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令和5年4月から、医療機関にはマイナンバーカードで本人確認ができるカードリーダーの設置が義務付けされていましたよね~。
4月には間に合わなかったのですが、うちも猶予届を出して今では受付窓口付近に置いています。
カードリーダーを使われる割合は、全患者さんに対してまだまだ少ないのですが・・(^▽^;)
今までの保険証とマイナ保険証の患者さんがいて、確認方法が違うという状況です。
私は他院受診の際、今までの保険証の提示はせずマイナンバーカードを使用しています。
政府は来年令和6年の秋には、現保険証を廃止するといってますよね。
けど、このマイナンバーカードを持っていない患者さんは、マイナ保険証として医療機関では確認できないわけ。
そこで、資格確認書というものが登場。
んん?(。´・ω・)? どういうこと?
マイナンバーカードじゃなくても良いってこと?
マイナ保険証と資格確認書の違いって何?
ということで、今回はマイナ保険証と資格確認書の違いについてみていきましょう。
ついでに医療事務として、現場の様子や私の考えも・・いつものように好き勝手に書いていきます。
マイナ保険証と資格確認書の違いとは?
実際の現場では、このマイナ保険証でめちゃくちゃ便利になったぁ~という実感はまだありません。
まぁ、マイナンバーカードを持っていても使っていない患者さんも・・。
カードリーダーを設置したばかりで、使い方すら初めてで戸惑う患者さんもおられます。
事務スタッフも、どのようにしてマイナ保険証を活用するのか日々勉強中です。
オンライン資格確認って?マイナ保険証って何?
現保険証の廃止まで約1年。
新しい言葉「マイナ保険証」とはなんでしょう?
マイナンバーカードが保険証なの?って思いますよね~。
カードリーダーを設置というのは、これ医療機関は随分前から政府よりいわれてました。
義務化となったのは本年の4月ですが・・。
なかなか進みませんでした(^▽^;)
これはオンラインで保険の資格確認をしようというもの。
っていうか、カードリーダーを設置しなくても接続できればオンラインで患者さんの保険情報は確認できると思います。(あー、これは私の想像・・(;^_^A まずはカードリーダー設置です!)
そのオンラインで保険情報を確認するにあたって、勝手に個人情報を見れないのでマイナンバーカードで本人確認をしているという私の解釈。
顔写真付きの身分証明書ですね。
なので、まずはカードリーダーを設置して患者さんの本人確認の元、繋いだ回線によって保険情報を見ているわけ。
マイナンバーカードが保険証ではないのですが、マイナ保険証といわれてます。
本当は何らかの身分証明書があれば、オンラインで保険情報の確認はできるはず。
その身分証明書を統一するのに、国民全員にあるマイナンバーが選ばれたのですよね~。
運転免許証やパスポート等は、うちの母なんかは持ってないですから・・。
けど何を隠そう・・、私も母もつい最近までマイナンバーカードは作っていませんでした(>_<)
マイナンバーカードは任意なので、そりゃ持ってない人もおられますよね。
資格確認書は保険証なの?
では、資格確認書とは何でしょうか?
保険証なのでしょうか?
マイナンバーカードをもっていない人へ配布とのことですが・・。
2024年秋には廃止の保険証ということなので、保険証ではないですよね。
だってねぇ~~、医療機関では本人確認さえできればオンラインで保険証の情報はゲットできるのですから・・。
少なくともカードリーダーを設置してあるところは。
オンラインで保険者(患者さんご本人が加入している保険)のデータが収めてあるサーバーと繋がっていれば、保険情報の確認はできます。
マイナ保険証っていわれているけど、ほんとはマイナンバーカードがなくてもチェックはできるんですよ~~。
カードリーダー上で患者さんが画面上の「同意」をタップしているのは、薬剤情報や特定健診等の情報を医師が見ることへの同意。
限度額適用認定証については、情報を提供しても良いかの確認のタップです。
保険情報を見ても良いですか?ではないんですよね・・。
だって、医療機関では加入している保険内容や割合負担をチェックしないと保険診療できないんですから・・。
同意も何も・・保険情報は見なくてはいけないんです!確認です。
ただその保険証を持つ本人かどうかのチェックがしたいわけ。
顔写真付きで信頼性のある形で。
それなのに、マイナンバーカードを持っていない人へこの資格確認書を配布ですって。
いまのところ、資格確認書には「氏名・生年月日・被保険者等記号番号・保険者情報」などが記載されてるということです。
(。´・ω・)?ンンン?
現在の保険証とあんまり変わらないような気もしますけど・・。
顔写真付きの身分証明書ではなく、今までの保険証と同じような・・。
でも、保険証は廃止なんですから保険証ではないのですよね。
保険証代わりに、またアナログで同じような情報が書いてある資格確認書。
医療機関はオンラインで調べられるんですが・・(;^ω^)
この資格確認書発行にも又コストをかけるわけですね。
まぁ、現在の保険証と変わりないものだと解釈して、今と同じような確認方法となるのでしょう。
現場の受付状況
うちの診療所についての話しとなりますが・・。
現在は、ほとんどの患者さんがまだいつもの今までの保険証を使用されています。
マイナンバーカードをカードリーダーへ入れられる患者さんは、ほぼ同じメンバー(笑)
財布の中にちらっとカードが見えたりもしますが、使わない人もおられます。
なので、パソコン上の患者登録画面では今まで通り、目で保険情報を確認してチェック済みのマーク。
あー、これ再診の患者さんのことね。
カードリーダーを使用された患者さんに対しては、患者登録画面でマイナンバーカード取込をして終了。
保険情報が変更になっていたら、新しいパターンとして登録されます。
保険情報のチェック欄は「マイナ保険証」となります。
新患でマイナンバーカードを使用してもらえたケースはまだ少ないのですが、手入力しなくて済むので簡単に・・。
仮に保険証もマイナンバーカードも忘れた場合、限度額認定証確認を同意にすると(限度額認定欄にチェックを入れるだけのメーカーの場合もあるとか・・)オンラインでの保険証確認はOK。
これをするかしないかは医療機関によると思いますけど・・。
この場合は、保険情報確認欄は「保険証」となってます。
今まで通りスタッフの目で確認したら、確認欄は空白(チェックは済んでます)。
で、約1年後には保険証がなくなりますが、確認方法は今まで通り現保険証の確認と同じになるのでしょうか。
資格確認書なんてなくても、身元がしっかりしてたらオンラインで確認できるのにね~~(;^_^A
資格確認書が身元確認書?
顔写真もないのに?
そんなわけないですよね(^▽^;)
オンラインで資格確認できるのに、資格確認書を発行しなくてはいけないなんて・・。
オンライン資格確認がスタートしても、まだちっとも楽にはなっていません。
まとめ
オンライン資格確認のシステムが医療機関で義務化されてから、だんだんとカードリーダーが目につくようになってきました。
マイナンバーカードを本人確認の証明書としてカードリーダーを使用してください。
世間ではそれをマイナ保険証というらしいです。
そもそも保険情報は保険者(あなた加入している保険、保険証にかかれてますよね)が入力してデータとしてあるものです。
そこへアクセスして確認してます。
保険証を持っている患者さんが本人なら、全然医療機関のオンラインで確認できるのですが・・。
一応、身元確認の意味合いで、マイナンバーカードを使って頂けると助かります。
マイナンバーカードを持っていない方、もしくは保険証として登録をしてない患者さんには来年秋に資格確認書というものを発行するとか。
さまざまな方法の保険情報確認をするよりも統一してもらった方がすんなりいく気もしたり・・。
なんとなく無駄なことをしているような気がする~と思う「くぅ」なのでした(;^ω^)