ちょっと風邪ひいたかな~、歯が痛いなぁ~、腰痛がひどいな~なんて思われて、医療機関に行くことってありますよね。
そんな時、あなたは健康保険証というものを手にして病院へ行きませんか?
受付窓口で、必ず「保険証はありますか」と聞かれるはずです。
この保険証って、いったいどんな意味があるのでしょう。
・どんな種類があるの?
・自分はどこに加入しているの?
・どんなしくみになっているの?
なんて、普段はそんなふうに意識していることは少ないと思います。
ただ病院へ行く時に持っていかなくてはならないもの!って感じですよね。
ですが、この保険証については、医療事務員ならまず最初に覚えなくてはならないことなのです。
なぜなら、保険証はカルテを作成するにしても、診療報酬明細書(レセプト)を作って請求する収入(利益)を得る時にも、必要な情報だからです。
なんだか難しくなってきましたね~(^▽^;)
でも、安心してください!
この『医療保険制度の種類と特徴について』というカテゴリーでは、あなたが医療機関にかかる時に持っていく保険証について詳しく書いています。
医療保険制度とは?保険証とは何?
何種類あって、どんな特徴があってどのようなしくみなっているのかは、実務に携わるなら必要なことだから。
もちろん、医療事務として働かなくても、病院へ行ったときに保険証ってどんな意味があるのか分っているというのも、損はないですよ(^_^)
ちょっとややこしいのですが・・。
『医療保険制度』というのは『医療保障制度』というしくみの中にあります。
◎医療保障制度
①医療保険制度
・医療保険(社会保険や国民保険)
・後期高齢者医療
・公費負担医療
②医療補償制度
・労災
・自賠責 など
簡単に書くとこんな感じです。
医療保険制度の中の公費負担医療は、母子保健法や生活保護法などをはじめ、いろいろ細かく分かれています。
このあたりも別のページで詳しくまとめています。
ところで、あなたは「国民皆保険」って聞いたことありませんか。
日本の医療制度では、私達は皆なんらかの医療保険に加入することが義務付けされているのです。
「こくみんみなほけん」ではなく「こくみんかいほけん」と読みます。
間違えないようにしてくださいね(^^)
あなたが病院で診察をうけた時に支払う金額は、診療代の全部ではありません。
全額払っていたらけっこうな金額になって大変。
私達は、普段から誰もが加入している医療保険保険組合に、保険料を払っています。
みんなで支え合い、病気やけがに備えていこうという考えがもとですよ~。
病院にかかって、あなたが払っている診察代は一部。
あとの残りは、この保険料を受け取っている保険者から支払われています。
医療機関は、この保険者から残りの診察代をもらわなくてはなりません。
医療事務の仕事は、患者さんから診察代金をもらい、保険者へも請求することです。
私達が加入している保険者に対して、請求書を提出する業務。
これこそが医療事務の最大の仕事、診療報酬明細書(レセプト)作成です。
それには、最初の方でもいいましたが、医療保険制度を理解していること、保険証の種類や特徴を知っておかなければなりません。
保険証によって違う割合負担もわかっている必要があります。
保険証の種類によって、患者さんの負担額が違うからです。
医療保険制度を理解しておくことは、医療事務員にとっては必須のこと。
医療機関の収入にかかわる重要なことだからです。
私が医療事務資格の勉強を始めた時も、最初は保険証の見方からでした。
初めて勤務先でした作業は、カルテを医療保険の種類ごとに分けることでした。
あなたも一度、ご自身の保険証を見てみて下さい。
病院の窓口で、何割の診療費を払っているのでしょうか。
どんな種類の保険証ですか。
保険証を見たぐらいでは、なんのことだかわかりませんよね(^▽^;)
下記の記事一覧では、医療保険制度のそんな内容もわかりやすくまとめています。
医療保険と聞くと、よく民間の医療保険とごちゃごちゃになったりしていませんか。
新入社員の頃に、保険のおばちゃん(アッ!おねえさんかも・・)から勧誘されたりするやつです。
入院した時や死亡した時、今では退院したあとの通院の時にもいくらか手にはいるような保険。
この民間の医療保険も月々保険料を払い、もしもの時に備えますよね。
これは保険会社や年齢によって掛け金が違います。
医療保険制度というのは、ふつう「国民皆保険」。
国民が加入することを義務付けされている医療保険のことだと思って下さい。
全国どこの医療機関にかかっても使える保険証。
診療費の全額を支払うことなく、一部の代金だけでOKです。
・社会保険や国民保険の違い
・負担割合の違い
・保険者と被保険者の違い
・自由診療と保険診療の違い
こんな疑問にもお答えしていきます。
医療事務員には、一般事務とはちがって医療保障制度に関する知識が必要となるでしょう。
医療保険制度のしくみを理解して、請求業務のあたるわけです。
医療事務は医療機関の収入・経営に携わる重要な仕事。
必要不可欠な医療費のしくみが、下記の記事一覧より「理解できた!」と思ってもらえるとうれしいです(*^^*)
あなたの知りたい内容をさがしてみて下さい。