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薬局に薬がない。ジェネリック医薬品が不足しているから?

この記事は約 10 分で読めます。

薬局に薬がない

 

はぁ~、最近よく頭痛があって痛み止め飲んでばっかりなのですよね~(^^;)

って、医療事務のおばさん「くぅ」です。

 

もし、そんないつも飲んでる薬がないって言われたら、ちょっと戸惑いませんか。

 

慣れている薬で安心して服用してるし、そもそも薬局で薬が用意できないなんてあり得ないとも思っているし・・。

 

けど、現場ではまれに処方箋通りの薬が出ないこともあるのです。

 

薬局に薬がない!というこの意味。

 

まぁ、製薬メーカーの製造中止なんてこともあるのですが、先生が処方された薬が変更になる場合もあります。

 

今日は、

・処方薬と調剤薬局のやり取り
・先生が処方された薬が変更になるとき
・薬局に薬がないというのはどういうこと?

など、現在の状況も合わせて書いてみようと思います。

 

 

 

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薬局に薬がないってどういうこと?

 

うちのように院外処方で診療をしている場合は、処方箋を発行します。

処方箋はどこの薬局でも、薬は調剤薬局と名の付くところなら受け付けてもらえるのです。

 

「保険薬局」や「保険調剤」というところで、処方箋発行などと書かれているかもしれません。

 

ドラッグストアのように薬店のみでは、処方箋による薬はもらえないのです。

調剤薬局では、専属の薬剤師がいて調剤室で薬を用意してくれます。

 

医療事務は「○○薬局へ行ってください」というような誘導はできないので、気を付けましょう。

 

全国どこでも調剤薬局ならOK。

 

 

在庫なしで調剤は断れないよね~

 

では、この調剤薬局に薬がないとはどんな場合なのでしょうか。

 

薬局にはそれなりの在庫があるはずですよね~。

 

特に医療機関の近くにある薬局では、その病院の患者さんが来られることを前提によく処方される薬はわかっているはず。

 

もちろん、幅広くさまざまな薬剤が準備してあるでしょう。

 

けど昔と違って、後発品が多く処方されるようになって種類が多くなっています。

マイナーなメーカーの薬剤の処方箋が来ないとも限りません。

 

指定されたメーカーの薬で・・となると在庫がない場合もあるでしょう。

 

まぁ、私は調剤薬局の医療事務を経験したことがないので、偉そうなことはいえませんが・・。

 

想像すると、薬がないと言わざるを得ないときって、いろいろ工面してもダメだったときだとしか考えられません。

 

あー、私の勝手な考えですよ(^▽^;)

 

薬剤師さんはあの手この手で調整してくださっていると思うので、薬がないなんてことはそうあることではありません。

 

たとえば、今在庫がなくても、至急に取り寄せて配達してくれるとか。

近隣の薬局に問い合わせして調達してくれたりとか・・。

 

患者んさんとのやりとりで、時間がかかってもきっちり処方箋通りの薬を調剤してくださっているでしょう。

 

薬がないからと言って、調剤は断れませんからね~。

正当な理由がないとダメなのです。

 

薬剤師と患者さんとの話し合いになり、後日取り寄せて又来てもらうとか・・。

このへんは医療機関側ではわからないので、調剤薬局にお任せです。

 

 

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処方箋通りの薬剤名ではないとき

 

処方箋に書かれている薬剤名と違った薬が出てる場合というのは、これはジェネリック医薬品になっているときなど。

 

処方箋に「×」や「レ」点のチェックが入っていると、変更不可ということで薬剤名そのままの薬が出ます。

 

処方箋にチェックの入ってない変更しても良い薬なら、薬剤名は変わったりするのです。

いわゆる後発品などに変更可なわけ。

 

変更不可の薬がどうしても準備できないときは、薬局から連絡が入ります。

ジェネリック医薬品に変更しても良いですか?と言った感じです。

 

こんなちょっとしたやり取りが、まれにあったりもします。

 

 

ジェネリック医薬品に関しては、

ジェネリックやオーソライズドって何?医療事務は覚えるの?

こちらの記事でも書いています。

 

 

 

薬が品薄になっている状況

 

ところが、最近「薬局に薬がない!」といった状況がありました。

 

メジャーな薬剤だったのですが、薬がないと薬剤師から連絡が入ったのです。

ましてや、先発品も後発品(ジェネリック)もないと・・。

 

医薬品の卸しに連絡してもダメだとか・・。

 

そんなことってある??

突然の薬局からの電話で、なぜそんな急に?と私は不思議になりました。

 

先生は同じような薬に変更してくれましたが、患者さんにしてみれば飲みなれた薬なのにね~。

 

薬剤師からは、薬剤が全体的に品薄だとか・・Σ( ̄□ ̄|||)エッ

 

そういえば、ちょっと前に「エディロールカプセル」という薬が品薄になっていると連絡が入っていました。

これ、先発品ですよ。

 

もともと後発品がなくなって、代わりに先発を使用してもらっていたところ、先発品メーカーの製造も追いつかなくなったとか。

 

これに関しては在庫も確保でき、今ではことなく終わっていますが・・。

 

ひょっとしてジェネリック医薬品不足からきているのか??

医薬品卸会社からも入らないって・・。

 

例のジェネリック医薬品メーカー「小林化工」「日医工」などの業務停止命令に関係するのでしょうか。

 

エディロールのときも、ジェネリック医薬品の供給停止から先発品メーカーをも出荷調整をしていると聞いていました。

 

不正の発覚で、後発品の他のメーカーや先発品メーカーまでに出荷のしわ寄せが・・。

 

それと関係があるのか分かりませんが、薬がない!なんて今までなかったことです。

 

コロナ禍でリモート業務、製造ラインが動いてないのか・・なんてスタッフ間で冗談も言ってました(笑)

 

 

まとめ

 

何はともあれ、薬局に薬がないという事態には少々驚いているわけです。

薬がないって・・、一大事ですよね~。

 

卸しメーカーに聞いてみたところ、後発品メーカーでもかなり混乱しているようです。

 

小林化工・日医工の法令違反は、すごい影響を与えているみたい。

そこのメーカーの分を、急にフォローするのは大変。

 

製薬会社はある程度の現場の様子を予測しながら製造しているので、常に在庫があるわけでもないですもんね。

 

コロナ禍で、医薬品供給不足は世界的にも問題となっているようです。

 

製薬企業全体で品薄になっていると知りビックリしたので、記事にしておきました。

 

 

2021.10.06 追記

 

10月に入ってからも、ますます薬が足りなくなってきているようです。

調剤薬局は大変ですね。

 

先日、薬剤師さんがお知らせにやってきてくれました。

 

もう、胃薬の部類やら高血圧の治療薬であったり、かなり在庫が少なくなってきていると。

 

薬品卸し会社にもなく、もちろんメーカも製造できてないのでしょうね。

担当者の人も薬剤師も、もちろん今後は先生も患者さんも頭を抱えそうです。

 

近々、代替品の処方を考えなくてはならないでしょう。

 

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医療事務つれづれ日記
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~ハーティジム~ 医療事務のキホンを現役25年の私が伝授