただけに、デリケートなものだと感じていました。

なので、期限もきっと短いのだろうと勝手に思っていたわけ。

 

というか、mRNA(メッセンジャーRNA)以外の予防注射の有効期限もどうなっているのか知らないのですが・・(;^_^A

 

インフルエンザワクチンの有効期限がどれくらい?なんて考えたこともなかったです。

 

あー、効果・効き目がどれくらい?という意味ではないですよ。

ワクチンそのものの使用期限ということ。

 

もともとコロナワクチンに関しては、有効期間が6ヶ月となっていました

それを前提でメーカーが有効期限を印字。

 

製造されて海外から入ってきて、そこから自治体に配布されて医療機関へとなると、もっと短い期間になりますよね~。

 

半年の有効期間って、やっぱり短かいですよー。

去年、有効期限の残りが短いワクチンから使用するようにとも言われていました。

 

 

ところが、昨年7月にはモデルナ、9月にはファイザーのワクチンの有効期限が延長されたのです。

 

んんー、この頃にはワクチン接種も終了としていたので、私達スタッフは有効期限の延長についてあまり認識がなかったのかもしれません。

 

 

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延長の取り扱い

 

今回3回目の接種が始まるということで、再認識。

 

なぜなら、入ってきたワクチンの有効期限がすでに過ぎている~~ Σ( ̄□ ̄|||) って知ったから。

有効期間が6ヶ月間のままのロットナンバーシール。

 

シールの期限を書き換えるようなことはしないので、延長になっていることをお知らせしなくてはいけません。

 

そう、コロナワクチンの有効期限は延長されているのです。

 

患者さんは、期限が切れている~~って絶対ビックリしますよね。

 

詳しくは、厚生労働省のページに書かれています。

 

有効期限の取扱いについて

新型コロナワクチンは、貴重なワクチンであり、これを無駄にせず、有効に活用する観点から、有効期限について以下の取扱いをしています。

(1)ファイザー社ワクチンについて
ファイザー社ワクチンは、令和3年(2021年)9月10日に、-90℃~-60℃で保存する場合の有効期間が「6か月」から「9か月」に延長されました。
一方で、有効期限が令和4年(2022年)2月28日以前となっているワクチンは、有効期間が6か月という前提で有効期限が印字されています。
このようなワクチンについては、有効期間が9か月まであるワクチンとして取り扱って差しつかえないこととしています。

(2) 武田/モデルナ社ワクチンについて
武田/モデルナ社ワクチンは、-15℃~-25℃で保存する場合の有効期間が、 令和3年(2021年)7月16日には「6か月」から「7か月」に延長され、同年11月12日には「7か月」から「9か月」に延長されました。
一方で、有効期限が令和4年(2022年)3月1日以前となっているワクチンは、ロットNo.3004733のワクチンを除き、有効期間が6か月であるという前提で有効期限が印字されています。また、ロットNo3004733、000048A及び000049Aのワクチンは、有効期間は7か月であるという前提で有効期限が印字されています。
このようなワクチンについては、有効期間が9か月まであるワクチンとして取り扱って差しつかえないこととしています。

 

厚生労働省ページより

 

有効な期間が6ヶ月となっていたのが、9ヶ月に変更になっています。

もう去年の段階からそうなっていたのです。

 

たとえば、昨年の令和3年8月31日期限のワクチンは、10月31日まで使用可能なワクチンだったわけ。

 

知らなかったのですが・・(^▽^;)

まぁ、周りで印字されている期限を超えるようなワクチンを接種したーという話しを聞いたこともなかったですし・・。

 

けど、ひょっとしたら3回目のワクチン接種に関しては、多く目にするようになるかもしれませんね。

 

患者さんには、コロナワクチンの有効期限の延長はきちんとお知らせしておきましょう。

 

メーカーからのシールの期限は、違った印字になっているということをお忘れなく。

 

 

まとめ

 

3回目のコロナワクチン接種が、まだあまり進んでないといわれています。

2月に入ってからは、どんどん進んでいくでしょう。

 

まぁ、個人的には医療従事者ではありますが、ワクチン推進派ではない私・・(^^;)

アッ、もちろん2回接種はしましたよ。

 

ワクチンを打たれたときには、有効期限が切れていても驚かないようにしましょう。

接種券に貼られたシールの有効期限は延長されています。

 

具体的なことは、下記の厚生労働省のページで確認してみてください。

 

*「ロットNo.別ファイザー社ワクチンの有効期限」

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000855604.pdf

 

*「ロットNo.別武田/モデルナ社ワクチンの有効期限」

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000888057.pdf

 

効果の持続性ではなく、コロナワクチン自体の使用期限のことですからお間違いのないように。

 

 

追記 2022.2.3

 

接種券(クーポン券)の接種済証(接種記録書)に貼りつけるメーカーのロットナンバーシール。

ファイザーには有効期限が記載されていましたが、モデルナにはありませんでした。

 

ということは、モデルナの有効期限は元々から表示されていなかったので、見た目わからないということです。

「有効期限書いてないやん!」って、そこまで気にして見てる人も少ないのかもしれませんが・・(^▽^;)

 

ロットナンバーを上記の「モデルナ社ワクチンの有効期限」で調べれば確認できます。

 

コロナワクチンの有効期限が気になるあなた。

貼付されてあるロットナンバーシールを見て、いつまで延長されているのか確かめてみましょう。